北海道の十勝で、約300億円のゴミ処理場建設計画が進んでいます。十勝の人口は34万人余りですから、東京都にすれば、1兆3千億円の大プロジェクトであります。そんな大プロジェクトなのに、いとも簡単に計画が進められようとしています。
一部の人びとしか明確に反対していませんので、行政に対しても十勝人に対しても、あまりにも無責任で呆れて何も言えません。なぜなら地球はいま、ご存知の通り「地球温暖化」で大変なことになっているからです。
ゴミ処理は燃やすのが基本ですから、地球温暖化を一層促進するようなゴミ処理場は作るべきではありません。ゴミを燃やすのではなく、生ごみをたい肥にするとか再利用すべきです。
同じ予算がかかるのなら大きなゴミ処理場を作るのではなく、ゴミの発生を少なくするような「教育」にお金を回すべきです。12月15日、このゴミ処理場に関して「住民説明会」があるので、以下の質問をする予定です。
【質問項目】
①帯広市の燃えるゴミ袋に係る他地域との価格差
②建設予算額の比較
(各対象メーカー、処理能力、ランニングコストの比較など)
③建設予定場所について
(A地点とC~F地点の違い、C地点が一番安全であるという根拠)
④新聞によれば、「安全、環境、コスト面から、C地点が最も効率的である」と記載されていますが、その比較した検討資料の明示 など
秋田市新屋に配備予定だったイージス・アショアが、防衛省のデータ捏造などを理に、配備計画が撤回されました。新しいゴミ処理場は、十勝人一人当たり10万円という多額な予算(税金)が投入される予定であり、綿密なチェックが必要と思います。様々な要因で経済性が良くない計画であれば、イージス・アショア計画と同じく再考する必要があります。
帯広市では、“クールチョイス”、即ち、賢い選択を推奨しています。ゴミ処理場の建設計画は、予算額などから見てクールチョイスだとは思われません。また、帯広市のホームページには、「環境にやさしいまち」と書かれていましたが、このまま計画が進められるようであれば、環境にやさしい町という表現は削除すべきだといます。
なお、横浜市在住の「あやめさん」のブログによりますと、帯広市は実質的に、日本一「ゴミ袋が高い町」のようです。
「十勝の活性化を考える会」会長
注) 地球温暖化
地球温暖化とは、地球の気候系の平均気温が長期的に上昇することである。これは気候変動の主要な側面であり、気温の直接測定や、温暖化の様々な影響の測定によって実証されている。気候変動とは、地球温暖化とその影響(降水量の変化など)の両方を含むものである[7]。地球温暖化は有史以前からあったが、20世紀半ば以降の変化はかつてないほどの速度と規模で推移している。
(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
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