アンティーク青葉2021

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テオリア 観想

2023-01-21 22:21:05 | 日記
古代ギリシアの哲学者たちは、何もしないで観想にふけることを最上の喜びとした。
昔、私は、働かないでいいな、と思ったのだが、これは意外と不連続な今の労働の空間を埋めるのにいいのではないか、と思う。
つまり、ボッーとする時間の重要性だ。
最近、趣味について考えたのだが、読書も本がほんとに高い。
ついでに、本は充分読んだのでもういい。
エーゲ海の青い空と海、日本でいえば、瀬戸内海か。
暖かそうだ。
やっぱり寒いと身体が縮こまってしまう。
学生のときは東北にいて、やっぱ寒いほうが頭が働くと思ったが、歳をとると体の発熱作用が落ちてくる。
歴史のことを考えながらパソコンに座っている。そんな時が幸せだ。


世相

2023-01-21 01:38:33 | 日記
昭和40年頃に出版された中央公論社の日本の歴史シリーズは、文庫本にもなり、長く日本史ファンをうみだしてきた。
残念ながら、今は古本でしか入手できない。
この中で、現代社会ととても関係しているのに、大名と百姓という巻がある。
これは、発見した史料を充分に引きつけて解読する巻頭シーンからはじまる地道なドラマだが、では、なぜ現代社会をひもとくに重要なのかというと。
幕藩体制が、百姓に荷重な負担を押し付けていく。
その内容は、五公五民であれば軽い方。
しかも、飢饉、今で言えば不況の時でも増税路線に変わりはない。
副業にも税金が掛かっていく。
年貢を払えないときには、名主に借金して立て替えてもらう代わりに農地を質にいれるが、
利息は高く、結局質流れ。
それでも、花卉、炭など売れればいい。
農家はとくに子沢山。
多くの子が村を出ていく。
などなど。
少し空想も踏まえて。
ただ東北に大地主制が発達したのは、裏作が出来なかったためではないか。
小作率が低いところは、西日本とかに多いみたいだが。
大平野では、山の幸や海の幸が手にはいらず、
生活の余りがなかったのか。
現代社会の租税率は50%くらいだそうだ。
これに、消費税をいれたら、まさに、税金を払うために働く。
働かないと生きていけない。
生きるだけ、というのは、働いている状態で、
生きるだけ、というのは無理。
でも、人間、無理なときもある。
物価は10%上がり、所得はほとんど上がらず、
税金はあがる。
大名と百姓の世界だ。