2030年の冬季オリンピックは、まだ開催地が決定していないので何とも言えないが、札幌市開催を考えてみた。東京オリンピックの収賄・贈賄容疑で、多数の人物が逮捕される事態になっているから、札幌オリンピックの開催について、札幌市民から不招致のデモが相次いでいる。
2021年に開催された東京オリンピック開催の是非はいろいろとあり、大会経費は新国立競技場を含めて、1億円以上はかかったといわれている。安倍晋三元首相の国葬が、総額16億円ぐらいと言われているから、その予算の大きさが分かるであろう。
50年ぶりとなる札幌オリンピックが開催となれば、経費の圧縮は当然だろう。ただ、個人的には札幌オリンピックの開催には賛成である。なぜなら、帯広市にある室内スケート場がメイン会場になり、スケート競技が行われる予定であり、高木美帆選手のような日本人が生で見れると思うと今からワクワクしているからだ。
札幌オリンピックでは、世界中からたくさんの観光客が来て、札幌だけでなく過疎化が進む北海道にたくさんのお金を落としてほしい。オリンピックの経済効果は計り知れないほど大きく、コロナ禍で沈滞ムードが漂う北海道には、これ以上の勝るものはない。
先日、半世紀にわたって世界各所に住んでいた知人の話を聞いたが、北海道はとても綺麗なところだという。こんな素晴らしい北海道に外国人がきて、リピーターになると思ったら、こんなに嬉しいことはない。道産子は、“おもてなし”の心で外国人をお招きし、日本の良さを知ってもらうべきである。
それにしても北海道の気温が高い。北海道だけでなく世界中の気温が高くなっている。ポルトガルやイギリスでの高温、パキスタンでの国の1/3に及ぶ洪水、イタリアにある氷河の一部も溶け出しなど、地球温暖化は枚挙にいとまない。このように地球温暖化が進めば、札幌での冬季オリンピックの開催は、できなくなるかも知れない。
「十勝の活性化を考える会」会員