新・まちづくらーの地域づくり日記

日々取り組んでいるまちづくりやむらづくりの様子をご紹介していきます。

昨日は地域再生研究センターのH25総会

2013年06月30日 10時28分04秒 | NPO活動
今日は朝から西宮の方にやってきています。

さて、昨日は我がNPO法人地域再生研究センターの平成25年度通常総会がありました。

ここ数年は、規模を縮小した総会にしているのですが、今年は20名弱の理事、会員の皆様にご出席いただきました。
お久しぶり出席の方としては、岡山の金谷啓紀さん(当センター副理事長)、滋賀の小林圭介先生(当センター理事)、中井都市研究室(コー・プラン)の中井さんでした。

ロの字の席の正面に、門上保雄理事長と中瀬勲副理事長(人と自然の博物館館長)が並ぶと結構迫力があります・・・


また飛び入りで、まちづくりやむらづくりに関心のある某建設コンサルタント会社の若手の方も来られるなど、例年通りいろいろな情報交換もできたと思います。

さて、今年は中瀬副理事長が兵庫県大をご退官され、ひとはくの館長にご就任されたということで、総会後の懇親会はかなり奮発!三宮のとけいやさんですき焼きパーティーでした。

私も久々に寄せていただいたとけいやさん。いつもはしゃぶしゃぶなのですが、今回は初めてすき焼きを食べました。
美味しかったです・・・ハイ!!
たまにはこのような格式ある懇親会も良いなぁと思ったところです。

そして、懇親会の席上、中瀬先生のお祝いの目録贈呈式を行いました。

中瀬先生のつぶやきで、「3面真空のクーラーボックス・・・」というのをお聞きしていましたので、ご期待に応えてプレゼントさせていただきました。中瀬先生は大の海釣り好きなので、使っていただければ幸いです。
さすがに現物を、ここで渡すのも何なので、目録をお渡しし、品物はご自宅に帰った頃には宅急便で到着・・・という手はずに。(ちゃんと届いていたのでしょうか・・・)
そんなに予算がありませんので、デッカイものとはいきませんでしたが、まぁささやかな贈り物としてお受け取りください!

ということで、みんな結構、飲み食いした懇親会と総会のご報告でした。
(どっちがメインなのか・・・)

会員の皆様、今年度もご支援ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

ではでは。

ほたる祭り第2弾~豊岡市出石町奥山

2013年06月27日 16時17分57秒 | NPO活動
今日は、これから豊岡市但東町の小坂集落での会議です。その途上、福知山まで来ています。
小坂では、この秋に地域外の方々を集めた何か新しい企画を考えようとしているのですが、具体的な内容を考える前に、ちょっとだけポイントとなることや注意事項についてお話しようと思っています。
ということで、今日はワークショップと言うよりは、プチ講義的な会議になろうかと思っています。

さて今日のご報告は、先週末に開催された豊岡・出石・奥山でのほたる祭りです。
先週末の22日(土)に第32回奥山渓谷ほたる祭りが開催されました。

前日までは雨だったのですが、当日は天気も持ち直し、暑くもなく寒くもなく、ほどよい感じでした。

祭りは、昼間に奥山公民館を中心に子ども向け企画が行われ、夜にホタル鑑賞会という流れ。

ホンモロコつかみに、童話「おさよつばき」の紙芝居、金山坑道内の探検等々、盛りだくさんの企画で、福住小学校区の大勢の子どもたちが奥山にやってきていました。

それと、私はよく知らないのですが、ゆるキャラの“あいちゃん”??

も登場していました。(ごめんなさい、ほんとうに、どこの何のゆるキャラか知りません・・・豊岡と言えば“玄さん”なのですが・・・)
ちなみに、その前の週の上郡・岩木のほたる祭りでは、上郡のゆるキャラ“円心くん”

が登場していました。(このかぶり物ってやつは、ほんとうにスタッフさんたいへんです・・・余談)

夕暮れになって奥山集落の上流部にある四阿(あずまや)を会場に、ほたる祭りのホンちゃんです。奥山観光ほたるの郷の徳網代表の肝いり企画。長年続けてこられているのには感服します。

そして、毎年恒例のイノシシの串カツは今年も大盛況。終わり頃には、また食材切れで鹿肉の串カツに・・・でもやっぱり味はイノシシです!旨い!!
そして、イノシシの唐揚げも。

これまた串カツとは違って良い良い!
秋から冬にかけての猪汁も良いですが、これもGood!
いつでも食べられるようなところまで地域の取り組みを持って行けたら良いのですが・・・

さてさて、ここでお詫び・・・

会場にお見えになった方は、奥にステージが設置されていたのをご覧になったはず。
実はこれ、今、奥山のウェブサイトの制作を手伝ってもらっているSHIROWさんに、ちょっとした夕暮れライブを行ってもらう予定で、地元の方々が急遽組み上げてくれたもの。
SHIROWさんは、須磨海浜水族園のアクアバーでの生演奏や2000人ギターでご協力いただいている方です。
にも関わらず、SHIROWさんご本人が体調を崩されドタキャン・・・
みなさま本当に申し訳ございませんでした。この場を借りて、改めてお詫び申し上げます。

肝心のホタルはと言うと、今年はちょっと出るのが早かったせいか、いつもよりは少なく、乱舞とまではいきませんでしたが、それでもよく飛んでいました。(スミマセン、例のごとく真っ暗な中でキレイな写真が撮れませんでした。)

ということで奥山のほたる祭りのご報告でした。
それと、これからの奥山での取り組みの予告

詳細は、近々立ち上げるウェブサイトでご紹介します。
次は、また秋の紅葉シーズンですね・・・それまでは拠点施設の整備に邁進します!!
あっ、そうそう、炭焼き釜づくりもあります。

ということで。
ではでは。

上郡・岩木の夕べの集い

2013年06月17日 12時16分24秒 | NPO活動
今日は、佐用町へ参っております。

さてさて、一昨日(土曜日)は兵庫県上郡町の岩木地区で「夕べの集い」と「ホタル鑑賞会(ウォーク)」がありました。我が家は家族全員で参っていました。

兵庫県の“むらの将来検討支援事業”という事業で企画した取り組みで、実は岩木地区全体として、このホタルの時期に一堂に会するのは初めての試みだったのですね。
岩木は、以前にもご紹介したと思いますが、高齢化と人口減少の進む農村集落3集落(自治会)と、比較的若い世代の多い住宅地2自治会の5つの自治会・集落で一つの地区を構成しており、この5つの自治会が集まる試みだったのです。

私が大阪を出るときは雨がどしゃ降りだったので、どうなるかと思いましたが、現地に着くと、もう雨は小降りで、始まる頃にはあがっていました。
天気も今ひとつだったので、どの程度集まってくれるか心配していましたが、開けてビックリ、200人近くの方々が集まってくださいました。
しかも、子どもが来るわ来るわ・・・
こんなにも人がいるんだなぁ・・・子どももまだまだ多いなぁ・・・と感じたところです。

さて、今回の企画は、食事(酒も)を楽しみながら集まる機会にしましょうよ!ということで、当初の企画ではそんなに大層な食事までは用意しない予定だったのですが、来たらカレーはあるは、ホルモンうどんはあるは・・・
やはりご婦人方が大活躍で、スゴイ準備がなされていました。
春の観梅会も、圭介まつりもそうなのですが、この岩木地区は、ご婦人方のパワーがものスゴイ!!
地区の底力を改めて感じました。
準備をされたお母さん、そして、子どもを連れて来てくださったお母さん、女性のみなさん、ほんとうにありがとう!! 感謝申し上げます。

加えて、岩木のことをもっと知ろう!ということで行われたご当地クイズ(10問出題)も大盛況。
我が家の僕ちゃん、お嬢ちゃんも満点で、厚かましくも景品をもらっていました・・・

ご高齢の方も、子どもたちも、楽しんでくれていたようです。
当分、岩木は大丈夫そうですね・・・

そして、暗くなってからはホタルの鑑賞会ということで、西播磨ではお馴染みの横山先生が来られて、ホタルの解説をしてくださいました。

解説の後は、岩木川沿いを歩いてホタル鑑賞。
大勢の方が歩かれたので、騒がしいせいもあったかもしれませんが、乱舞とまではいきませんでした。でも、相当な数のホタルが飛んでいました。
川沿いはゲンジで、ちょっと陸側の竹藪にはヒメボタルということで、久々にホタルを楽しみました。

ほらほら、光が・・・って、これは横山先生から子どもたちにプレゼントされた“ケミホタル”(夜釣りなんかで使う発行体)の光です。
残念ながら、私のデジカメではホタルなんかキレイに写せません・・・(画像が真っ暗)

ということで、地区の方々は大満足の1日だったのです。

来週末は、豊岡・出石・奥山のほたる祭りですね。
また、ご紹介します。
ではでは。

豊岡市出石町 奥山集落の「ほたる祭り」2013のご案内

2013年06月10日 10時55分49秒 | NPO活動
私がアドバイザーとして関わっている豊岡・出石の奥山集落では、毎年6月に「ほたる祭り」を開催しています。

平成25年(2013年)の今年は、6月22日(土)に開催されます。


案内ポスターがちょっと見えにくいですね・・・
地域再生研究センター公式サイトに、pdfを掲載していますので、そちらを見ていただいた方が見えるかな。

今年は、金山跡を探検する時間も用意されているようです。(14:00頃に奥山集落を出発とのこと。)

猪肉の串カツや唐揚げなども出店されます。

お時間ございましたら、ぜひお越しください。

今日は、取り急ぎ情報提供まで。

ではでは。

“住む場所の選択”について-片田先生のご講演in西宮

2013年06月06日 10時16分09秒 | 技術論など
今日は、ひさびさのお仕事の話で生まれ故郷(と言っても今住んでいる池田の隣ですが・・・)の箕面に来ています。

さて先日、群馬大学の片田先生の講演が西宮であるというので行ってきました。
先生のお話を初めて拝聴してきました。

片田先生と言うと、3.11東日本大震災の「釜石の軌跡」の立役者として、いろいろなメディアで採り上げられ、今やたいへんお忙しく全国各地を回っておられるようですが、私は、それ以前からちょくちょく新聞等で掲載されていた論考等を見て、たいへん興味を持っておりました。

今回のご講演は、西宮の消費生活センターが主催ということで、「消費者教育とかけて、防災教育ととく、その心は・・・」なるお題でした。
もちろん「釜石の奇跡」の詳しい話もお聞きできたのですが、私自身は正直、それにはあまり興味がなく、「住む場所の選択」というお考えと、「正常化の偏見」について聞きたいと思っていたのです。

ちゃんとこれらのお話も聞けました。
以前の新聞記事(毎日新聞、2012.5.16夕刊)では、人が住む場所を選択する際の考えについて、結構強い口調で述べられていました。

全く私も同感、共感するところなのです。

私のように、強烈な農山村地域を対象に、いろいろな取り組みをしていると、ほんとうに「なぜ、こんなところに住んでいるの??」と思うこともしばしば。
その“住む場所の選択”に肯定も否定もしませんが、果てさて、「これから先も、ほんとうにこの場所が集落=人が住む場所であり続ける必要があるのか・・・」と考えさせられます。

ご講演の中では、新聞で記載されていたような強い口調ではなく、「住むからには、その“作法”がある・・・住むからには、その環境、災害へのリスク等も全て受け入れて生活必要がある・・・」といった、やんわりとした口調でお話されていました。
さすが、上手いですね!!

私が関わっている農山村集落でも、幾つか集落移転、廃村を経験しているところがあります。
時代や、その人自身が置かれている環境、立場、ライフスタイル等が変わり、“住む場所の選択”の判断基準が変われば、住む場所を変えればよい・・・
我が国の国民は、これまでは意外と、そんなある意味当たり前の発想が欠けていた・・・そう思うのです。
いろいろな条件、境遇があるので、全員が全員、そんな指向で動けることは無いのは重々承知していますが、それにしても拘り、執着が強すぎると思うことが多いのです。
まぁ、最近は“都心回帰”等々の見られるように、移り住む、住居を変えるという行動が見られてきていますが・・・
先生がおっしゃっていた“住む場所の作法”・・・とても良い響きですね・・・
住むという選択をしたのはご自身なのですから、環境が変わって、それに対してまちづくりやむらづくりの中で、あまりギャーギャー強く言うのは如何なものかと。
今の環境を受け入れ、上手く付き合い、上手く生活する・・・時代や環境が変われば作法も変わります。
そこを考えながら、まちづくりやむらづくりに取り組みたいものです。

あと「正常化の偏見」。所謂「正常性バイアス」というものですね。
これは、昔々に先生が、新聞紙面で「ヒヤリハット」を絡めて述べておられていたと記憶しています。技術士総合技術監理部門の試験の際にも参考にさせていただいたのでした。
これについては、また別の機会に。

ということで、ひさびさに話術に長け、インパクトのある講演を聞いたお話でした。

ではでは。