
秋のマイル王を決める「第35回マイルCS」(G1、芝1600メートル)が18日、京都競馬場11Rで行われ、W・ビュイック騎手騎乗の5番人気ステルヴィオ(牡3=木村厩舎)が優勝。4度目の挑戦で悲願のG1初勝利をあげた。
あっと驚く3歳馬・ステルヴィオが新マイル王の栄冠を手に入れました。昨日の予想にも書きましたが、今年の3歳牡馬はレベルが低いと思っていたので、この結果には驚きを隠せません。正直、ビュイック騎手の神騎乗もありましたが、内が伸びる馬場を見事に利用しての勝利です。
「虎の巻」に、「3歳馬が絡める条件の一つに、「やや重」以上の馬場の悪い馬場の時に絡む可能性はアップする。(軽斤量が影響か?)」と書いてありますが、「やや重」の馬場というよりも、「時計のかかる馬場」というのが正解だったということですよね。これは、今後、役に立つデータだと思います。あと、3歳馬で馬券になるのは、同世代のG1馬よりも、古馬相手の重賞での成績を上に取るべきですね。しかも、「55kg」で馬券になった馬は、馬券になる可能性が高いです。
土曜日、日曜日と時計のかかる馬場だった京都競馬場でしたが、ここ数年、時計がかかる傾向を続いているので、要チェックです。毎年、毎年、その年のタイムを注意して見て、速い時計が出てい無い時は、今年同様、3歳馬がからむ可能性が高いとみるべきですね。
あと、血統的に、やはり、欧州型のノーザンダンサー系(サドラーズ、デインヒル系)や、「キングマンボ系の馬は、その時計のかかる馬場に強いみたいです。母父に欧州血統を持つディープも熱いです。母父「ホワイトマズル」だった、「カツジ、ミッキーグローリー」兄弟が揃って4,5着の激走ですから。これも、虎の巻に追記です。
2着に○ペルシアンナイト。昨年の覇者が復活2着。この馬、鉄砲は走らないで2走目が走る典型的な馬ですね。ここ2走、前が詰まる競馬が続いていたので、今回の内枠は少々、いやな感じがしていましたが、アエロリットや、ロジクライが引っ張る展開なら縦長になるから大丈夫かなと思ってもいました。あと、この馬、左回りというか、関東がダメなのかもと思います。外枠、関西ならまだまだいいレースができそうです。
3着にアルアイン。久々のマイル戦でしたが、3着死守。この馬も好枠を活かした競馬でしたね。キレる足のない馬なので、先行して流れ込む形になるだろうと思っていましたが、やはり戦ってきた相手が違いますから、最後の粘りは流石でした。今後、この路線に進むかもしれませんが、今回は、上手くハマった感もありますし、もう少し、見極めが必要かもしれません。
◎モズアスコットは、レース前から発汗が目立っていましたが、4角でぶつけられたのも大きかったですね・・。四位騎手もわざとじゃないと思いますが、あれで一旦弾かれて、そのあと挟まれて、さらに内に進路を切り替えて・・といいところなしでした。まぁ、今回は、実力ではなく、アクシデントでの結果です。まだまだ、このマイル路線の上位グループです。
▲ヒーズインラブは欲をかきすぎました・・。切ったロジクライ同様、富士S組はやはり、「1800m」での実績は必要ですね。
×エアスピネルは、やはり、体調がイマイチだったことと、世代のレベルですかね・・。あと、×アエロリットは、やはり、高速決着じゃないとだめですね。今年は、秋の東京開催は、「高速馬場」でロジクライが勝った富士Sも速い時計でしたが、京都はスワンSもやや時計のかかる馬場でした。来年以降は、マイルCSの週の馬場状態が、どちらかよく見極めて、馬をチョイスする必要がありそうです。
勢いに乗りたかったですが、馬券は外れ。なかなか波に乗れませんね・・。
今年も、3歳馬がからんだことで、大幅に「虎の巻」を改訂しておきます。
・まず、年齢制限から。年齢は6歳馬で、それまでに、マイルCSで馬券対象になったことがない馬で、その年重賞未連対馬は消し。7歳以上ならその年、G1勝ちしていない馬は消しです。
・4,5歳馬は、このレース、相性がいいので、どこからでもはいれます。
・3歳馬は、マイル以上のG1連対馬か、古馬混合のG2レースで連対したことのある馬。あと、古馬混合戦1600万クラス以上で、マイル以上のレースをで55kg以上背負って勝った馬なら買ってもいい。(ただし、G1馬以外なら、京都外回りコースでの勝ち鞍は必須)同世代同士より、古馬混合戦での勝利の方が価値がある。
・3歳馬が絡める条件の一つに、時計のかかる馬場とか、やや重以上の悪い馬場の時に絡む可能性はアップする。(軽斤量が影響か?)
続いて臨戦過程。
・前走成績で、5着以下の馬で、牡馬57kg、牝馬56kgより斤量が軽かった馬は、消しです(3歳馬はー2kgのアドバンテージあり)。
・前走G1以外の2桁着は消し。ただし、マイル以下ならG1でも消し
・前走重賞以外のレースからの参戦も消し。
・前2走とも2ケタ着馬も×。
・連対馬は、最低3勝は必要。3勝以下の馬は×。あと、前走、1秒以上で負けている馬は、連対できない。
・牝馬の活躍が目立つレースですが、馬券に絡む馬は、G1馬か、2歳戦以外の牡馬混合のオープン以上ののレースで勝ったことのある重賞勝ち馬(マイル以上の重賞勝ち)
・富士S組で買えるの1800m以上で実績(勝ちクラか、重賞連対、2000m以上のG1で3着以内の経験のある馬)がある馬じゃないとダメ。
・このレースは、コースは違えど、中山1600mの重賞で、好走した馬が穴をあける。
・京都外回りコースの重賞(マイル以上)2勝以上している馬は、好走する。
・天皇賞・秋から参戦してくる馬は、マイルCSで5番人気以内の馬で、そもそも能力が高い馬。
・リピーターレースになりやすいので、前年の馬券対象馬は、要チェック!
・時計が掛る馬場なら、サンデー系なら「フジキセキ、ネオユニバース」みたいなダートもこなせるタイプ。欧州系のノーザン系(サドラー系やデインヒルの血を持つ馬、ハービンジャー産駒)、ミスプロ系(キンカメ)、ロベルト系や外国馬(時計のある馬)が強くて、時計が早い馬場なら、サンデー系(タキオン、ディープなど)が強い。あと、ダートっぽい血統で、持続力がある馬が、穴になる。
・10番人気以下の前走からの距離短縮組は消し。
・中距離から転じてきた馬が来るのは、時計が掛かるような馬場や、雨が降ったり超荒れ馬場などで外が伸びた時に限る
・やや重までなら、内・先行~差しの馬が有利。外枠なら先行馬。
これで来年はバッチリか?!
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