すいーと雑記帳

とっこの独り言

辺野古「土砂投入を許さない」 ゲート前で大集会 / 恩納村博物館での「護郷隊」のパネル展示

2018-07-07 22:28:21 | 日録・雑感など

7月7日 SAT   31℃

西日本各地で、豪雨による洪水や土砂災害が起きて犠牲者もたくさん出ているとのこと。流れるニュース映像に「えらいことや」と見るのも苦しくなります。今も行方不明の多くの方が無事に見つかりますように。

沖縄は久しぶりに太陽が出て蒸し暑い日になりました。火曜日には超大型台風が沖縄に接近するのでビクビクですが・・・。

今日はキャンプ・シュワブゲート前で「ジュゴン・サンゴを守れ! 土砂投入を許さない! 辺野古新基地建設断念を求める県民集会」が行われました。(12時から1時 辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議主催) 

チョイさんと私は9時ごろ辺野古シュワブゲート前にに着きました。

すでに山城博治さんが、工事用ゲート前で話しています。やっぱり彼が現れると現場の意気が上がる気がします。博治さんが病気や長期の不当拘留で現場に来られなくなった時も、多くの人が交代で現場の指揮をしてくださってほんとによく頑張られたと思いますが、博治さんの天性の資質は格別です。

 

昼前には続々とゲート前のテントに県民が集まってきます(主催者発表で2000名参加)

12時から始まった県民集会は、沖縄選出の国会議員さんたち(照屋寛徳さん、赤嶺政賢さん、玉城デニーさん、糸数慶子さん、伊波洋一さん)の挨拶で始まりました。

すい臓がんで闘病中の翁長県知事からもメッセージが届きました。「政府はなりふり構わず埋め立て工事の既成事実をつくり、県民の諦めを誘おうとしているが、私たちは決して諦めるわけにはいかない」「辺野古に新基地を作らせないとの決意はみじんもゆらぐことはない。法的観点から検討して、環境保全措置などについて看過できない事態となれば、ちゅうちょなく必ず撤回を決断する」「現場でがんばっておられる皆さんの『いつ撤回するんだ』という思いは私にちゃんと届いています」

ほんとに翁長さん、一日も早く「撤回」してくださいね。頼みます。

 

アメリカでの「ジュゴン訴訟」の報告をする吉川秀樹さんと眞喜志好一さん

 

大浦湾の「軟弱地盤」問題について話すチョイさん。

大浦湾の水深30メートルのところに深さ40メートルにもおよぶ「マヨネーズのような」軟弱地盤があるので、長い時間と多大な予算をかけた地盤改良無しには、新基地建設はできない。この地盤改良工事を行うためには、設計概要変更の県知事承認が必要だが、翁長知事は絶対に承認しない。つまりこのままでは工事はいずれ頓挫する」(だから今秋の県知事選が決定的に大事なんですね。政府は「国の言いなりになる知事」が欲しくてしかたないのだが・・)

 

集会終了後、体力のある男性陣は台風襲来に備えてテントの片付けにかかっておられました。

 

辺野古の海はいつ来ても綺麗です。辺野古川河口の辺り

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帰り道、恩納村博物館へ寄りました。

沖縄戦の最中、やんばる(沖縄県北部)には、「護郷隊」という少年兵のゲリラ部隊が作られたそうです。彼ら少年兵を指導したのは、陸軍中野学校出身の軍人だったとのこと。

 

 

沖縄戦の本はいろいろと読んだりしましたが、「護郷隊」の具体的なことは初めて知りました。15,6歳の少年たちを山に潜ませてゲリラ戦を行わせて本土決戦への時間稼ぎをしていたとは・・・。結局、日本軍にとって沖縄の子供も大人も本土決戦までの時間稼ぎの「使い捨ての駒」に過ぎなかったのかな?とムカッとしました。

沖縄県民がいくら「辺野古新基地建設は許せない」と言っても、一切聞く耳をもたない日本政府に通じる考えかもしれないと思うと、ますます腹が立って「辺野古新基地建設断固阻止する!」という気持ちがフツフツと湧いてきましたよ。

 


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