ある『物語』の断片

『物語たち』は語り始める。

後悔

2007-09-30 00:12:21 | ある『物語』の断片
傷付くことを恐れて、
とっさに思い付いた嘘。

やがて、それにも慣れて、
嘘が嘘でなくなり、
いつしか、自分自身も本当の出来事と見分けがつかなくなるほど
それは日常に溶けこんでいた。

そうだったはずだけど、
何気無い一言で
気付いてしまった。

積み上げてきたものが
壊れた。

そして、取り返しのつかない
その選択を悔いて

いつしか、僕はそこから一歩も動けなくなってしまった。

コメントを投稿