ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

キッチンの便利グッズ

2014-01-27 18:52:17 | つれづれ

 

少し前、テレビの「便利グッズ紹介」でも、やってました。

売り切れのところもあるとか…「ゆびさきトング」といいます。確かに・・・。

大きくみえますがトングそのものは掴みやすいし、先が広いので、薄いハムなどを一枚ずつ掴むのも、

たとえば菜箸ではちょっと不安定ですが、これは「つかむ」感じで安定しています。

先はこんなカンジ、掴むところが広いです。先を写すために後ろの方で握っていますが、

実際にはもっと先に近いところまで親指が行きます。だから「ゆびさきトング」なんですね。

 

     

     

 

便利?ん~私の目的は便利より「衛生」だったので、それでいけば便利です。

これがパックされてた中の説明がきに

 

「手を汚さずにつかめます」

「ネイルをしている方にもおすすめ」

 

と、あったのです。

なんか違和感がありました。なんだろう・・・そう、汚れない、ニオイが手につかない…だけなんです。

私がこれを買ったのは、あくまで「これなら衛生的に、素材処理できる」・・・と思ったからです。

使用途中でもさかさまに置くと、先が上を向くので衛生的です。

こちらがアマゾンのページ

 

ゆびさきトング LS1505
クリエーター情報なし
オークス

 

この「評価」が分かれているんですね。

アマゾンの紹介でも、下ごしらえのすんだエビフライなどを、直接触らずにナベにいれられるとか…

それが評価では「別に菜ばしでもいい」「先の方がかみあわないこともある」といったような…。

 

息子はミキサー食なので、ナニを作ってもミキサーに適度にかけますが、

ミキサーにかけたものというのは、実は一番腐りやすいわけです。

なにしろ、食器やミキサーなど、いくらきれいに洗ったって、無菌状態にはできません。

つまり、極端な言い方をすれば、シチューも肉じゃがも、

ミキサーの中で、いろんな雑菌と混ぜ混ぜしているわけです。

幸い、私たちの体には防衛機能もあり、また作ってすぐに食べれば、

病気を起こすほど、雑菌の繁殖はありません。

なのであまり気にしていませんが、衛生的にできるならそれにこしたことはありません。

息子は感染に弱いので、こちらがなんともないものでも、おなか壊したりしますから、

食材の扱いは気を使います。肉などは、小分けをして冷凍するという作業の時は、

手を洗っていても、直接触らないようにラップでつまんだりしてました。

なので、このトングは、料理するときよりも、素材の処理とか、保管保存のための処理のとき

便利かな?と思って買ってみたわけです。

ステンレスなので丈夫ですし、プラのように目に見えない細かい傷もつきにくい…と思ってます。

もちろん使用前は洗い直します。

こんなことまでしなくたって、普通の状況の家庭なら何の問題もないと思います。

 

というわけで、私は本来こういうものは「衛生的に作業ができる」ことと、

「手先の動きのカバーになる」ということが、最優先のアピールだと思ったのですが・・・

それは、今の実情に合わないのですよね。 

今は手が汚れる、魚や漬物のにおいが手につく、そういうことが嫌われる時代なんですね。

 

魚をさわると手ににおいがつく、ぬかみそはくさい、いつまでも手が臭うし、

料理のときは、油がついたり、パン粉がついたり、手を洗うことが多い…。

女性が外で仕事を持って、家事と両立させていることが普通になった今、

おしゃれのためには爪も伸ばし、ネイルも必要なのでしょう。

手洗いばかり多くて時間がかかったたり、

出勤途中の乗り物の中で、手が魚くさかったりするのは困るのでしょう。

ゆびさきトングは、そういう場合のお助けマン、という「ウリ」も不思議はないのでしょうねぇ。

でも評価は分かれる…主婦のアイデアの域を出ていないとか、かなり酷評もありました。

 

ゆびさきトング、本体そのものも大きくてつかみやすく、軽い力で物がはさめます。

追加写真です。実際にはこのくらい先を持ちますので、力があまりいりません。

ミニマグネットのおだんご。あまりに薄いものはちとたいへんですが、ハムなどはOKです。

(右手でシャッターを押しているので左手で持ってます)

 

     

     

だから指の動きがにぶくなったり、手先がちょっと不自由なかたにもおすすめです。

そんなことから、こういうものを「おすすめ」したり、紹介したりするときは、

「手をきれいに保てる」というよりは「福祉の道具」としてもいいんですよ、と、

紹介してくれないものかと、そんなことを思ったわけです。

そしたら、娘がお母さんに、お嫁さんがお姑さんに、なんてこともあるのではないかと。

高齢になると、情報の収集にも鈍くなり、また購入のチャンスもなかなかだとおもうのです。

 

視点を変えれば「いい道具」の中に入るのではないかと思ったわけで…。 

こんなことを考えるのも、年のせいでしょうかねぇ。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (陽花)
2014-01-27 23:58:27
最近はしっかり掴める普通のトングを
よく使います。私の場合は衛生面より
お箸だと落してしまいそうになるので、ですが
指先トングがあるんですね。
だんだん力不足になって、こういった便利グッズは
本当に助かりますね。

衛生面でお使いだと知って、1食準備するのも
さぞかし大変な事なんだろうとお察しします。
返信する
福祉の道具 (たま)
2014-01-28 00:02:55
指に麻痺があると菜箸が使いにくいのです。ウチでは大きめのトングを便利に使っていますが、あれもきちんと挟むにはある程度の手のチカラが必要。。。なるほど福祉の道具とは。。。何より必要なのは発想の転換なのでしょう。
返信する
Unknown (とんぼ)
2014-01-28 19:56:39
陽花様

右手中指が、ばね指でちと痛くなってから、
菜ばしも使いづらくなりました。
ぽろっなんて落としたりして…。
トングは便利ですね。

息子の食事も、25年やってますから、なれたものです。
ただ、ミキサーの小さいのが減ってしまって、
ちょうどいい大きさを探すのが厄介なんですよ。
我家では消耗品なので、たぶんもう10台は
買い換えています。
返信する
Unknown (とんぼ)
2014-01-28 20:00:04
たま様

そうなんですよね。
作る側も使う側も、固定されないで考えれば、
使い道もひろがるとおもうのですよね。
私は、自分が年のせいで動きが危なくなったりして、
今までなんともなかったものを、ありがたいと思ったり、
逆に使えなくなったりしてきています。
柔軟な発想を、もっていたいものだと思っています。
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