第3章半導体・電子管・電子回路
番外編~トランジスターの
電流増幅率その4~
前回のお話では、エミッター接地増幅回路は、電流
増幅率が大きくなる事が分かりました。
今回は、エミッター接地回路の特徴について考えて
みます。
※平成26年4月1日以降の試験からトランジスターの記号から丸
が無くなりました。
エミッター接地回路では、Vi がプラスで大きな電圧
になりますと ベースと エミッター間の電圧が 順バ
イアス方向に大きくなりますので Ibが多く流れます
。
Ib が多く流れますと Ic が多く流れます。
GNDと書いてあるところは、グランド(アース)です
。回路図では、よくGNDと表されていますので覚え
ておいて下さい。
GNDは 電圧の基準です。図-4のEceの上側が”+”で
すので、GNDから見てEceの上側は、+Ece [V]とな
ります。
Ic が流れますと Eceとコレクター間の負荷抵抗に電
流が流れますので 負荷抵抗をR。 コレクター電圧を
Vce としますと
Vce = Ece - Ic x R (4)
となります。
GNDから見て、Ece の上側(+)が 一番電圧が高く、
負荷抵抗で電圧が下がった分だけコレクター電圧:
Vceは、低くなり ます。
続きは、10 月の「法規」と「工学」のぺージでお読み
下さい。
「航空無線通信士受験塾」からの
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