ホットミルクに砂糖を入れて

某学校で教師をしつつ、鍵盤弾きとして作編曲や演奏活動をする、東京生活17年目、道産子・まつけんのブログ。

師匠のピアノ。

2010-07-26 16:20:57 | Weblog
どうも、背中ヒリ男です。
いやあ、いろいろありましてね。(笑)

これから、ピアノの師匠のリサイタルへ。
大学時代のピアノの先生です。

先生のピアノは、理論を重視していまして。
それに対して、5歳で始めた時から、感情に重きを置くように指導された俺。
何が正しいというわけではありませんが…。

このフォルテは、こういう気持ちで弾きたい!

と、練習していった俺に対して、

「このフォルテは、そんなフォルテではありません。」

と、フレーズの前後や和声の動きから、音の鳴らし方を考えさせられる。
しかし、そんなことを言われても、よくわからない。
…最初のうちは、そんな感じのレッスンでした。

でも、今となると、理論も大切なんだということがよくわかりまして。
感情だけの演奏では、表現の限界があるんです。
両者共に、適度なバランスで合わせる。
それがベストだ、と。

当時も、だから必死になって、

「このピアノは、こうでこうだから、こうなんじゃないかと…どうですか?」
「違います。」

挙げ句の果てには、1回弾いただけで、

「この曲のことを、もっと調べてきなさい。」

ということもありました。

でも、いつも親身になってくださる先生で。
ピアノのことだけじゃなく、いろいろなことで支えてもらいました。
コンクールに出た時は、休日なのに足を運んでくださったり。
進路やら、いろいろな悩みを、真剣に聞いてくれたり。
熱が出て、家で寝込んでた時なんかは、友人を通してお見舞いをくださったり。

だから、今でも感謝しているわけです。

先日、同じ門下の同級生と先生とで、飲んだんですが…。
やっぱり、尊敬できる存在だと感じましたね。

さあ、今日はどんな演奏を聴かせてくれるのかな?
とことん真面目なのに、チャーミーなとこもあって。
でも、力強い音も弱い音も、芯がある。
そんな先生の演奏を楽しんできます。

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