今回の台風は、今年になって最大の被害を日本各地にもたらした。
今年は、台風が来るたびにワーストレコードを塗り替えている。
よくいわれることなのだが、ああいった風水害の報道に、意味もなくキャスターや記者が高波が打ち寄せる岸壁に立って中継する。いかに、風が凄いか、ということを伝えたいのであろうが、身の危険をおかしてまでの報道というのはどうかと思う。
だが、反対に。
昨日、会社では朝からずっとNHKをつけていた。
NHKは、台風情報を四六時中流してはいたが、同じ映像ばかりで、地域のニュースも肝心の知りたい内容が
でてこない。前回、冠水した地域はどうなのか、また、現在の道路状況はどうなのか、交通機関の動向も知りたい、と思うのに何一つとして報道されない。
ターミナル駅で立ち往生している出張のひと、旅行客の映像ばかりが流される。
それに引き換え、民放はその間に、どんどん街の中へ入って行き、今回の台風の凄まじさを伝えようと必死になっている。
そこに親方日の丸なNHKの姿勢が垣間見える。危ないことはしなくても、県警の記者クラブで待っていて流される大本営発表をそのままデスクにまわし、アナウンサーに読ませればいいだけなのだ。
昔、学生時代にNHKでバイトをしていた。ビジュアル系ではない私なので、もちろんキャスターや、アシスタントの類の仕事ではなく、報道部の小間使いだ。記者クラブから電話で原稿を聞き取り、デスクにまわす。今でこそ、パソコンなり、ケイタイなりでメールをちゃちゃっと打てば済むのだろうが、昔はそんなやりかたでニュース原稿は作られていた。
その頃にも感じていたのは、マスコミの、特にNHKという半官半民の会社特有の思い上がり。
自分達の力で、どうにでもニュースは作ることができるのだ、みたいな勘違い。
全部が全部そうだとは言わないが、あの中にどっぷりと浸かっていると自然とそういう特権階級意識が根付いてしまうようだ。
話を元に戻すと、今回の台風被害も、自分の足で拾ったニュースは少なく、明けて状況が落ち着いてからやおらカメラを担いで出ている。
二次災害を引き起こすかもしれない危険をおかしてまでの報道を望んでいるわけではないが、もう少し地域に根付いた、「報道」という根底の部分を見つめて欲しいし、それこそが本来の責務であることを思い出してほしいと思うのだ。
今年は、台風が来るたびにワーストレコードを塗り替えている。
よくいわれることなのだが、ああいった風水害の報道に、意味もなくキャスターや記者が高波が打ち寄せる岸壁に立って中継する。いかに、風が凄いか、ということを伝えたいのであろうが、身の危険をおかしてまでの報道というのはどうかと思う。
だが、反対に。
昨日、会社では朝からずっとNHKをつけていた。
NHKは、台風情報を四六時中流してはいたが、同じ映像ばかりで、地域のニュースも肝心の知りたい内容が
でてこない。前回、冠水した地域はどうなのか、また、現在の道路状況はどうなのか、交通機関の動向も知りたい、と思うのに何一つとして報道されない。
ターミナル駅で立ち往生している出張のひと、旅行客の映像ばかりが流される。
それに引き換え、民放はその間に、どんどん街の中へ入って行き、今回の台風の凄まじさを伝えようと必死になっている。
そこに親方日の丸なNHKの姿勢が垣間見える。危ないことはしなくても、県警の記者クラブで待っていて流される大本営発表をそのままデスクにまわし、アナウンサーに読ませればいいだけなのだ。
昔、学生時代にNHKでバイトをしていた。ビジュアル系ではない私なので、もちろんキャスターや、アシスタントの類の仕事ではなく、報道部の小間使いだ。記者クラブから電話で原稿を聞き取り、デスクにまわす。今でこそ、パソコンなり、ケイタイなりでメールをちゃちゃっと打てば済むのだろうが、昔はそんなやりかたでニュース原稿は作られていた。
その頃にも感じていたのは、マスコミの、特にNHKという半官半民の会社特有の思い上がり。
自分達の力で、どうにでもニュースは作ることができるのだ、みたいな勘違い。
全部が全部そうだとは言わないが、あの中にどっぷりと浸かっていると自然とそういう特権階級意識が根付いてしまうようだ。
話を元に戻すと、今回の台風被害も、自分の足で拾ったニュースは少なく、明けて状況が落ち着いてからやおらカメラを担いで出ている。
二次災害を引き起こすかもしれない危険をおかしてまでの報道を望んでいるわけではないが、もう少し地域に根付いた、「報道」という根底の部分を見つめて欲しいし、それこそが本来の責務であることを思い出してほしいと思うのだ。
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