ピエロのタペストリーです。
今週中には、御客様がお迎えに来てくださるので、お嫁入り直前の記念写真です。
なんか手をアタマの上に手をあげているような、ヘンな感じに見えるので
もういっちょ、アップ写真をホイッと!
両手で抱えているのは実は「匂い袋」、匂いがなくなったらはずして
中を詰め替えられます。後ろの「まり」は、着物の柄なのですが、
ピエロが曲乗りをするボールのイメージで使って見ました。
このバックの布、実はすご~~くいい「鬼しぼちりめん」で、
この手毬の大きいのや小さいのが、ポンポンと飛んでいるという
実にかわいくて上品で、ステキな着尺一反分・・なのに、
なぜか色変わりしたところが20~30センチおきにあるんです。
薄く色がはげていたり、黄変していたり・・。結局細切れにして使うしかない・・
という、もったいない反物です。どうするとこんなになるのか・・。
ピエロ君の服は、女の子の着物だったもので、とてもいい錦紗ちりめんです。
みごとに肩先に「墨」が飛んだ跡がありました。羽根突きでもやったのかな?
おもにオレンジ色のでているところを切り出しましたが、
全体的にはオレンジとクリームと紺の三色の地色です。
こういう小物にとしたとき、使う部分が小さいと、布のどこを取るかで
感じが全然ちがってきます。それを考えるのがまた楽しいのですが・・。
あわせた無地のサーモンピンクは、別の着物の八掛です。
上の方に、サーカスのキラキラした照明とか飾りのデフォルメのつもりで
飛ばしたのは「銘仙」、これがまたハデでして・・。
最初は丸型の額縁のように別布で作るつもりだったのですが、
スダレにつけたほうが色があったのでこっちにしました。
しばらく「飾るもの」は作っていなかったのですが、
こういうものを作るのが一番楽しいです。
自分のためになんてのは、ゼッタイ作りませんが・・。
来週は急いで「お雛様」を作らないと・・・。
あっというまに3月になってしまう~。
ちなみにこちらは、2年前の「残り」・・!
「花びな」です。ひとつだけ残ってしまったので、
うちで飾ってます。あっお雛様出さなきゃ!
それでは本日、あわただしくこれにて・・。
季節モノって、つい忘れるんですよね。いつもギリギリになってバダバタやってます。でもお雛様は特に一年に一度は出してあげなさい・・といいますよね。私のは幸い小さいのですが、それでも・・ワスレル!今年はだすぞっ!
あれ?、ウチ、出してないですよ、どうしよう・・・。
娘のは主人の母が買ってくれたもので、手焼きの陶器製、すぐ出せるのですが、モンダイは私の7段でして・・・。
出すのもしまうのも1日掛り、出したら寝るとこなし、うぅ、今年も日の目を浴びないのか・・・。
でも一昨年、娘の初節句に30年ぶりくらいに出してみたところ、結構保存状態が良く、ちょっとびっくり。
娘より、上の息子の方が興味津々、知らないうちにお内裏様の刀で遊んでたりして、母の雷が落ちたりもして・・・。