中3長男の野球部が3年ぶり3度目の出場を果たした東京都大会。
前日の一回戦で、創部以来の念願だった「都大会初勝利」を飾った事については、前回ブログ「中学野球夏の東京都大会・一回戦...シビアじゃない試合なんてある訳がない...」で書きましたが、その余韻に浸る間もなく翌日には連戦で二回戦が行われました。
負けたらそこでお終いという闘いがまだまだ続く訳です。
この日は平日でしたが、「こんな事もあろうかという『図々しいレベル』の期待感(願望)」もあって、事前に会社に休暇申請していた私。(笑)
妻と共に、車で1時間弱をかけて観戦(応援)に行ってきました。
試合は当然のように厳しい接戦になりました。
その厳しさを一言で表現すると「前日の一回戦とは真逆の立場」で苦しむ展開と言ったところ。
■前日の一回戦
ピンチの連続を凌いで凌いで、そしてようやく巡って来たチャンスで逃さず得点。終盤のビッグイニングも創出
■この日の二回戦
エースくんが立ち上がりから完璧ピッチングで相手打線を封じ込めるものの、攻撃面では連続して作る得点機であと一本が出ない
というものでした。
先攻の長男チーム。初回の攻撃。
先頭打者の2年生くん。前日も先制タイムリーツーベースを含む2安打で「都大会で『確変』している感」があるキーマンですが、この日の初打席でもクリーンヒットを放って出塁。
その後二死3塁というところまでチャンスを広げたチームですが、残念ながら無得点。先制パンチはならずでした。
2回表も、先頭の5番打者がヒット、この日打順が6番に下がった長男の「職人技・送りバント」などもあり二死2・3塁のチャンスを作った長男チーム。
ここで講じたサインプレー、
「投球と同時に2塁ランナーが大きく飛び出してしまって」
「それを見たキャッチャーが2塁送球、2塁ランナーが敢えて挟まれて時間を稼ぐ」
「その間(=キャッチャーが2塁送球をした瞬間)に、3塁ランナーが本塁を突く」
というプレーも、ホームでタッチアウトとなり不発。
というか、流石に都大会レベルともなれば相手校も「返球精度ミス」は犯さないよなぁ、しっかりと想定練習しているなぁと思いました。
更に3回表も、ツーベースヒット(一番打者の2年生くんの2打席連続ヒット)と盗塁などで二死3塁のチャンスを作りましたが、あと一本が出ず。
序盤3イニング連続で3塁にランナーを送るものの、「ホームが遠い」という状況に陥りました。
そんな閉塞感がある中。
エースくんは淡々としたピッチング。こんな展開だったからこそなのかもしれませんが、持ち前の剛速球を中心にしながらも、とにかく「制球力を重視」した慎重なピッチングを繰り広げ。
3回裏まで相手打線を7奪三振・パーフェクトに封じ込めました。
打順が一巡した4回裏の二死からこの日初めてのヒット(ツーベース)を浴びたものの、続く四番打者をキャッチャーフライに打ち取り無失点を継続。
そんな「打線は得点できそうで出来ないという、チャンスを逸するイニングの連続」「エースくんは淡々と相手打線を封じ込めるイニングを継続」という雰囲気のまま試合は進み。
私が「得てしてこんな展開の時は」「先に1点を取られてしまって・その1失点の重みが勝敗に直結してしまうぞ」という不安が徐々に大きくなっていくという試合でした。
そんな中。
長男チームの6回表の攻撃。
この回の先頭打者・一番打者を務める2年生くんが、この日猛打賞となるヒット(ツーベース)を放ち無死2塁のチャンスを作り。
続く2番打者の送りバントは「3塁前への絶品転がし」となり内野安打。無死1・3塁のチャンスとなりました。
ここで打席には、長男と代わって3番に起用されたキャプテン。前日の一回戦では1-1の同点で迎えた6回表・二死満塁のチャンスに決勝の2点タイムリーを放ったキャプテンが、
「三遊間を抜く痛烈なタイムリーヒット!6回になってやっとの思いで先制点!」
貴重な貴重な勝ち越し打。「生みの苦しみ」的なここまでの試合展開と「やっと得点できた」の思いもあって、湧き上がるベンチと共に応援席も興奮・感激の極致状態になりました。
それにしてもキャプテン。2試合連続して「6回に勝ち越しタイムリー」を放つとは!私も「これこそが頼り甲斐だ!」と叫びつつキャプテンに感謝の大声援を送りました。
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長男チーム 000 001 0 = 1
相手チーム 000 000 0 = 0
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試合はそのまま1-0で勝つ事ができました。
前日の一回戦で3打数1安打1犠打だった長男は、6番を務めたこの日は2打数0安打1犠打という成績。
この夏の大会で地区予選最後辺りから「俺、打撃調子悪くなっちゃったよ」「クリーンアップは責任大き過ぎだよ、今は」と言っていた長男。今日の試合でもまだ打撃面での復調は見られませんが、その分送りバントなどの進塁打で、打線のピースとしては「一日一善」を維持しているだけに、自信を持って欲しいと思いますし。
それ以上に、捕手としてエースくんを盛り立てる・繊細に声掛け(=エースくんをマウンドで笑顔・リラックスさせる一言コメント)をしつつ、この日は2度の「キャッチャーフライをスライディングキャッチ」という好守も。チームにとっては勿論ですが・本人にとっても、私がよく言う「仕事人!」という役割を果たしてくれていたと思いますし、それは長男自身も理解して・自信の根拠となっているようです。
そして今日の勝利は、何を置いてもエースくんの好投が素晴らしかった。
1安打・無四球・13奪三振での完封劇。高めに抜ける球も終盤にわずか2球ほどという、まさに完璧なピッチングでした。
試合を終えて帰宅した長男。
私が祝福と共に「今日はとにかくエースくんのお陰だね」と言ったところ、長男は、
「そう見えるよね。それは間違いない事ではあるけどさ」
「でも今日のMVPは、一番の○○くん(2年生)だよ!」
「だって3打数3安打。常にチャンスを作ってくれたしさ。決勝のホームを踏んだんだもん!」
「試 合 後 、 俺 さ 」
「 エ ー ス と 一 緒 に ○ ○ く ん に ... 」
「 ・・・ 改 め て 頭 を 下 げ て お 礼 を 言 っ た よ ! (笑) 」
長男の野球部。
前日の創部以来の初の都大会1勝に続き、二回戦の試合も勝つ事ができて。
これで東京都ベスト16となりました。
・・・正直なところ...出来過ぎ...全く予想していなかったなぁ...
・・・嬉しい誤算と言ったら長男へもチームメイトへも失礼なんだろうけど...
という訳で。
明日は東京都ベスト8をかけての試合が行われます。
相手は今大会の優勝候補に挙げられてもいる超・強豪校。
私は明日は仕事なので見に行く事ができませんが、他の保護者のおかーさん方と共に熱狂応援する妻が現地から結果を知らせてくれます。(・・・私は会社でドキドキして仕事にならないかも(笑))
長男には決戦を前にしたこの日の夜、「明日はとーさん見に行けないけど」「これまでの2試合と同じように、腹に力を込めて・度胸を据えて一つ一つのプレーを頑張れ!」と言いました。
それにうんうんと頷く長男。
・・・そしてその直後に出た長男のコメント...
「明日の試合はさ」
「電光掲示板使用するんだって。初めて俺の名前がスコアボードに表示されるんだよ!」
「それに...ウグイス嬢も居るから、俺の名前がコールされるよ!」
「だから、絶対に頑張るよ!(笑)」
よし!
動機はどうあれ(笑)、張り切って頑張れる要素を見つけたのであればOK!
長男にもチームメイトにも。
とにかく「自分らしいプレー」をこれでもか!と発揮する試合をして欲しい!
そう願っているワタクシです。
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息子さんも犠打、守備で頑張っているようですね!多分リードも難しいと思います。
とことこさんも応援行きたいですよね!でも祈る思いは伝わります。私も勝ち負けもありますが、全力でプレーしてほしいです。ガンバレ!
それと...
スミマセン!コメントのお返事が出来ていませんでした。
ゴメンナサイ!
都大会については既に決着がついてしまった今なのですが、おぶさんから毎日いただくエールは「私の応援勇気」に確実になっていました。
本当にありがとうございました!