ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

当世お受験事情

2007-09-20 | 砂時計
それでも、カレンダーは着実にその残り日数をカウントダウンしている。

来年の受験に向けて、早くも受験宿の受付が火曜日から始まった。
昨日の時点で、開けてビックリ!
すでに大学近くのホテルは空き室ゼロ状態である。
大学生協が斡旋してくれるホテルは、現役大学生がホテルに滞在し、励まし、当日は専用車でお出迎え、お弁当も準備万端、という具合。
30年も経てば、世の中変わるものである。
私の時代には、すべて自分で調べ、自分で予約し、自分でどうにかしたものだ。
こんなに早い時期から予約した覚えもないし、大学生協が斡旋してくれた覚えもない。
高校からこんなパンフレットを持って帰った記憶もない。
なにしろ、すべてが至れり尽くせり状態である。
ホテルにしても、ツインルームがそれなりの数用意されているというのは、家族がつきそう、ということなのだろうか。

我が家では、当初、私の会社の保養所があるので、そこを利用すれば安上がりだし、予約も取れるだろうし、いいんじゃない、と呑気に構えていた。
だが、先輩お母さんたちの話を聞くと、10月に入って予約しようとしても、どっこもないわよ、といわれ、さらには保養所利用の条件が被保険者である私が必ず泊まらなければならない、という制約つきであることがわかった。
それは、マズイ。
非常に、マズイ。
なんせ、私はその街での大学受験を失敗しているのだ。
くわばら、くわばら。
縁起悪い私が付き添うなんて、とんでもない話である。
そんなわけで、早速本日息子一人分のホテルを手配した。

友人の住む田舎の公立高校では、早々と学校推薦で合格が決まった生徒が出始めたそうだ。
「サクラサク」の通知を手にする感慨はないものの、塾やその他諸々の無駄なお金が出ることもなく、余裕を持って入学準備が始められるという利点もある。
街の学校で戦々恐々、受験に向けて汲汲とする高校生活より、青春を謳歌してすごす田舎の高校生活というのも悪くはない。
結果、同じ大学になるのなら、きっとそういうショートカットをしたほうが、楽しく人生を送れるのじゃないだろうか。
少なくとも、18の春に流す涙は、悲しみの涙より喜びの涙のほうがいいに決まっている。
30年前に戻ることができるなら、そういうオイシイ道を選びたかったとつくづく思ったりもした。

いずれにせよ、外堀は着々と埋まりつつある。
あとは、息子の頭の中を埋めるだけ。
だが、それこそが一番の難航作業であると思われる。

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8 コメント

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受験の宿・・・ (アプリコット)
2007-09-21 10:22:26
もう宿を手配しないといけないのですか。
ということはもう志望大学も決まっているということですよね。
CITROENさんは付き添わないのですか?
宿の手配をして、交通費も、食費も、と思うと受験って本当に大変ですね。
気が遠くなりそうです。
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はじまりはじまり~~ (hana)
2007-09-21 15:25:35
思い出します、娘1号のときのこと。
学校に旅行者の人が来て説明会がありました。パンフをみてお値段に吃驚!!大名旅行並み・・・しかし、後日当人の話を聞けば和室2間続き<寝室お布団敷きっぱなし+居間大きい座卓2個お勉強用と食事用>・ 緊張で食事が余り取れないと果物や一口おむすびを用意・などなど。。
細やかに配慮してくださったそうでお代金値ありました。受験生の扱いに慣れているのも安心材料ですよ。
お弁当は見本見ると大きすぎたので、隣のコンビニで買ったとか。
読んでお分かりのように、本人一人で行きました。
でもお部屋は二人用が標準で、母付き添いがかなりいらしたとの事。。
私は最初から考えてもいなかったのですが、当然同行する、という友人もいました。
今は、AOも推薦もあって、家庭の事情や本人の意向で色々な方法が選べるのは幸せな事です。
CITROENさんの息子ちゃんもきっと年末からは濃厚な時間を過ごされることでしょう。
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アプリコットさん (CITROEN)
2007-09-21 20:18:00
そーなんですよー!
もう準備を始めなければならないようで。
来月にはセンター入試の申し込みをしなければなりません。
私たち親世代時代と、まったくシステムが変わってしまって、何が何やらわからないまま準備をすすめなければならないのです。

私の付き添い?
ぶるぶる、とんでもない!
男の子に母親がついてくなんて、勘弁してよ、って思っちゃいます。
かといって頼りない息子ひとりで行かせるのもどうかとは思わなくはないのですが、夫も仕事があるし、私の父は、息子の志望校に受験当日、盲腸になってふられる、という不吉な前歴を持っていますから、付き添わせるわけにもいかず・・・
ま、受験にさえひとりで行けないようなら、この先、生きていくこと自体無理でしょうから、なんとかひとりで乗り切らせようと思っています。
私って鬼母?
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hanaさん (CITROEN)
2007-09-21 20:27:02
先輩!お話を伺いに行かねば!と思っておりました。

そうですか!!
さすがしっかりしたお嬢さんですね。
今は、女の子の方がしゃんとしていて、案外一人でちゃんちゃんと受験して、すんなりパスして、って行くみたいですね。
男の子は、母親がべったりで大きくしているのか、甘ちゃんが多いみたいです。

それにしても、そこまで至れり尽くせりとは思っても見ませんでした。
そこまでしてくれりゃ、母親よりよっぽどきめ細やかな対応ですよね。
プロにお任せした方が、良さそうだ・・

AOやら推薦やらを見方に出来る子ならば、スイスイっと行けちゃうのですが、平々凡々な子ですから、入試要項どおりにスケジュールを組まねばなりません。
最後の最後まで気の抜けない日々が始まりそうですが、私の事じゃないし(爆)。
親として必要最低限のものだけ提供して、私は私のことをさせていただくつもりです
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そぅそぅ (hana)
2007-09-21 22:29:20
行かせるのは親の力だけれど、行くのは本人の力&勉強は結局は一人でするもん~~
と常々言ってきかせました。
>>私の事じゃないし
そうです!学校行きたいゆうてる本人がやるしかないですよね。
私も私のことはスケジュールどうりにしましたよ。
親が気を揉んでどうにかなるのなら、いくらでもやりますがやれることには限りがありますから・・
友人に、受験で2キロ痩せ、遊学させて寂しさと心配で2キロ痩せという母がいますが、私にはシンジラレナ~~イ
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わぁ、大変。 (EKO)
2007-09-21 22:41:24
お話参考になります。
うちの場合には地理的には宿泊の必要はありませんが、時代の流れとしては参考になるお話です。
息子の私立中学受験も(私はしていないし)いろいろノウハウもあり驚きと試行錯誤でしたが、公立中から公立校も私の時代とは違って通塾とか、学区が無いとか、学校見学もするとか、知人の話を聞くと中学受験に負けず劣らず大変そうです。
もう良いジャンと言うカンジの大学受験もそんな状態なんですね。
はぁ~、母は言いつつ、当の息子は今もプレステの野球ゲームしてます。
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あら! (CITROEN)
2007-09-22 19:51:14
hanaさん、女の子のお母さんにしては珍し~~
かなり、いいノリですね!
そういうお母さん、好きだわ、私。

そうなんです、結局生きていくのはアンタ自身よ、って話ですから。
親が気をもんでも、身を焦がしても、なるようにしかならないことですし。

つくづく思うのは、私が女の子のお母さんでなくて良かった!ってことです。
やっぱりなんだかんだいっても、心配なこと多いですもの。
hanaさんも、肝っ玉かあさんのようにふるまっておられますが、きっと表面に出ない部分で、細やかな心配りをされているのでしょうね。
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ふんと。 (CITROEN)
2007-09-22 20:00:50
地方に住んでいると、なんだか余計な経費がかかってしまうんですよ。
模試ひとつとっても、都会でしか受けられない模試も結構ありますしね。
学校は学校で、昔ながらの受験方法を踏襲していますから、全然ノウハウとして役に立たないし。
そんなんで、私立中学受験を経験してきたお子たちと同じ土俵で戦えるわけないじゃん、って思うこともしばしば。

私たちが受験した時代と違い、今は親ぐるみで受験に立ち向かわねばならないみたいです。
中学受験のハウツーがそのまま大学受験にまで持ち上がっていくような。

ウチののんき息子も、プレステのサッカーゲームから離れられません。
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