すいーと雑記帳

とっこの独り言

首里城が全焼してしまった!

2019-10-31 17:21:34 | 日録・雑感など

10月31日 THU   28℃

今朝、チョイさんの大きな声で目が覚めました。「シュリジョウガゼンショウシタ!」

「え、え?!」最近耳が悪くなっているし、何を聞いたのかしばらく理解できなくて、何度も聞き直してやっと「首里城が全焼した」と聞こえました! 飛び起きてベランダから首里城の方向を見ると、朝日の逆光の中、確かにくすぶっているような黒煙が見えました。

ショック、大ショックです。夜中の3時前に正殿から火が出て、あっという間に正殿から北殿、南殿へ燃え移ったとのこと。駆けつけた多くの消防車も近寄れないぐらいの火の勢いだったそうです。夜中まで首里城祭の準備をしていたらしいのですが、出火原因はまだ調査中とのこと。

全焼してしまうなんて信じがたいことです。貴重な建造物にはスプリンクラーとか設置してるはずなのに・・・。

あ~、残念残念です。沖縄に来て11年の間に家族や多くのの友達と何度も訪れた首里城、その思い出までみんな燃えてしまったようで、悲しい気持ちでいっぱいです。(台風19号や大雨で多くの死者、行方不明の方々が出て、今も悲しんだり途方に暮れている人たちがたくさんおられることを思えば、この火災で死者やけが人がでなくてせめてよかったと思うべきかもしれませんが・・)

ウチナーンチュでない私ですらこんなに残念な気持ちになるのだから、沖縄の人たちの無念さ悲しさは如何ばかりかと思います。

 

沖縄へ来た年の9月に母を車いすに乗せて首里城へ連れて行った時のことは忘れられません。とても喜んでいました。

首里城正殿前で(この正殿が無残に焼け落ちてしまいました)

 

城内の階段を昇降機で昇る母(職員さんも琉球王朝の役人の衣装です)

 

王冠などの展示物もたくさん見ました。歴代王の肖像とか衣装、漆器、陶器など。

報道によれば、今回の火災で琉球王国時代の絵画、漆器、書跡、染織など4百数十点が焼失したとのこと。惜しい、残念です。

元の首里城は沖縄戦で焼失して、今度焼けた首里城は1992年に復元されたものです。まだ30年足らずしか経っていないので、数度の焼失を経ながらも500年の歴史を誇る旧首里城の風格には及ぶべくもないのでしょうが、それでも十分に琉球王国の歴史や文化をしのばせてくれる場所でした。沖縄観光の目玉でもあり首里城跡は世界遺産にも登録されていたもの、それが一夜にして全焼してしまうなんて残念でなりません。

チョイさんによれば「再建には20年はかかるやろな~」とのことです。「もう二人とも無理やな、生きて首里城再建を見るのは・・」。

そんな弱気なことを言ってどうする! 首里城再建は絶対に出来る、沖縄だけじゃなく全国、世界中の人たちの支援を得て必ず再建できる。沖縄県民の底力の見せどころでもあります。みんなで頑張りましょう。来週から首里城再建支援の県民募金が県内報道8社で始まるそうです。

「首里城の再建と辺野古新基地建設断念を、生き永らえて見るんやからな」、そう思って生きましょう。

 


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