新・まちづくらーの地域づくり日記

日々取り組んでいるまちづくりやむらづくりの様子をご紹介していきます。

先週末は雪の豊岡へ

2013年02月03日 11時36分09秒 | NPO活動
先週末は、前回ご紹介の通り、金曜が上郡町、土曜が豊岡市日高町、そして日曜日が佐用町と、WS(ワークショップ)3連チャンでした。

土曜の豊岡は、昼過ぎから雪がひどくなり、瞬く間に10cm、20cmと積もる始末で、帰る頃(夜の10時頃)には道路はキンキン、ツルツルの状態。

そんな中、羽尻区むらづくり委員会委員及び区の役員のみなさんにお集まりいただき、むらの構造改革案について、ご説明ご提案させていただきました。
題して、むらの“構造改革”に向けた提言(案)-(仮称)『羽尻区むらづくりビジョン2030』

これまで、むらづくり委員会のご協力を得て検討してきた、5年、10年、20年先を見据えた持続可能な農村集落のあり方、集落自治システムの新しいあり方について、私の方で“アドバイザーからの提言”としてとりまとめ、その内容を説明してきました。
概ねご了承いただいたので、これから提言書という形で作成し、2月9日(今週末)の羽尻区総会において、住民のみなさんに披露させていただき、区長に“答申”させていただく予定です。

何十年と続いてきた集落形態(ここは3隣保・小で1集落・自治会を形成)、自治システム、自治組織、日役・村役を変えていくのは至難の業ですが、若い人がわんさかと居た時代とは違いますから、今の時代、これからの時代にあった姿に変容していくのは、あってしかるべき。と言うか、無いとたち行かなくなってしまいますね。

やりやすいところから、チョットずつ、でも確実に一歩を踏み出す。
まずは、祭りや清掃活動等の行事・日役を小単位から集落としての活動に。
盆踊り(夏祭り)は、今年から集落の真ん中にある活性化センターで一同に会して行っていただきます。
まぁ、まずは楽しく、しかも割と簡単に取り組めるところから・・・
そして、住民のみなさんの意識や拠り所を、小の中心ではなく、羽尻“区”の中心へ。
次は、組織・村役を再編し、最終的には施設(各集会所等)の統廃合へ。

人が少なくなっても、ちゃんとしたコミュニティとして存続していく・・・これまでの歴史や文化、風土を大切にしながら・・・
人も生きていますが、ムラ・集落も生きているのですね。
いつまでも同じことでは、生き残れませんし、取り残されるだけですね。
この問題は、どこの中山間地域・集落でも抱えていますが、なかなか一歩が踏み出せない。
その意味では、ここでの取り組みが、これからの農山村集落の一つのモデルとなってくれることを願っています。

今日は朝、梅田に来ていて、これから京都に向かう予定です。

今週は、週末の提言書の作成の他、レポートも3本書いていかないといけませんので、たいへんな1週間となりそうです。

寒くなったり暖かくなったり、インフルエンザもいよいよ流行のようですが、みなさんお体ご自愛ください。
ではまた、次のご報告をお楽しみに!!