快読日記

日々の読書記録

5月14日(土)

2016年05月17日 | 日記
5月14日(土)

通勤途中にいつも通る肉屋の犬の姿が最近見えない。
くたびれたおじいさん風の、おとなしそうな犬を毎日見るのが楽しみだったのに、小屋は空っぽだ。
いつもくるまっていた毛布も片づけられている。

そんな風景を見ながら一句。


「灰色の 肉屋の犬が もういない」


しかし、これだとこの肉屋にあらぬ疑惑を抱いているみたいなので、脳内で却下する。
そういや季語もないし。

5月7日(土)

2016年05月12日 | 日記
5月7日(土)

朝、トイレの中にいる父がはっきりと「よし、正解!」と言う声を聞いた。

一体どんな問題があって、どんな正解を導いたのだろう。

4月26日(火)

2016年04月27日 | 日記
4月26日(火)

Kちゃんからミュージカル『わたしは真悟』に関する続報あり。

わたしはガラケーユーザーで、ネットはもっぱらパソコンで、そのパソコンも10日に1回開けばいい方で、もちろんツイッターもFacebookもやっていないので、なぜか楳図をフォローしているKちゃんが頼みの綱だ。

それによると、さとるが門脇麦、まりんが高畑充希なんだそうである。
わたしの予想は逆だったが、そういわれてみればそっちの方がふさわしい気がする。
しかも演出家は外国人だ。

見たい気が一気に膨らむ。
でもミュージカルはものすごく苦手。
どうしようどうしようと迷いながら寝る。

4月21日(木)

2016年04月23日 | 日記
4月21日(木)

Kちゃんからのメールで、楳図かずおの『わたしは真悟』がミュージカルになることを知る。
高畑充希&門脇麦 W主演って、どういうこと?
高畑充希がさとる?
まさかの真悟?
真悟がペッパーくんだったら笑う。
そして『わたしは真悟』のどの場面をやるの?
それともダイジェスト的な?
東京タワーの場面はやるよね。

いや、そんなことよりなぜミュージカル!!
普通の舞台じゃだめなのか。
映画じゃだめなのか。
アニメでもいいのに、なぜよりによってミュージカル!

動揺のあまり、自分がそれを見たいのか見たくないのか、よくわからないまま就寝。
でも、これが宝塚化だったら頭のブレーカーが落ちてしまっていたと思う。

4月13日(水)

2016年04月14日 | 日記
4月13日(水)

武部はホリエモンの手を取り掲げ、「我が弟です!」と叫んだことについて今どう考えているのか。

漫画『黒幕さん』(ほりのぶゆき/小学館)で、2004年から2009年までの事件やニュースを思い出し、そうやって過ぎたことをネチネチ、いや、しっかり覚えておくことは意外と大事なことなんじゃないかと思った。

4月12日(火)

2016年04月13日 | 日記
4月12日(火)

のんきな休みがもうじき終わる。
仕事があるのはありがたいことだけど、毎日犬と遊んだり(とても気が合う)猫と遊んだり(無視されるか怒られるしかない)、本を読んだりテレビを見たり、そんなかんじで一日を無為に費やすことの贅沢さよ。

4月11日(月)

2016年04月12日 | 日記
4月11日(月)

朝 BSで「座頭市物語」をやっていて、終わるとすぐ「じゅん散歩」なので、あっと言う間に昼前だ。
その前の「江戸の旋風」もおもしろかった。
フジテレビの時代劇って傑作が多い。


午後、短編集『延命の負債』(松本清張/角川文庫)のひとつめ「延命の負債」を読む。
初期の短編集。
矮小な人物を描かせると残酷なくらいうまいなあ、と思う。
松本清張って、人間のことが好きなのか嫌いなのか、謎だ。

4月9日(土)

2016年04月10日 | 日記
4月9日(土)

本、特に小説を読み始めて、あ、おもしろそう!好きそう!と思ったとたん、本を閉じてしまうことがよくある。
これが図書館などから借りたものだと「いやいや、期限があるんだから」と自分に言い聞かせて読み進めるんだけど、買った本だとそのまま本棚にしまってしまうことになる。
おいしいものは先に食べる派なのに、本は取っておきたいみたい。
犬が骨を埋めたり、カラスが餌を隠したりするかんじか。

そんなわけで筒井康隆の『モナドの領域』(新潮社)を読み始めたが、いやな予感がする。
でも、図書館本だからさっさと読まねば。

3月21日(月)

2016年03月22日 | 日記
3月21日(日)

『「罪と罰」を読まない』(岸本佐知子 三浦しをん 吉田篤弘 吉田浩美/文藝春秋)を読み始める。
超有名な割に実は読まれていない『罪と罰』の最初と最後の1ページだけを元に、未読の4人でどんな話なのか推理するらしい。

岸本佐知子の名前に惹かれて読み始めたが、「この調子で1冊行くのか…」と思ったらちょっと引く。
自慢ではないが、わたしは漫画でしか『罪と罰』を読んでいない。
それでも、これだけは言える。
「読まずにつつき回す時間があるなら、読んだ方が100倍有意義だ」
…そう思ってしまった時点で、自分がこの本のよい読者になれないことを確信する。
早くも挫折の予感。

寝る前、『この世はウソでできている』(池田清彦/新潮文庫)をちょっと読む。

3月19日(土)

2016年03月20日 | 日記
3月19日(土)

ショーンK(芸名らしいけど)の今回の騒ぎは、“小倉優子は「こりん星人」じゃなかった!ショック!”と言っているようなものだ。

彼はこれから敢えて「名門大学を出てMBA持ってる辣腕経営コンサルタント・ショーンK星人」という設定で行くべきだ。
ファンが急増するに違いない。
しないか。
いや、少なくともわたしは大好きになるぞ。

『大人に質問!「大人ってどのくらい大変なんですか?」』(みうらじゅん/飛鳥新社)を読みながら寝る。

3月14日(水)

2016年03月15日 | 日記
3月14日(水)

うれしいこととショックなことでプラマイゼロの日だった。

ことの起こりは2月22日、『総特集 坂田靖子~ふしぎの国のマンガ描き~』の発売日にe-honで注文しようとしたら、すでに「品切れ中」であった。

5日ほど後、もう一度e-honを見て、『総特集 坂田靖子』と何か(仮に『A』とする)を注文した。

2日くらいしたら「2冊のうち1冊が品切れでした」旨のメールが届いた。
このときよく確認もせず、てっきり『総特集 坂田靖子』が品切れだ、と思い込む。
『A』の方はOKかぁ、よかった~、と思いつつも、その『A』が何だった思い出せない。
「まあいいか」とやりすごす。(メールに書名は書かれていない)

すると、そのOKな方が「3月3日に届きます」メールが来る。
まだ何を頼んだか思い出せないし調べもしない。

取りに行かないまま数日が過ぎ、またe-honを覗き、「あ!今度はある!」と喜んで『総特集 坂田靖子』を注文する。

そして、「3月14日に届きます」メールを受け、『総特集 坂田靖子』と思い出せないままの『A』をもらえるのね、といそいそと本屋に向かったのが今日。

帰宅後、ワクワクしながら包みを開けると『総特集 坂田靖子』!
わーい!
もうひとつの方を開けると…。


『総特集 坂田靖子』


…なぜ、なぜこんなことに…!おれのばか…、とうなだれる。

結局、『A』が何だったのか、確認できないままだ。

3月13日(日)

2016年03月14日 | 日記
3月13日(日)

この前買った漫画本に挟まっていたチラシに「王家の紋章 ミュージカル化!」の文字を発見、急いで友達にメールした。

「王家の紋章」を今も買い続けている彼女の遺言は「もし、自分が細川智栄子(あんど芙~みん)より先に逝くようなことがあったら、新刊を墓前に供えてほしい」だ。
「こうなったら細川智栄子と自分と、どっちが先に死ぬかだ」という覚悟を語ることもあって、ちょっと怖い。

怖いと言えば、舞台で見るメンフィスはどんなかんじなのか、かなり気になる。
でも、装飾過多…言い換えればゴージャスな世界なので、ミュージカル似合うかも。
宝塚でもいいかもね!と思ったところで寝る。

3月12日(土)

2016年03月13日 | 日記
3月12日(土)

松本清張の「地方紙を買う女」がまたドラマ化されていたが、あれだけ長編も短編もたくさんあるのに、限られた作品だけが何度も何度も映像化されるのはなぜだ。

しかも、今回の「地方紙」は現代が舞台で、スマホ・ネット・北陸新幹線などがどんどん出てくるのに、都内に住む広末が羽咋の事件を知るために地方紙を購読するって、やっぱりそこだけ浮いちゃうよー。

と言いつつ最後まで見てしまった。
田村正和はいつまで“男”役をするんだろう、高倉健もそうだけど、スターはうかうかお爺さんにもなれないなあ、気の毒に、と思う。
白髪、というには全体的にグレーだったので、あの真っ黒じゃなくて敢えてグレーに染めるっていうあれを使っているのか…とどうでもいい勘ぐりをする。

『「反戦・脱原発リベラル」はなぜ敗北するのか』(浅羽通明/ちくま新書)と、途中で止まったままの『「けち」のすすめ』(ひろさちや/朝日文庫)を少しずつ読む。

夜は『黒幕さん』(ほりのぶゆき/小学館)を再読してニヤニヤしながら就寝。

2月27日(土)

2016年02月28日 | 日記
2月27日(土)

先日ネットで買った中島義道の文庫を開いたら、1997年刊の『<対話>のない社会-思いやりと優しさが圧殺するもの』を改題したもの、と書いてあった。
たまたまそれ読んでなかった(たぶん)からいいけど、そういうことはしっかり出しといてよね~e-hon!(→Amazonではなく、地元の本屋さんで受け取るe-honをいつも使っている)と思う。
漫画作品はだいたい表示されているんだから、一般書もちゃんとやってもらいたい。
中身を確認できないネット書店なんだからさー。

2月25日(木)

2016年02月26日 | 日記
2月25日(木)

ひろさちやの本を読むことは、凝り固まった体をほぐすためにマッサージに行くのと同じだ。
読み始めてもう15年以上になると思う。
複数の本に同じネタが出てくるし、その主張は何十年も全く変わらないし、では何のために読んでるかっていえば、それはもう心と頭の凝りをとり、固まった部分を伸ばし、ねじれたところを矯正するためだ。
だから読後、やけに血行がよくなる気がする。
全然「きまじめ」じゃないところがまた安心して読める。

寝る前『月館の殺人 上』(佐々木倫子/漫画 綾辻行人/原作 小学館)を読む。