快読日記

日々の読書記録

「慢性疲労は首で治せる!」松井孝嘉

2009年08月31日 | 暮らし・健康・理科っぽい話
《7/22読了 角川oneテーマ21 2009年刊 【健康 医学】 まつい・たかよし(医師)》

慢性疲労・頭痛・めまい・自律神経失調症・更年期障害・うつ・パニック障害・大抵の不定愁訴、これらの原因の多くは首にある!という話、この説得力と力強さはなんでしょう。すてきです。
――軽口はさておき。
医学の隙間っていうか、盲点っていうか、たしかにありますよね。
つまり、わたしは何科に行けばいいの?という問題です。体調が悪いんだけど、なんだかわからない。
それが判れば苦労しない。
これは病院や医者を選ぶより重大な問題です。
見当違いの科にかかって更に悪化、なんて珍しい話ではなさそう。

そこで、そうした症状の多くは首から来ている、という主張です。

経験に裏付けされた理論の頼もしさと、克服法として提示されているのが肩透かしなくらい地味な運動だったりするところに高い信憑性を感じます。

原因不明の体調不良に苦しむ人が快方に向かうきっかけになるかもしれない1冊です。

しかし本って いろんなものがありますね。←何をいまさら(笑)