ときの備忘録

美貌録、としたいところだがあまりに顰蹙をかいそうなので、物忘れがひどくなってきた現状にあわせてこのタイトル。

映画PhoneBooth

2004-09-25 | 砂時計
映画「フォーン・ブース」をDVDにて鑑賞する。
コリン・ファレルが主役のこの映画、けっこう面白かった。
派手さはないけれど、人間の心理描写や、その脆弱さをえぐりだしたような脚本の細かさにうなる。

この映画の中で、きっかけとなるのが主役の浮気心。
ちょっと小金をもって、浮かれ気味の主役のコリンが、既婚者であるにも関わらず若い女の子に手を出そうとする。それが火種となって、とんでもない事件に巻き込まれていく。

先日、関西の番組で「亭主の浮気、どこまで許せるか」というテーマをゲストが勝手気ままに喋っていた。その10項目ほどの段階別の浮気項目で、みなそれぞれここまでは許せるという段階が違っていたのも面白かったが、特に興味をもったのが司会をしていた上沼恵美子のコメント。
彼女は、夫の浮気で何が嫌って「映画をみる」という行為が嫌だと言っていた。
同じ映画をみて、感情を移入して感動を分かち合う、という精神的な交流が感じられるような行為がとっても嫌なのだという。
なるほど。確かにそれはあるかもしれない。映画に限らず、旅をして同じ風景に心を動かされる、どこかで絵をみて感想を述べ合う、そんな心に触れるような行為というのはある意味、パートナーに対しての深い裏切り行為かもしれない。

この映画で、主役のコリンは最後はさやに収まる。
浮気はあくまでも浮ついた気持ちなんだから,そりゃそうなって当然。
まぁ、なんにせよ私の周りにはあんまり関係ないことなんだけど。
第一、そんな心をときめかせたくなるような人は、なかなかいない。
同性ならけっこういるのだけど。それは浮気とはいえないよね?

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