先日、行政機関の人に名刺をもらいに行ってきた。1か月前にも名刺交換してもらおうとしたが、外であったために持ち合わせていなかったらしい。私は72歳の老人なので、名刺をもらわないと忘れるのである。もっとも私のサラリーマン時代は、顧客に自分の名前を覚えてもらうのも仕事で、名刺は命の次に大切なもので肌身離さず持ち歩いていた。
最近の行政機関の人は、首からネームプレートを付けているが、私は忘れるので名刺をもらうことにしている。私は、「十勝の活性化を考える会」の会長をしていたので、この4年間で約3,000枚を作ったであろう。金額にして、約6万円になる。
話は変わるが、昨年度の終わりであった。アルバイトの人が行政機関で働き始めたのである。彼女は忙しいところと思っていたらしいが、「仕事が少ない」とぼやいていた。年度末であったので、きっと人件費が余ったのだろう。
この人のアルバイトにかかる人件費を名刺代に回せば、名刺は作れただろう。日本は、先進国で最も借金比率が高い国であるので、何事も “着眼大局”である。
「十勝の活性化を考える会」会員