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2月22日、平和運動センターの山城博治議長を米軍の警備員が不法拘束した事件、案の定、アメリカ軍の最上層部、国防総省の指示で行われたことがわかりました。
「米高官が抗議排除を主張 幹部『拘束は上官の指示』」(沖縄タイムス2015年2月25日)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=104558
この記事を読みながら目を疑いましたね。1月上旬に辺野古を視察に来たアメリカ国防総省高官が問題にしたものとは何か?! 記事によれば「特に高齢者の負傷が地元メディアなどで大きく報道されている点などを問題視、在沖米軍幹部と共に抗議活動自体の排除を念頭にテントの撤去や監視強化策などを集中的に協議。日本側にも協力を要請した 」だそうです。
おい、おい、お~い! 80代の高齢者がなぜシュワブゲート前で体を張って立たねばならないのか?そのことに思いも致さず、「高齢者が怪我をしているなんてメディアが騒いでまずいから、それなら辺野古新基地建設への抗議行動そのものをなくしてしまおう!」なんて、なんという身勝手、傲慢な姿勢でしょう。アメリカのニューメキシコ州でしたか、オスプレイ配備に周辺住民が反対したから配備を中止してますよね。辺野古新基地建設には沖縄県民の80%が反対の意思を何度も何度も示しているのに、どの辺が「民主主義の国アメリカ」なんでしょうね。ダブルスタンダードもいいところ。沖国大の照屋寛之氏が下の記事に書いておられる通りだと思います。つまり、沖縄のような「植民地には民主主義は適用しなくていいのだ」と。まさにそういうことですね。ここは依然、アメリカの占領地沖縄であり、属国日本がアメリカに差し出した島らしい。
(沖縄タイムス 2015.2.25)