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日日是好日(?)日記

つれづれなるままにサッカー、フィギュアスケート、ときどき映画など。

ベテラン選手の引退、あるいは若手の台頭ということ

2008-10-04 01:19:13 | 日々是蹴球
清原氏引退してもカズは辞めない(日刊スポーツ) - goo ニュース

先ほどのエントリでちょっとだけ世代交代ということについて触れたのだけど、そこからの関連で、最近のニュースから少し拾ってみました。

私にとっては、清原、と言えば桑田が浮かぶのだけれど、彼らがPL学園の生徒として高校野球に出た時代、そしてドラフトによって桑田は巨人、清原は西武に入団することとなって…という経緯を幼い目でぼんやり見てきた世代としては、やっぱり今回の清原の引退が、一つの時代の終焉を告げているような気がどうしてもしてしまうのです。どんな時代なのか、と言われてもうまく言葉にはできないのだけれど。

そして、カズ。

思えば98年のW杯、この人がメンバーから外された時、当時20代に突入したばかりの私は、カズなんか外れて当然だと思っていました。カズみたいな年寄りに何ができるのか、と思っていたのです。

ところがところが。10年ののち、40歳をすぎてもなお、現役でプレーし続ける彼を、私は尊敬し、応援しています。

それは何より自分がそれだけ年をとったということに過ぎないのだけれど、やっぱり、30代に入って、年々体力や気力が失われていくことをリアルに感じるようになったことで、それを維持するのにどれほどの努力が必要なのかということを身にしみて理解できるようになったことが大きいのだろうと思います。

だから、カズには、死ぬまでピッチに立っていてもらいたい。
もちろん、そんなことは無理なのかもしれませんが、でも少しでも長く、現役選手としてプレーする彼を見ていたいと思っています。同じ意味で、ゴン中山も。

そんなベテラン選手の活躍をいつまでも見ていたいと思う一方、新たに若手の選手が鮮烈に登場してくれば心が躍り出すのもまた事実です。

最近、最も鮮烈に現れたのは何といってもテニスの錦織圭選手ですね。

今やってるAIGオープンでは惜しくも3回戦で敗退しましたが、この人が面白いと思うのは、負けっぷりも清々しいこと。

試合そのものは見ていないのですが、先日の全米でも確か結構いいところまで行ってあっさり負けたようですし、今回も3回戦の相手に完敗だったそうですが、なんだか、負けたのに印象が無茶苦茶すがすがしい(笑)。

なんでだろうとちょっと考えてみたのですが、まずは本人のキャラクターが今の時点ではそれほどマスコミに悪い形で取り上げられていないということと、男子テニスに対する期待値の低さがあげられるのかな、と思います。

サッカー五輪代表と比べてみるとわかりやすいと思うのですが、「マイアミの奇跡」を起こしたアトランタ五輪以来、日本男子のサッカー五輪代表は、とにかく決勝トーナメントまでは進出していたので、当然、今回もみなそこまでは行くものだと期待していたわけです。ところが、ふたを開けたら予選リーグ敗退で、しかも全敗…というので日本全国総ガッカリでこっぴどく批判を浴びたわけなのですが、日本の男子テニスについては、松岡修三以来、みんな大して期待もしていなかったところへ錦織が彗星のごとく現れ、しかもまだ18歳というので、当然勝てば大騒ぎですし、負けたところで「若いのだし、まだまだ次がある。将来が楽しみ」ということでポジティヴなとらえ方をされる、ということなのかなと思います。

もちろん、日本男子の状況は状況として、デビューするなり国際大会で優勝してしまう錦織というのは本当にすごい選手なのだと思いますが。今年はだめだったけど、来年以降がほんとに楽しみですね。

しかし、錦織が出てきたことで、あらためて松岡修三のすごさを思い知らされることになったなあ、というのが率直な感想です。

松岡修三の現役時代にはまだ小学生くらいだった私としては、その凄さをほとんど認識することなく現在の彼を見ているわけですが、随所に育ちの良さは感じられるものの、今の彼はどうにもコメンテーターとしては能天気すぎて、フィギュアスケートの中継のゲストなんかに呼ばれていると、「いいからアンタは黙って見てろ!!」などとイライラさせられることが多いので(笑)、今回、彼の現役時代の成績が錦織の成績の判断基準になっているのを見ると、確かに、テニス選手として本当に素晴らしい選手だったのだなあと思わずにはいられません。

いやいやもちろん、ネガティヴなことを言わない点においては彼は素晴らしいコメンテーターですし、その人柄の良さはTVの画面からにじみ出ています。まったくもって、「若旦那」というのはこういう人なのだろう、ということを体現している人ではありますね、ほんとに。ということで精一杯誉めて終わりにします。やれやれ。





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Unknown (みゆぱぱ)
2008-10-04 04:06:24
松岡修三はすごいですよね!
錦織も修三チャレンジの生徒でしたし、テニスに対する厳しい姿勢、ストイックな姿は本当に素晴らしいと思います!
その1方でからくりTVなどで見せる。おもしろくテニスを教えたりして、テニス人口を増やし、裾野を広げる姿は尊敬してます。
サッカー界にも世界を知る指導者が早く増えてくれないですかね・・。
Jリーグ100年構想・・。
Jリーグ100周年自分は115歳です・・。
中田英が会長になって革命を起こしてくれないかなぁ~。
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中田英は (tomonyam)
2008-10-05 20:58:23
そうですね~。中田は、本人はサッカーだけの人になりたくない!!っていうのがあったみたいですけど、結局、サッカーに帰ってきた方が、本人にも、周りにもいいんじゃないかと思いますよね。

私は後進の指導の面でも、俊輔に期待しています。宮本君もいい指導者になれそうですね。

松岡修三、そんなにすごかったのですね。それをおくびにも出さない(?)のが彼の人徳?なのでしょうね。

それにしても、フジTVのフィギュア女子の中継に毎回呼ばれるのはどういうわけなのか…
彼がとても良い人なのはよくわかるのですが、時々、真央ちゃん真央ちゃんうるさいわ、と思うことがあります(^_^;)
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Unknown (みゆぱぱ)
2008-10-06 11:18:04
松岡修三は確かにうるさいですよね!
クルム伊達も応援がうるさいって言ってました。

でもめちゃイケでもそうだったのですが、テニスの楽しさと厳しさなどがすべて伝わってきて、僕はすごく好きです!
自分の子供にサッカーを教えるのにお手本にしちゃってます。
城崎 仁が、会話で人に興味をもたせるのには、変なことを言って、何それと思わせるというテクニックの究極形だとおもいます・・。

ホストとテニスじゃ違うかも知れませんけど・・。
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修造でした<(_ _)> (tomonyam)
2008-10-10 00:33:32
すみません、正しくは松岡修「造」でしたね…
今さらですが、訂正です<(_ _)>

それはそうと、先週のめちゃイケは面白かったそうですね!私は人にものを教えるのが全然ダメですし、子供に教えるのは特に大変だと思うので、そういうことができるのはやっぱりすごいですね。

よくサッカー選手も子供のサッカー教室をやっていますが、見ていると選手本人も楽しそうで、いいなあと思います。
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不思議な人なんです (neko)
2008-10-11 01:21:59
18年前、偶然見学に行ったコートでCM撮影のため来た修造さん。
長~い通路を歩いてきたのだけれども、その間通り過ぎる人一人一人に「おはようございます!」と律儀に挨拶をし、まるで試合でもあるかのような気合の入った表情で打ち合わせをしていました。
それ以来、TVを通してみても、何年経っても変わらない印象。
不器用で正直で全力投球で、およそテニス選手には向かない素質だけども、素直でひたむきで人の心を動かす力のある人です。
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そうなんですか~(^^) (tomonyam)
2008-10-13 20:52:17
nekoさん、コメントありがとうございます

なるほど、まさに純粋で熱血で…という方なんですね<松岡修造

今回のエントリと皆さんのコメントから、テニス選手としても、TVの出演者(タレントとはちょっと違う気がするのでこの表現にさせていただきます)としても、いろんな意味で改めて彼のすごさや人柄の良さを再認識しました

もうすぐフィギュアもGPシリーズが始まりますので、また彼も出番が来ると思いますが、今回からは熱血ぶりにイライラしなくなるかもしれません
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