済州(チェジュ)島 その3
3日間の済州島滞在中、観光として最も充実していたのは2日目だった。しかし、残念ながら一日中雨、残りの2日は天気も良かったのだが、肝心の日が雨天となった。
世界自然遺産の「城山日出峰」1000段くらいの階段を登る、名前の通り日の出が美しいらしいが、太陽は勿論出ていない、さぞかし海からの日の出はすばらしいと想像できる場所である。千段の階段は頂上近くなってやや厳しいが下から見上げた時に思ったほどではない。逆に降りる時に雨がふっているので、滑らないように気を遣う方が大変だった。
「万丈窟」という洞窟、これまで知っている洞窟といえば鍾乳洞がほとんど、ここは溶岩が流れてできた洞窟、済州島そのものが火山の爆発によってできた島だが、その大きさといい見応えのある洞窟だった。やはり世界遺産に指定されている。
お茶の博物館とかぬいぐるみの展示場もコースに入っている、それなりに楽しめるが買い物させることが目的という感じがしない訳でもない。(写真:JOANNE STUDIO)
あと、火口等の見学も行ったが、雨と霧で何も見えなかった。総じて観光地は整備され過ぎているという印象である。案内板はハングルの他に英語、日本語、中国語で標記されていて内容はよくわかった。人々の生活の様子等は3日間、ほとんど見ることができなかった。島を一周する訳でもなく、全体としては物足りなかった。
2日目の夜に「JUMP」というテコンドーをベースとしたアクロバットなパフォーマンスを楽しめる舞台を見に行った、華麗な演技にコメディが入っていて、また見てみたいと思う舞台である、韓国の「NANTA」は以前から知っていたが、「JUMP」は当日初めて知った。出演者は7名で舞台終了後、一人一人からサインをもらうことができた。
久しぶりにハングルとウォンの世界に行って、再び朝鮮半島に関わってみたいとは思った。それこそ40歳代の10年はなかなか遠くに旅行することができないことやいろんな事もあってかなり勉強もした。今後はタイ等の東南アジア同様に関心を持っていきたいと思う。(写真:薬泉寺)