「メジャーの打法」~ブログ編

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ダルビッシュ(1)

2015年04月01日 | 投法

 ツイッターで一度付き合ってもらったことがある。ストラスバーグがトミー・ジョン手術を受けたときのことだ。その前に、「ストラスバーグの投げ方では肩(肘)を壊す」というかれのツイートを読んでいたので、「さすがだねぇ」とほめたら、返事をくれたのだった。
 そこから少しやり取りがあり、かれが、腕に負担がかからないという意味で、自分の投法に相当自信を持っていることをツイートから窺うことができた。だから、今の彼の心中を察すると気の毒で、順調に回復することを祈るばかりなのだ。
 これは外交辞令ではない。ツイッターもさることながら、おととしタイガーズ戦で投げたあとのブログに感動したことにも因る。実況でふたりとの対決も堪能したが、それにこんなすばらしいオマケが付こうとは…。これまで読んだブログの中でも最高の部類だし、新しい野球の楽しみ方だと感心した。もっとも、こんな記事が書けるのも今のところ彼だけだろう。ということで、早く一線に復帰してほしいと願うわけだ。ストラスバーグもバリバリ投げているし、大丈夫だとは思うが。

 実は、もちろん本人には言わなかったが、肘については心配があった。 意外に早くその不安が現実のものになったのは、張り切りすぎたか、それとも、ツイッター仲間の@blackbee25さんが言うように、前腕に肉をつけすぎたか?
 その心配は、かれの投球フォームに由来している。アーム式なのだ。アーム式についてはいろいろな解釈があるようなので、私は『股関節屈曲に続く体幹前屈を主なエネルギー源とする投法』と定義した。そのつもりで読み進めていただきたい。腰をターンする普通の投法とは異なるのである。

 村田兆治桑田小桧山五十嵐松坂

 上の5人はアーム式であり、トミージョン手術を受けた投手のリストからピックアップしたものだ。そのほか、金田、尾崎行雄、松岡、江川らがいる。ご覧になれば投法についてはおわかりいただけるだろう。また、その割合から、肘を故障しやすい投法であることもお察しいただけると思う。



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