わたしがわたしでありますように
悲しいことに負けて
醜いわたしになりませんように
やさしい言葉と
やさしい眼差しと
おだやかな空気だけをまとって
小鳥のように暮らせますように
この場所にありがとう
みなさんにありがとう
わたしがわたしでありますように
悲しいことに負けて
醜いわたしになりませんように
やさしい言葉と
やさしい眼差しと
おだやかな空気だけをまとって
小鳥のように暮らせますように
この場所にありがとう
みなさんにありがとう
わたしがわたしでありますように
悲しいことに負けて
醜いわたしになりませんように
やさしい言葉と
やさしい眼差しと
おだやかな空気だけをまとって
小鳥のように暮らせますように
この場所にありがとう
みなさんにありがとう
ふつうの幸せってなんだろう
わたしは幸せをもっているのかな
もっているのに
もっともっとと
欲しがっているのかな
わたしの頭の上には
おひさまがのぼります
しろい雲もうかびます
つぎつぎに新しい季節がめぐります
わたしはいったいなにが足りないというんだろう
なにが足りないというんだろう
わたしのうつは
一生治らないと思っていた
けど今は
寛解に向かっている
よくなって
やりたかったこと
あきらめていたことが
あれこれも
できるようになっていく
それなのに
一日に何回も
崖に突き落とされたように
不安になる
恐怖に包まれる
一日に何度も
キミの名前を呟いて
忘れなきゃと首を震って
心臓が痛いほど鳴る
神様
ねえ神様
ほんとうに
ほんとうに
終わったのですか
ケンカした時キミが言った
｢終わるよ｣って
その声が鮮やかに
耳を貫く
胸が張り裂けそうになる
それが本当になっていくのが見える
日々
くっきりと終わりの色が
鮮やかに濃くなっていく
その色に震えてるんだ
その色をかき消すように
忙しく動き回る
手を動かす
そんなふうに誤魔化して
震えながら
これからも生きていくの
本当の心の平安は
いつくるの
それは誰が知っているの
.
明日
キミと一緒に行ったあの街の
小さな雑貨屋さんに電話をかけます
そこで使ってもらえたら
バスで通おう
そこがわたしの居場所になりますように
それが叶わなかったとしても
わたしが
わたしを保てますように
そして
もし使ってもらえたら
一番に
キミに知らせたいな
.