1年前の今頃は、仕事と会社に少しずつ慣れてきたころ。
経理の経験がないのに経理課に就職して、右も左もわからずにアップアップしながら
がむしゃらに働いた1年目。
虫垂炎(盲腸)になって、入院中にたまった仕事を必死で片付けようと無理して
パニックアタック
を引き起こして救急車で運ばれた去年の夏。
その後くらいから、自分のペースがつかめてきて、毎日少しずつ快適になって仕事が楽しくなってきました。
そして2年目の今年は、自分の仕事に対する自信と、1年目で培われた知識と経験のおかげで、毎日の仕事に刺激がなくなって退屈とさえ思ったここ数ヶ月・・・
(新たなチャレンジが必要なのかも・・・
)
って、あの大変だった1年目の日々をすっかり忘れて、新たな挑戦を夢見たりしてたんですよ。
でもね・・・そういうのは、
安定した仕事が自分の手の中にあるから言えたのですね
昨日。
朝からみんな通常通りに忙しく仕事してたら、経理課全員が会議室に呼び出されました。
バンクーバー・オフィスの社長と、人事課の部長、そしてトロントオフィスから上層部の人まで飛行機で飛んできたみたく、全員揃ってます。
このメンツだと、確実にいいニュースなわけがなく、もう漂う雰囲気は群青色ですよ。
うんこ色だったかも
今うちの会社は、カナダの西側半分(4州)を私たちバンクーバーオフィスで、
さらにフランス語圏のケベック州はモントリオールオフィスが担当してます。
その2つの経理課を閉鎖して、全ての経理業務をトロントオフィスが総合的に業務していくという話でした。
えっ? 私たちの経理課がなくなる・・・・??
わたしたち全員、リストラっすかっ
会議室では全員が呆然となったまま誰も一言も話すことができず、とりあえず1人ずつ面談。
「会社のより良い運営のための苦渋の決断で、私たちもほんとに辛い。
でも、これはあなたたち個人の業績やパフォーマンスには一切関係なくて、あくまでも会社の経営方針の変更のためという事だけは理解してほしい」
というわけで、私は8月31日付けで退職ということになりました
オフィスでみんな泣いてたの
若い男性社員も泣いてた。
でも、私はなんか泣けなかった
ショックが大きいのと、なんだか実感が沸かないのと、いろんな感情が混じりすぎて、呆然としただけ。
とりあえず誰も仕事が手につかないので、昨日はランチの前に全員早退し、
それぞれにそのショッキングな事実を受け止める時間をもらいました。
会社からは、
「決められた最終日まで勤務する事に同意すれば、ボーナス(退職金の代わり)を支払う」
「次の仕事を探すための紹介状やジョブ・リサーチなどは全面的にサポートする」
「面接などで必要ならいつでも仕事を休んでもいい」
など、誠意のあるような、当たり前のようなオファーは出してくれてます。
フラフラとショックなまま会社を後にして、ふとジェイに電話しました。すると、
ジ 「今すぐ帰るから!!」
って、ジェイも会社を早退して帰ってきてくれました。
一通りジェイに話を聞いてもらった後、2人で一緒にテレビ見たり、散歩に出かけたり、
特別な事は何もしなかったけど、それでもやっぱり1人でいるよりは気持ちが落ち着いたので、
ト 「今日、早く帰ってきてくれてありがと
」
とジェイに言うと、
ジ 「I knew you needed me now.」(そばにいて欲しいのわかってたから)
と言うので、こういう事がわかってる人でよかったと心から思いました。
翌日の今日、ほんとは会社を休んでもいいと言われてたんだけど、ジェイが
「出勤したほうがいいよ。
リストラは辛くて悔しいことだけど、だからって文句言ったり急に勤務態度を変えたりするのはよくない。
とりあえず出勤して様子みて、いつでも早退すればいいんだから」
というので、その通りにしました。
私はこういう事に関してはジェイを100%信頼してるので、あまりうまく考えられないショック状態の今こそ、彼のいう通りにしてればいいのを直感的にわかってるのです。
ついでに、きっとオフィス内でこの衝撃的なニュースを聞いてたくさんの人が声をかけてくるのもわかってたから、そういう時に英語でどう言えばいいかなども聞いておきました。
ジ 「慰めの言葉をかけられたら、とにかく短く答えるのが一番。
みんな事情わかってるから、『Thanks』とか『It's unfortunate...(残念)』とか言っておくだけでいいと思う」
というので、それもその通りにしました。
でも、さすがに今日は出勤したら同僚は半分以上が欠勤。
午前中だけでもちらほらと他部署から慰めの訪問があったので、その受け答えに嫌気が差して、12時ごろに早退して帰ってきました。
(そろそろ新たなチャレンジが必要だな・・・)なんてくだらない事を考えたりするから、
まさかのビッグ・チャレンジ到来ですよ
ははは、まぁ私らしいといえば私らしい展開だけどねー
とりあえず来週くらいから、就職活動の準備をしようと思います。
・・・って、また就活かよ!!!
ガックリ
今の会社は知名度が高いから、そこで働けなくなる事はとても悲しいです。
また、来年のオリンピックのために、開会式や各競技などのチケットを800万円分すでに購入してるのを知ってたので、それをもらう機会がなくなったのが何よりも悲しい。
でも、もっと悲観的になるかと思ったけど、不思議なほど楽観的に受け止めてます。
私がこのリストラで泣けない理由は、きっと心のどこかで
(今の会社で平和に仕事し続けるより、何かもっと面白い可能性が他に待ってるかも・・・
)
という好奇心があるからかもしれません。
不況真っ只中のカナダで、再就職の難しさはイヤというほどわかってます。
でも、それでもきっと今の会社を去ってでも踏み込んでいく価値のある何かが待ってる・・・
そんな予感がする・・・というより、そう願ってる
しかし、カナダでまさかの集団リストラに巻き込まれるとはね・・・
人生ってほんとに何が起こるかわかりませんね
まだ次のことを考える余裕はないけれど、とりあえず今の課題は8月31日までどう過ごすかです。
退職金を無視して今週いっぱいで退職する事も可能なんだけど、まだ残ってる2ヵ月半、
仕事を続けながら今後の計画をゆっくり考えるのが賢明かなと思ってます。
EI(失業保険)を申請すれば、今の給料の60%の収入は確保できるので、
もし次の仕事が見つからなければ失業保険でしばらくのんびりしてもいいな・・・
なんて思ったりもしてます。
ジェイに「私、ちょっと旅行にでも行こうかなー
」って言うと、「一緒に行きたい
」
とか言うので、再就職できなければ念願のヨーロッパ旅行が実現するかもしれません
とりあえず、リストラくらいで落ちてちゃダメだな。
それくらいでブレるようじゃ、私の人生設計もまだまだです。
ま、どう転んでも、私らしく楽しむしかないかなと今は思ってます
くぉ~、また慰めクリックをお願いする事になるとは!(笑)
人気ブログランキング
とりあえず愛のクリックよろしくお願いします↑
経理の経験がないのに経理課に就職して、右も左もわからずにアップアップしながら
がむしゃらに働いた1年目。
虫垂炎(盲腸)になって、入院中にたまった仕事を必死で片付けようと無理して
パニックアタック

その後くらいから、自分のペースがつかめてきて、毎日少しずつ快適になって仕事が楽しくなってきました。
そして2年目の今年は、自分の仕事に対する自信と、1年目で培われた知識と経験のおかげで、毎日の仕事に刺激がなくなって退屈とさえ思ったここ数ヶ月・・・
(新たなチャレンジが必要なのかも・・・

って、あの大変だった1年目の日々をすっかり忘れて、新たな挑戦を夢見たりしてたんですよ。
でもね・・・そういうのは、
安定した仕事が自分の手の中にあるから言えたのですね

昨日。
朝からみんな通常通りに忙しく仕事してたら、経理課全員が会議室に呼び出されました。
バンクーバー・オフィスの社長と、人事課の部長、そしてトロントオフィスから上層部の人まで飛行機で飛んできたみたく、全員揃ってます。
このメンツだと、確実にいいニュースなわけがなく、もう漂う雰囲気は群青色ですよ。
うんこ色だったかも

今うちの会社は、カナダの西側半分(4州)を私たちバンクーバーオフィスで、
さらにフランス語圏のケベック州はモントリオールオフィスが担当してます。
その2つの経理課を閉鎖して、全ての経理業務をトロントオフィスが総合的に業務していくという話でした。
えっ? 私たちの経理課がなくなる・・・・??

わたしたち全員、リストラっすかっ

会議室では全員が呆然となったまま誰も一言も話すことができず、とりあえず1人ずつ面談。
「会社のより良い運営のための苦渋の決断で、私たちもほんとに辛い。
でも、これはあなたたち個人の業績やパフォーマンスには一切関係なくて、あくまでも会社の経営方針の変更のためという事だけは理解してほしい」
というわけで、私は8月31日付けで退職ということになりました

オフィスでみんな泣いてたの

若い男性社員も泣いてた。
でも、私はなんか泣けなかった

ショックが大きいのと、なんだか実感が沸かないのと、いろんな感情が混じりすぎて、呆然としただけ。
とりあえず誰も仕事が手につかないので、昨日はランチの前に全員早退し、
それぞれにそのショッキングな事実を受け止める時間をもらいました。
会社からは、
「決められた最終日まで勤務する事に同意すれば、ボーナス(退職金の代わり)を支払う」
「次の仕事を探すための紹介状やジョブ・リサーチなどは全面的にサポートする」
「面接などで必要ならいつでも仕事を休んでもいい」
など、誠意のあるような、当たり前のようなオファーは出してくれてます。
フラフラとショックなまま会社を後にして、ふとジェイに電話しました。すると、
ジ 「今すぐ帰るから!!」
って、ジェイも会社を早退して帰ってきてくれました。
一通りジェイに話を聞いてもらった後、2人で一緒にテレビ見たり、散歩に出かけたり、
特別な事は何もしなかったけど、それでもやっぱり1人でいるよりは気持ちが落ち着いたので、
ト 「今日、早く帰ってきてくれてありがと


とジェイに言うと、
ジ 「I knew you needed me now.」(そばにいて欲しいのわかってたから)
と言うので、こういう事がわかってる人でよかったと心から思いました。
翌日の今日、ほんとは会社を休んでもいいと言われてたんだけど、ジェイが
「出勤したほうがいいよ。
リストラは辛くて悔しいことだけど、だからって文句言ったり急に勤務態度を変えたりするのはよくない。
とりあえず出勤して様子みて、いつでも早退すればいいんだから」
というので、その通りにしました。
私はこういう事に関してはジェイを100%信頼してるので、あまりうまく考えられないショック状態の今こそ、彼のいう通りにしてればいいのを直感的にわかってるのです。
ついでに、きっとオフィス内でこの衝撃的なニュースを聞いてたくさんの人が声をかけてくるのもわかってたから、そういう時に英語でどう言えばいいかなども聞いておきました。
ジ 「慰めの言葉をかけられたら、とにかく短く答えるのが一番。
みんな事情わかってるから、『Thanks』とか『It's unfortunate...(残念)』とか言っておくだけでいいと思う」
というので、それもその通りにしました。
でも、さすがに今日は出勤したら同僚は半分以上が欠勤。
午前中だけでもちらほらと他部署から慰めの訪問があったので、その受け答えに嫌気が差して、12時ごろに早退して帰ってきました。
(そろそろ新たなチャレンジが必要だな・・・)なんてくだらない事を考えたりするから、
まさかのビッグ・チャレンジ到来ですよ

ははは、まぁ私らしいといえば私らしい展開だけどねー

とりあえず来週くらいから、就職活動の準備をしようと思います。
・・・って、また就活かよ!!!

今の会社は知名度が高いから、そこで働けなくなる事はとても悲しいです。
また、来年のオリンピックのために、開会式や各競技などのチケットを800万円分すでに購入してるのを知ってたので、それをもらう機会がなくなったのが何よりも悲しい。
でも、もっと悲観的になるかと思ったけど、不思議なほど楽観的に受け止めてます。
私がこのリストラで泣けない理由は、きっと心のどこかで
(今の会社で平和に仕事し続けるより、何かもっと面白い可能性が他に待ってるかも・・・

という好奇心があるからかもしれません。
不況真っ只中のカナダで、再就職の難しさはイヤというほどわかってます。
でも、それでもきっと今の会社を去ってでも踏み込んでいく価値のある何かが待ってる・・・
そんな予感がする・・・というより、そう願ってる

しかし、カナダでまさかの集団リストラに巻き込まれるとはね・・・

人生ってほんとに何が起こるかわかりませんね

まだ次のことを考える余裕はないけれど、とりあえず今の課題は8月31日までどう過ごすかです。
退職金を無視して今週いっぱいで退職する事も可能なんだけど、まだ残ってる2ヵ月半、
仕事を続けながら今後の計画をゆっくり考えるのが賢明かなと思ってます。
EI(失業保険)を申請すれば、今の給料の60%の収入は確保できるので、
もし次の仕事が見つからなければ失業保険でしばらくのんびりしてもいいな・・・
なんて思ったりもしてます。
ジェイに「私、ちょっと旅行にでも行こうかなー


とか言うので、再就職できなければ念願のヨーロッパ旅行が実現するかもしれません

とりあえず、リストラくらいで落ちてちゃダメだな。
それくらいでブレるようじゃ、私の人生設計もまだまだです。
ま、どう転んでも、私らしく楽しむしかないかなと今は思ってます

くぉ~、また慰めクリックをお願いする事になるとは!(笑)

とりあえず愛のクリックよろしくお願いします↑