5月21日 27℃
梅雨入りしたはずの沖縄ですが、ここ数日雨が降りません。洗濯物を干すにはいいけれど、この時期に雨が少ないと沖縄の水ガメである北部のダムに水が溜まらなくて夏場困ります。もう少し降ってほしい・・。
昨日20日、朝4時に起きて、久しぶりにチョイさんの車に同乗して辺野古へ向かいました。7時前に米軍キャンプシュワブ着。まだあまり人がいません。チョイさんは抗議船の船長をするので、そちらの海上行動ミーティングに行きました。私は「違法工事を許すな」のプラカードを持ってしばらく道路脇に立っているうちに、どんどん人が増えてきてゲート前での座り込みの準備が始まりました。座り込み用の板やブロックを使って腰掛けを作る作業が、誰言うとなく始まって、傍にいる人がみんな協力してあっという間に何列もの腰掛けが出来上がりました。私は持参のマイチェアー(折り畳みのディレクターチェア)に座るので、端っこの方に腰掛けました。
県会議員さんたちもたくさん参加されて、次々に挨拶や頑張ろうという決意を述べられました。名古屋や東京など県外から来られた人もたくさんいました。
うるま市の「島ぐるみ会議」のバスが到着して一気に人が増えて、200名ほどになりました。せめて毎日これぐらいの人数が座り込めば、機動隊に「排除」されることなく工事車両を止められるんだけど・・。昨日は土曜日ということもあったのか、工事車両は入りませんでした。
「ゲート前に座り込む」というと、なんだか「まなじり決して」コワイ顔をして座るようですが、そんなことはありません。もちろん工事車両を阻止しようとして機動隊に「排除」される時は笑ってもおられませんが、それ以外の時は、楽しい話もあり、みんなで立ち上がって唄ったり、参加されたミュージシャンの演奏に手拍子をしたり、あっという間に時間が過ぎます。シンドイばかりでは続かない・・・長い闘いですから。
お昼前に、三線演奏がありました。とっても上手! そしてみんなで三線の速弾きに合わせてカチャーシーを踊って昼休みに入りました。
私は端っこでマイチェアーに座ってエラそうにふんぞり返っていたので、足の痛みも大丈夫でした。杖を突いた人や目が不自由で介添えの人と一緒に歩いておられる方や、車椅子の方もおられて、私も頑張らなくっちゃな!と元気をもらいました。70歳を超えたらみんなあちこちガタがきているから・・・。(以前、どこかのグループがお揃いのTシャツを作っておられて、その胸にはそれぞれ「命がけ 狭心症」とか「命がけ 高血圧」とか書いてあって笑ってしまいましたが、それは本当のことでしよう)
最悪の「共謀罪」が衆院法務委員会で可決(ウソだろ!)されて、その法案は「一般市民は関係ない」ということになっています。ところでキャンプ・シュワブゲート前に座っている私たちは果たして「一般市民」とみなされるのでしょうか? それとも米軍基地建設や原発など国策に反対する市民は「一般市民ではない」とみなされるのでしょうか? 山城議長の微罪による異常な長期拘留、家宅捜索でのパソコンの押収、携帯等の通信履歴捜査など、沖縄ですでに起こっていることを考えれば、「一般市民は関係ない」というのが、いかにまやかしであるかよくわかります。国にたてつく者を許さない、事前にその芽をつぶす、というのが「共謀罪」の本質でしょう。本当に許しがたい憲法違反の「共謀罪」です。廃案! 廃案よりない。
今朝の沖縄タイムスに、那覇市の県庁前広場からキャンプ・シュワブゲート前行きバスが毎日(月曜日~土曜日)出ることになったとの記事がありました。「辺野古へ行きたいけれど足がない!」という人は是非このバスに乗って、週に一度でも座り込みに参加してほしいです。私も体調と相談しながら、これらのバスかチョイさんの車でゲート前へ行きたいと思っています。とにかく多くの人が座り込んで工事車両を入れないようにして埋め立て工事を止めましょう。
島ぐるみ会議、平和市民連絡会、オール沖縄那覇などがバスを出しています。