電池交換のご依頼です
ブルガリ べーゼロワンのお品物です。
こちらの時計はリューズがありません
裏蓋の3本のネジを外し
電池上のカバーバネを外します
この状態で電池の交換します
交換後は、裏蓋に付いているボタンを押して時刻合わせをします
ボタン押すと1分ススミます
長押しで連続して長短剣が回ります
リューズの無いムーブメントを使用することでデザインの幅が広がると思いました
電池交換のご依頼です
ブルガリ べーゼロワンのお品物です。
こちらの時計はリューズがありません
裏蓋の3本のネジを外し
電池上のカバーバネを外します
この状態で電池の交換します
交換後は、裏蓋に付いているボタンを押して時刻合わせをします
ボタン押すと1分ススミます
長押しで連続して長短剣が回ります
リューズの無いムーブメントを使用することでデザインの幅が広がると思いました
ご依頼品を開けた所
ムーブメント上にあまり見かけない板が乗っています
耐磁板(タイジバン)と私は習いました。
「磁気の影響を受けづらくする板」と認識していました。
最近の時計ではほとんど見かけません
折角のなので、耐磁板について調べていると、上記専門情報誌記事へたどり着き
耐磁板は「磁気が流れやすい軟磁性素材を使用し、磁気を遮断するのでは無く、ムーブメントへの影響が少なくなるように迂回させるためのモノ」という事を知りました。
今までは「遮断」のイメージが強く印象にありましたが、「耐磁板」との名称から私の認識違いとなったようです。
「勘違い」「記憶違い」間違った情報をお伝えしないように今後も気を付けないといけません。
改めて感じました。
正しい情報を教えてくれた情報誌と先人の知恵と工夫には感謝しかありません
なんともわかりにくいタイトルですが、他に良い呼び名が浮かばないので毎回このタイトルになっています。キレイな装飾がありました。
【FRANCK MULLER】フランクミュラーのお品物
裏蓋は動かさずに、照明位置を都度変更し撮影しました。
光の当て方で模様も変化します。変化の仕方に規則性があり非常に美しいモノでした。
こちらの模様は「ペルラージュ模様」と言います
回転するゴム砥石を加工物に押し当て、鱗状の連続模様を入れた仕上げになります。
機械で行うことも出来ますが、職人さんの手仕事の場合もあるようです
ブランドの商品作りへの拘りが垣間見れる瞬間です。
開けた瞬間「おっキレイだなぁ」って思いますね。
ユーザーさんが見ること無い箇所ですので、もったいない気もしますが、拘りと丁寧な造りの象徴って感じすらします。
2023.9/5分 加筆と画像変更した再掲載に近いモノとなっております
現在連続参加継続中の「所沢古本まつり」行きました。
今回は昨日夕方と本日と2日連続参加しました。
毎回、大ボリュームで古本がびっしり陳列されています。
西武線 所沢駅前の「くすのきホール」で開催されています
昨日は夕日がきれいな時間帯に参加
本日は日差しの厳しいお昼時
今回の 特集は「旅・紀行」
私は行くといつも同じ行動をとっています。
①全ての書棚をのんびり見つつ周る(主に時計関係書籍探し)
②1周した所で休憩
③2周目は先ほどより更にゆっくり書籍探し(気になるものと時計関係)
④購入を迷っている本の選別
⑤お会計
いつもこのような感じで行動しています。大体2時間程度掛かります。時計関係書籍は流通量も少ないジャンルです。
それでもゆっくり本探ししている時は非常に楽しい時間を過ごしています。周囲の音が気になることもあるので、お気に入りのラジオ番組を聞きながら物色。最近では一番楽しいひと時であると感じるようになりました。
2周すると大体2時間経過って感じです。楽しいので時間が経つのも早いです
昨日今日で4時間以上滞在しました(笑)
時計関連の書籍は5冊程度発見出来ましたが、全て既に所有している書籍でした。
最近は持っていない書籍に会うことも減ってきました。
一般流通しやすい本は、結構入手済かもしれません。
今回は完全に興味ある本を購入
リラックスして読むことの出来そうな書籍です。
昨年2023年は、映画「次元大介」に美術装飾協力したことで、私自身とても盛り上がっていました。
2023年9月7日はとても思い出深い日となりました。
何故かというと、2023.9/7 8:00 は今作の情報解禁日でした。
話は遡り2022年春頃に最初のお話を頂戴し、2022年秋に撮影のため机などの貸し出し、撮影現場見学やちょっとだけお手伝いしました。
情報漏洩を防ぐために関係者へは守秘義務が発生していました。最初のお話からだと1年以上は、「話したいけど話せない」「告知したいけど出来ない」などもどかしい日々を過ごしていました。
それが、昨年の9/7 8:00 に情報解禁!となって、すごく嬉しかったのを覚えています。
この日からお客様へのチラシやお話など時計屋さんとは別の部分で忙しくなりました(笑)
1年経過していますが、当店にとっては永続的にお客様との会話の出来るありがたい出来事です。
店内には頂戴したサインも展開継続していて、「えっなんで、このようなサインがあるの?」とか「ここで撮影したの?」などお話し頂きます
今作に出演していた俳優さんのその後の活躍も気になり、出演しているドラマをみたりして、応援しています。
今でも「嘘のような本当のお話」「なんでこのような事になったか不思議」と思っています。
当店から貸し出した、60年以上の年季ある作業机は、映画内でも結構映り込んでいました。
映画に出演した机、当店で一番露出高いモノになりました(笑)
映画に出た机がそのまま店内にあるのは不思議な感覚です
時計が曇るとご相談頂いたお品物
ムーブメントは乾燥させますが、原因の一つは裏蓋パッキンでした。
画像では伝わり難いと思いますが、ゴム性はほとんど無くカチカチです
簡単に折れそうでした
パッキンを外し、縁に付いた汚れも取り除きます
今まで付いていたいたパッキンを参考に
新しいパッキンを選び、交換します
裏蓋パッキンの問題は解消しました。
ブルガリのお品物です。分解掃除のご依頼です。
ベゼル部分にブランドネーム付 2針 3時位置カレンダー
今回手掛けるムーブメントはあまり見かけません
型番も普段見かけない番号でした(控え忘れました)
ムーブメント自体にも模様付け(下部)をしていて細部への心遣いを感じます。
初見に近い機械ですので、普段よりも慎重に作業しないといけません
結構緊張してきました。
最近、郵送によるご依頼品も増えてきました。
本日2件到着しました。
1件は、以前別の時計でご縁のあったお客様
もう1件は、初めてのお客様です。
2件とも事前にメールでのお問い合わせを頂いておりました。
メールのお返事の場合、対面や電話とは異なり相手様の反応が無い中で文章を書いていきます。
私自身の文章能力にも不安があるので、「何回も読み直しして、失礼の無いように」を心掛けています。
後日ご迷惑掛からないように、「念のため」細部への懸念事項も伝えなくてはならない場面も多くありますが、多くのお客様から懸念事項も含めご理解頂戴出来ています。どうしても「言い訳」っぽくもなる内容なのですが、「もしかしたら・・・」を考えるとお伝えする義務もあると考えています。
拙い文章ですが、ご理解頂ける、ありがたいお客様とのご縁に感謝しています。
対面出来ない分、お渡し品の出来が当店の「顔」になる事にもなります。
普段と変わることありませんが、少しだけ手掛ける際に緊張します(笑)
画像右下部に細かく複数のキズが散見されました
全体的に浅めのキズのようですが何かに擦れてしまった様子
どの程度まで改善できるか不安もありますが、キズとり作業しました。
使用工具はリューターと研磨ブラシです。
ガラスに影響が出ないようにマスキングテープ貼っています
様々な角度でキズ部にヤスリ掛けをするイメージで作業します。
最終的には12時側から6時側にかけて真っすぐな線を引く感じで筋目を入れたい所です
全体的にヤスリ掛けし、キズは消すことが出来たと思います。
ご依頼も以前よりずっと減ってしまった、パーペチャルカレンダーのお品物です。
パーペチャルカレンダー=時計が動き続けている限り、正確な日付を示し続けます。 そのため永久の(=perpetual)カレンダーという名前が付いています
例えば9月は30日までで、翌日は10月1日となります。
時計のカレンダーは31日まで表示しますので、一般の時計では10/1にもかかわらず「31」の表示となります。このような場合リューズ操作でカレンダー表示変更し対応しますが、パーペチャルカレンダー搭載品は、その作業が必要無く、正確な日付表示をします。
電池も専用といっても良いかもしれません。一般電池と比較しても、かなり大きさも異なります
電池の引っ掛かりは強め、側面から保持がしっかりしています
新しい電池を入れて
「AC」=「オールクリア」と電池をショートさせます。
この後動作確認し、カレンダーデータの有無を確認
カレンダーデータ消失の際は、「うるう年からの経過年数」「月」「日」をそれぞれの端子と電池をピンセットで当てて順送りしていきます。
作業後は、針回しによるカレンダー送りが出来ない機種もあるため、午前・午後に注意をして様子見をします。
今作業は午前中に実施し、お昼またぎでカレンダー表示確認し、当日中に午前午後の認識をはっきりさせるようにしています