トーク、トーク

私の好きなサイトのいくつかで、この本が話題になっていた。
茅木真知子さんの「ソーイング・トーク」。
本屋さんでぱらぱらっとめくって、やはり、買ってしまう。
この人の作品は好きなものが多いので、どうしても本棚に並ぶことになる。
自分が好きな服のパターンは２種類あって、この人のデザインみたいなタイプと、雑誌に出ているような
どっちかといえばＯＬ風なタイプ。
お洒落な人は、きっと自分の好きなもの、好きなパターンが決まっていて、しっかりと自分のものにしてしまっているのだろう。
だが、私は今もって、自分のスタイルがきまっておらず、お洒落な人を見ては
「ああ、あんなのがカッコイイな」とか、「へぇ、こういう風なのもいいよね」とふらふらふらふら。。

こかばんやのさとちゃんが書いていたけれど、私も自分の中でのファッションの位置付けが低いのかもしれない。
学生時代、まわりの同級生でお洒落な子は少なくて、流行を追っかけている自分がある時、とても軽薄でバカっぽく思えてしまった。雑誌をめくることすら、吐き気がするような行為に思えた。
どこかで自分の中に、ファッションに血道をあげることを拒否していたのかもしれない。
今更自分のセンスを磨くことは難しいかもしれない。
だけど、ソーイングの腕はちょっとくらいなら磨けるかもしれない。
そんなことを考えながら、ページをめくった。

それにしても、またも大事件がおきてしまった。
知人、友人が、仕事や何かで乗っていてもおかしくはない場所での事故。
人災なのか、なんなのか。
毎日、毎日が安穏と暮らせることのありがたさを改めて噛みしめる。