ある『物語』の断片

『物語たち』は語り始める。

封印

2007-12-01 12:52:49 | ある『物語』の断片
我々の手には負えない問題

根本から
解決することのできない問題

事態を凍結して
それを忘れてしまうしか
道は無かった

だから、
男は
細心の注意を払って
この箱の蓋を閉ざすことにした

いつか
誰かが
解決できるようになる日まで

蓋は開けられない
はずだった

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