～涙のスプリンター～ について思うこと

～涙のスプリンター～ について思うこと

あのさあ、ドラマがなんか未来展望がないんだよ。
「死」で全てを集約して、それを「感動」につなげるドラマの手法はやめてくれよ。

“障害者”や“病気”を抱えている人間は「死」というものに、現実に、密接に関わって暮らしているんだよ。だけれども、こういう展開のドラマの“乱立”は、

「障害者や不治の病」に侵されている人間に対して、「死」が最終の結末であるような、また、それが当然のような、間違った意味合いを、ドラマの視聴者に与える。

涙を誘えば、全てが「美しい思いで」になる、という感覚を植え付け過ぎなのである。
実際は、そんな生易しいものではない。多くの人間が「生きること」に精一杯に、なんとかして暮らして居るのである。

「死」は避けられない現実だけれど、それを「主題」にして欲しくない。