スクリュー式の裏蓋はネジって開けますので下部画像のような機械押えと側開閉器を使用し開けることが多く、多少固くても力を込めて何とか開けています、私の体感ですが9割以上はこの道具で開け閉めできています。
が今回のお品物はとても手ごわいモノでした。
まったくもって、びくともしない状態です。開方向だけでなく閉方向も全くの不動、手に負えない状況です。以前も苦労したであろう裏蓋キズが固さを物語っています。
当店である意味最終手段にもなってしまいますが、強力な側開閉器がありますので登場させます♪
主にロレックスのケース開閉時に使用しているものですが、先端を変更して通常スクリュー式の開閉にも使用出来ます
時計をセットして
先端の突起をケース引っかけ部に合わせます
先端突起が外れるとキズ等が付いてしまうのでズレたりしないようしっかりと合わせることが肝心です
ビニールなど被せてキズの防止を予め施す場合もありますが、今回は「かなり開けにくい」状態でしたので、引っ掛かりへの食い合わせを優先しました
「グッ」と力を込めて回しましたが、全く動かず・・・
「グッ、グッ」と更に、動きません・・・ 既に私の顔は真っ赤になっているようです
向きを変え、閉方向へ力入れたりを繰り返し行い、やっと開きました。
思わず呑んでもいないのに「プハー」っとしてしまいました。
上記画像は開いた直後ですが、傷んだパッキンが粉状になって出てきています
年に数回も無い手ごわい裏蓋でした。