新・まちづくらーの地域づくり日記

日々取り組んでいるまちづくりやむらづくりの様子をご紹介していきます。

今日はようやく休息日・・・

2012年09月22日 09時56分56秒 | 日記
先週までの終末連戦(と言っても仕事です・・・)は終了し、今日だけはいちおう休息日。“いちおう”と書いたのは、夕方に少し打ち合わせのため建築家さんと会うことになっているからです・・・
さてさて、先週末3連休のご報告

まず15日の土曜日は兵庫県公館で開催された兵庫県立人と自然の博物館の20周年記念フォーラムにパネリストとして参加。
20周年を契機に、人博(ひとはく)が移動博物館車を導入するということで、中山間地域、農山漁村に赴いてむらづくりやらグリーンツーリズム等々をお手伝いしている立場から、その移動博物館車の中山間地域における役割、期待するところについて、いろいろご提案させていただきました。
横には関西広域連合の中塚事務局長、そして兵庫県社会教育課の石橋課長がお座りになり、アクアマリンふくしまの古川さん、作用マリア幼稚園の戸田先生を交えてのパネルディスカッションでした。もちろんコーディネーターは、我がNPO法人地域再生研究センターの中瀬副理事長(人博副館長)という多彩な顔ぶれで、結構個人的には楽しむことができました。パネリストのみなさん、人博のみなさん、ありがとうございました。

そして翌16日日曜日は、朝から豊岡市内トリプルヘッダーでした。
まず、小規模集落元気作戦でいろいろお手伝いしていた但東町薬王寺集落の田んぼオーナーの稲刈りです。
この日は家族連れて参りました。
毎年、薬王寺の稲刈りは、参加者が適当に満足する分だけ手刈りして、あとは機械で刈るようにしています。稲刈りイベントというと、何か手刈り一本というイメージがありがちですが、私は少し違っていて、ほんとうの“リアル”な農作業を体感することがとても重要だと感じています。つまり、今時の農家さん、みんな手刈りなんてしません。みんな機械でバァーッとやっちゃいます。その意味では、機械がどのように稲を刈り取ってしまうのかも、ちゃんと目にしておくことが大事だと思っています。これぞ“ホンモノ”志向ではないでしょうか??
ちなみに、我が家の長男、刈り取った後の田んぼで、あらわになった無数のトノサマガエルを追いかけ、手に持ちきれないほど鷲掴みにしております。(もちろん、その後カエルたちは、まさに野に“カエッて”いきましたよ)
そうそう、ここでご報告。薬王寺の有志がむらづくりのために立ち上げた(株)江笠ビレッジが管理する空き家の借り手が見つかりました!
この空き家、以前、我々地域再生研究センターが集落サポーターを常駐させていたときに事務所として賃貸していたのですが、その後、なかなか十分な活用ができず、豊岡市の空き家バンクに賃貸物件として登録していました。そんな中、つい先日、借り手の方と賃貸借契約を結ばれたそうです。
なんと、この田んぼオーナーに昨年から参加されている芦屋市からお越しの方です!!
都市農村交流の一環として始めた田んぼオーナー制度の参加者から、いよいよ二地域居住者が生まれたということですね。1年契約(毎年更新)で、終末滞在だけだということですが、それでも良し良し!種々のイベント的事業と通じてファンが増え、地域に根付いていくというのは、ほんとうに絵に描いていた通りの展開ですね。良かった良かった。(アドバイザーである私自身がビックリしました!!)

稲刈りの後は、出石町で奥山集落のプロジェクトの打ち合わせ。
そして、夜は日高町羽尻集落で秋の紅葉まつりの企画会議でした。
【速報!】今年も秋の紅葉まつりに合わせて『阿瀬渓谷フォトコンテストASE48』を実施します。昨年始まり、今年が2回目です。
このような取り組みは継続が大事です!自分たちの地域の変化を感じ取る上でも。また詳細は後日、お伝えします。(この間、家族は湯の原温泉オートキャンプ場の温泉でゆっくり・・・お父さんはお仕事・・・トホホ)
大阪に帰ってきたのは23:00を回っていました。

そしてそして17日は相生市矢野地区でふるさと自立計画のワークショップでした。
今回は3回目ということで、地区の中心部の矢野町公民館から外に飛び出し、中野集落の「ふるさと交流館」を会場に開催。地域の将来像、将来イメージを導き出しました。お得意のWishPoemというツールを用い、参加者は相当賑やかに、各自が持つ将来の絵姿を言葉にしたため、将来像としてまとめてくれました。
次回は、榊という集落の西教寺を会場に開催します。地域に残る類い希な資産を舞台に、このような地域地区の将来を考える会議ができるというのは、ほんとうに良いことですね。話し合いが盛り上がってきている現れかな。

週明けから、また“一山”登らないといけない状況になってきています。
また徒然なるままにご報告したいと思います。

現在、岡山-計画行政学会全国大会(岡大)

2012年09月07日 21時22分02秒 | 日記
今日、明日は計画行政学会の全国大会で岡山です。
私は明日の午後、研究発表させていただきます。

いろんな先生方が、全国からお集まりです。
今日は午前中、研究発表の前半戦があり、興味深い研究内容を拝聴させていただきました。
午後は、基調講演とパネルディスカッション等々がありました。
今年は岡大が会場ということで、地域再生研究センター理事の阿部宏史先生(岡大副学長)が大会組織委員長をされています。

冒頭、大西隆会長(東大大学院教授)が挨拶されました。

夜は懇親会で、この春に東大に戻られた瀬田史彦先生と久しぶりにお会いし、お話させていただきました。先生とは大阪市大におられるときに、都市計画学会の低炭素まちづくり研究会でご一緒させていただき、お世話になっていました。今度はぜひお仕事でご一緒させてください!!
それと、ぜひ一度、お話したいと思っていた宮城大学の風見正三先生ともお話する機会を得られました。風見先生、ありがとうございました!!

さてさて、今年の全国大会のテーマは「ソーシャルイノベーションと地域再生」ということで、まさにわれわれNPO法人地域再生研究センターとピッタリ?!
明日の発表は「中山間地域における地域再生に向けた新しいコミュニティ形成方策に関する考察」という内容で、人口減少が著しい中山間地域、農山村地域における今後のコミュニティのあり方、新しいコミュニティを基軸とした地域再生方策について、事例を交えてご報告、ご提案させていただく予定です。
詳細は後日、地域再生研究センターホームページで公開させていただこうと思っています。

ということで、明日は夕方までビッチリ新たな知見を得るべく、様々な研究報告を拝聴させていただきます。
また、ご報告させていただきます。ではでは。