トップの写真は、整理中のはぎれ、「もうこれしかない」というような、
ハガキくらいのだとか、週刊誌くらいのだとか、
ひろげても手ぬぐいほどもないとか…そんなのもたくさんありますが、
そういうのはだいたいが「鬼ちり」「江戸ちり」と呼ばれるもの。
もう薄くなって向こうが見えていても、しぼはざらざらとあります。
こういうものが、当たり前のように着られていたころの柄行は、
ほんとに大胆です。鮮やかな色目、華やかな柄行、
こういうの着ていたんだなぁ…と、いつも思います。
左は、B5くらいしかないので、はっきりわかりませんが、
紺色の部分は、どうやら大きな六角、つまり「亀甲」型に
「地」を区切っていたようで、いろいろな色合いの菊柄です。
右側は、広げると手ぬぐい半分くらいの大きさ、襦袢の前身ごろのようです。
もう少し濃い目の紫で、大きな「笹の葉」柄、その中を花で埋めています。
こんな感じの柄は、鬼ちりの着物・じゅばんではよく見かけます。
錦紗はしぼがほとんどめだたないので、普通の友禅のような、
細かい花柄も当たり前ですが、鬼しぼは地がでこぼこしているせいでしょうか、
大きな柄が多いです。その分、さらに大胆で華やかですね。
左なんかは、全体の色目としては決してハデではなく、
むしろこれで柄が小さければ、年配向きでしょう。
色柄というものは、本当に面白いものだと思います。
こういう小さいものはパッチワークか、小物、人形の着物くらいしか作れません。
おまけに「もうない」ものなので、やたらと高い!
正直、これも売り物ですが、価格を考えると「売れるかな?」と
思ってしまいます。できるだけお安く…と、考えてはおりますが…。
鬼ちりの、元は着物で着られなくなってじゅばんになったもの、
これがたくさんあるのですが、そうやって着まわしたから残っていたわけですね。
今、私たちが着ているものは、どんなふうに、
どんな形で残っていくのでしょうか…。
さて、昨日はバレンタインデー、息子は通っている施設をお休みしたので、
一日遅れで今日、もらってきました。中にひとつこんなのが…。
これ、ケーキタイプです。毎年「子供っぽいチョコ」か「コインチョコ」、
それを袋いっぱいもらってくるのですが、今回ちょっと「こーきゅーひん」、
これは私が…いやいや、とりあえず「冷やせ」と書いてあったので、
あわてて冷蔵庫に入れました。楽しみ!いやだから、ちょっとだけですってば!
もう一枚はまたまたちっぽけな「富士山」です。
いつものスーパーの駐車場、雲がおもしろくて撮りました。
昨日は雨とそのあとは風、春一番だって、モーなんなのっ!
で、今日はスカーッと晴れまして、富士山も見えました。
早朝だと、もっとはっきり見えるんですが…。
遠くの真ん中のぼやーっとしてるのが富士山です。
そして、手前真ん中ちょっと右、屋根がちょこっとだけ見えているのが、
愛車「ノンタクン」です。
明日はまたやたら寒いそうで…春一番のあと、冬に逆戻りで、
体調も崩れます。今日は息子の薬をもらいに病院にいったのですが、
私の方も、どうやら「気管支炎」だった、だったってことは、
もう治りかかってるわけですが、抗生物質でさっさと完全にやっつけなさい、
といわれてしまいました。だらだらと治りにくいそうです、今のカゼ。
皆様もおきをつけて。
私のように小柄が好きな者は、昔だったら
探すの大変だったのかも・・・
ほんとに、子供の着物かと思うような
大柄がありますね。
私も小柄で渋いにがすきですから、昔だったら
おばあさんのとか、そんなの着てたかも!?