快読日記

日々の読書記録

読書中『白鵬のメンタル』内藤堅志

2016年05月29日 | プロレス・相撲・ボクシングなど
5月28日(土)

宮城野部屋のトレーナーが2013年に出した『白鵬のメンタル』(内藤堅志/講談社+α新書)を読み始める。

心の中にあるものを外に出して(言語化)、それを他人に見せて分析してもらい、適性なアドバイスを受ける、ってどんなかんじなのかと想像してみる。
心強い? 頼もしい? それとも依存しそうで怖い? 心の中を他人にどうこう言われたくない? むしろ言われたい?

ストレスをコントロールして、精神を整える、確かに誰かが併走してくれたら安心だろうと思う。


それはともかくここ数年、協会もメディアも白鵬を叩きすぎではないかと思う。
その言動に協会が苦言を呈するのは立場上仕方ないかもしれないが、世間はもっと白鵬の味方をしたっていいじゃないか。
横綱が全員モンゴル人だって、それが実力なんだから当たり前だ。
「日本出身力士」がどうこう言うなら、いっそのこと外国人の入門を認めなければいい。
誰かを責めるなら、強い外国人ではなく不甲斐ない日本人力士だろう。
外国人を入れておいて、「また外国人が優勝か」とか言うのは止めたらどうか。
白鵬バッシングは、そういう人たちの八つ当たりにすら見える。

最近は、稀勢の里を横綱にしたいがためにルールまで変えようとする勢いだ。
憲法解釈を変えることで目的を果たそうとするどこかの国の政府と同じ精神構造か。
もし、今後たった一度の優勝(それさえ確率は低いが)で稀勢の里を昇進させるようなことがあったら、もう大相撲はおしまいだ。
魁皇や小錦などに何と申し開きをするのだろう。

綱取りの基準は決して下げることなく、しっかり這い上がった者にだけ綱を巻いてもらいたい、受け入れた以上、どこの国の人でも。

…と、隠居の小言みたいになってきたところで寝る。