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TOITAの「航空無線通信士受験塾」第35期無線工学第2章航法支援施設 (3)電波高度計

2024年10月06日 | 「工学」見本記事

              第2章航法支援施設
         (3)電波高度計

今回は、 航法支援施設の最後として ”電波高度計” につい
てお話をいたします。

さて、今回お話をします電波高度計は、低空用 (2500ft以
下)です。
着陸態勢に入った航空機が着陸するか、直陸をやり直すか
を決める”直陸決心高度”や、自動着陸する際、フレーアを
掛ける時の高度情報として使用されるものです。

※フレアーとは
 冬場、白鳥が湖面に着水する様子をTVで目にする事が有
 ると思いますが、 着水寸前に水平に飛んでいた白鳥が頭
 を上げ、 翼を水面に対して見た目、直角にした様に翼を
   起こす様子を目にします。
 航空機は、 速度を落としますと、揚力が減り、高度が下
   がります。直陸の寸前に降下角度を減らし 緩やかな着陸
   をする為に迎え角を上げます。  ( 機首を上げると胴体に
   ついている翼の迎え角が上がると言う訳です。)
 すると揚力が増し緩やかな降下となると共に 迎え角が大
   きくなりますので  抗力 (つまり空気の抵抗です。) が増
   してスピードが落ち、高度も下がると言う訳です。
 航空機の車輪が接地する寸前に迎え角を 更に増す事をフ
 レアーを掛けると言います。
 白鳥を含め、 鳥も同じ事をしていますと言いますか、人
   間が鳥の真似をしているのです。
 白鳥が着水する時や、航空機が着陸する様子をTVで目に
 された時は、「ア~。これが、フレアーか!」と 思って
   見て下さい。

余談が大変永くなりました。
お話をもどします。  電波高度計には、”パルス形” と ”FM 
(周波数変調)”があります。
”パル形” は、  パルス変調した電波を地上に向けて発射し、
航空機に戻って来る迄の時間で高度を測定します。

今回は、試験に出題されます”FM形”についてお話をします

先にお話をしました様に ”FM形” は、低空用です。
これからのお話は、 少し、難しくなりますが、何度か読み
直して理解して下さい。

  
 ※横軸は、時間。
     縦軸は、三角波の電圧で搬送波をFM変調した時の
         送波の周
波数変化を表しています。
 ※図の Δf 部分の説明
   FM変調では、変調信号 (三角波の電圧)が高くなると
   搬送波の周波数が高くなります。
   縦軸のΔf はの三角波で搬送波を変調した時の
   時
の搬送波の周波数の三角で示した 反射波を受
         信した時の反射波との周
波数の差を示します。
         


続きは、10 月の「法規」と「工学」のページで お読み下さ
い。

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分かりやすいか・分かりにくいか、記事の見本でご確
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夏休みにお話をしました通り、独学は、難しく試験
迄の時間は、それ程永くありません
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