快読日記

日々の読書記録

「暴走老人 犯罪劇場」高橋ユキ

2021年07月26日 | ノンフィクション・社会・事件・評伝
7月6日(火)

「暴走老人 犯罪劇場」高橋ユキ(洋泉社新書 2017年)を読了。

この前読んだ春日武彦の本で話題になっていたので読んでみました。
「つけびの村」の人の本だし、と思って。

老いると円熟方向に行く人と先鋭化する人とに分かれる。
(先鋭化、というのは、もともとある猜疑心や攻撃性や被害者意識などが、という意味で)
後者のさらに一部が犯罪に走る、
そんな“暴走老人”たちが被告になったいくつもの裁判傍聴記です。

取り上げられた事件はどれも興味深いものばかりだけど、
ところどころ文章が読みにくい、わかりにくい。
慣用的な表現の誤用や文法的にどうか、という表現もあり、
誤解したまま読み進め、途中で気づいて引き返すのはストレスでした。

あと、それぞれの章の冒頭に事件当時の新聞記事が出ていて、
そこで被告人以外の人物の実名が明らかになっているのに、
なぜか本文では仮名になっていて(たとえば記事には佐藤とある人物を本文では鈴木と呼ぶ)混乱します。
小さい記事の部分なんか読まないと思ってるのかな。わからん。
仮名にするなら記事の実名部分は消しとけばいいのに。

終盤、春日武彦が登場してびっくりしました。
これ、高橋&春日の対談だったらよかったです。