ゆく宛のない恋

夫から愛されず 淋しく過ごした長い月日を捨て 幸せを掴みたい一心で家を飛び出したりりの独り言です
発達障害/鬱

ココア

2013-11-22 02:08:46 | 恋愛日記


理由なんて



何にもないの



ただ



キミが好き



側にいたいだけ



声が聞きたい



同じ時間を紡ぎたい



辛いことがあったなら



黙って側に居させてね



甘いココアを淹れるから








それだけ それだけなの













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ふたりで暮らす

2013-11-19 01:26:59 | 恋愛日記


ふたりで歩く

ふたりで食べる

ふたりで笑う

ふたりで眠る

ふたりで遊ぶ

ふたりで喜ぶ




それがふたりで暮らすってこと




あたりまえに

わたしたちがしてきたこと





きっと

何にも

難しいことじゃないよ






ほんとうは

わたしたち

こんなになかよしだもん





きっと

うまくいく








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空色の時計

2013-11-18 23:58:42 | 恋愛日記


ある日、彼のコレクションしている時計のひとつを私が欲しがると、彼は気持ちよく「いいよ」と言った。


本当は、彼の心を試すような気持ちと、彼が身に付けていたものを持ち帰って身につけていたい、という、ふたつの気持ちがあった。

「ダメ」と言われるのが前提の、少し軽い気持ちのおねだりだった。


それから彼は、その時計の思い出を話した。

いい色でしょ。
これは自動巻きっていって、歩く度に巻かれるんだよ。
ほら、音がするでしょ。
電池が入っていないから、使わなと止まっちゃうんだ。
五万円くらいしたんだよ。
ほら、裏を見てごらん、中が見えるんだよ。かっこいいでしょ。

彼は目をキラキラさせて話した。


何かを語る時の彼の優しい声と、ゆるゆると流れる時間はとても心地よく、私はうっとりしてしまう。


私は、大学を出て、教師になり、バリッとしたスーツを着てこの時計を付け、颯爽と仕事をしている 若い彼の姿を思い浮かべた。

機械好きな彼の話に、私は目を細めて聞き入った。

「今までで一番長く使った時計かな」
彼は時計を愛しそうに眺めながらそう言った。

私が腕に付けると、
「少し長いね、時計屋さんで二つくらい外してもらうと丁度よくなるよ。」
「そんな事していいの」
私が驚いて訊くと、
「部品を取っておけばまた使えるし」

そんなに大切な物を私にくれるという、彼の気持ちがうれしくて胸が鳴った。
それとは裏腹に、そんなに高価な物とは知らなかった私は、無くさず、大切に使いこなせるのかな、と不安が過った。

私は外に出ない日が多い。

そんな私がこの時計を付けて東京に帰っても、歩かない私のせいで止まってしまうのではと、なんだかこの時計と彼に 申し訳ない気持ちが湧いた。

そして、止まってしまってがっかりしている自分の姿がありありと目に浮かんだ。




一ヶ月の滞在期間がとうとう過ぎた。


彼は早くから仕事に出掛けていたので、家主不在の家から、一人での出発となった。

私は出る直前まで、時計のことを考えていた。そして、もう一度時計を手に取った。

裏から見た内部の構造の美しさ、それに惹かれて買い求めた彼の思い。
詰まった思い出…。


私はそっと、時計を元の場所に戻した。


お仕事も、お散歩もできない私にはどうもふさわしくない。

時計と、それに詰まった彼の思い出に気後れをしつつ、少し後ろ髪を引かれながら、空色の時計盤とお別れをした。








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絶対

2013-11-14 02:12:00 | 恋愛日記


キミが


「ごめんね」


って 言ってくれたから





わたしはクマのぷーさんになって

はちみつに浸かっている気分








なんだって

うまくいくよ





ふたりが



向き合い

手を繋ぎ

認め合い

尊重し

思いやり合うならば






わたしたちは

ひとつになれる






だって

神様が

ふたりを巡り合わせてくれたんだから





わたしたちは

絶対なの








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喪失

2013-11-13 04:46:06 | 恋愛日記


わたしの真剣に

キミは大笑い











可笑しくない

可笑しくない








もう

何でも我慢する私は卒業しよう







あなたはなぜ笑っているの

何が

何が可笑しい






わたしの真剣を

真剣で返してみてよ







誤魔化さないで








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滑稽

2013-11-13 02:12:10 | 恋愛日記

眠りに就いてから

たった3時間で目覚めてしまった


「死にたい」

という短い声と共に






この頃わたしたちの関係は

バランスを崩し




お互いが

疑心暗鬼に操られるように



ささくれた言葉を吐き

捻くれた態度を見せ

相手の反応を探る



マリッジブルーではないかと

昨日 夜中に気付き

それを調べてみるとぴったりだった



ふたりで暮らすことが

輪郭を顕にするにつれ



ツヨシは私に自由を奪われ

長く続けてきた気ままな生活を

支配されるような感覚に陥り



わたしは

話を聞いてくれないツヨシに

一緒に住んだら

とことん無視されるのではと

過去のトラウマが蘇り

我が儘を言ってツヨシを試す



そんな私をツヨシはもちろん敬遠し


二人は油の切れた歯車のように

回ろうとする度

悲鳴を上げ

摩擦に心をすり減らし

消耗して

どこか乾いた言葉で

自ずと関係を悪化させていった





もう ふたりは

終わってしまうのかという思いさえ

頭をよぎるようになっていった







私はツヨシと真剣に話し合おうと

言葉を選び時間をかけてメールを打ち




彼を打診した

緊張した気持ちで

ふたりの未来を悪戯に壊さないように

慎重に話した






彼は

テレビでバレーボールを見ながら

為替のチャートを見て



そんな私の話を

聞いているのか

いないのか



私の気持ちに対する返事は

全く返ってこないどころか



バレーを観ながら

半ば茶化すように

バレーの話だけをする






怒る気持ちにはなれなかった


落胆


そう


落胆して


肩を落とし


未来が霞んでいく




メールにしたためた



「りりはツヨシを尊重するよ

二人なら仲良くやれるよ」



の言葉すら






滑稽で


まるで安っぽく


私の言葉は価値を失っていった








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大嫌い

2013-11-05 07:55:44 | 恋愛日記


三連休が終わる夜


キミの言葉がささくれる





いつも 優しいキミなのに


いつも 穏やかなキミなのに


いつも 平和なキミなのに






見え隠れした トゲが


胸に刺さった






朝になってもまだ


心は小さく萎縮し


うつが湧きだして


不安に胸が押し潰される




飲んだ水さえ


吐き戻してまった










りりに当たるほど辛いなら


もう 先生なんてやめちゃえよ











何で私はこんなに弱いんだ












りりも

ツヨシも


だいっきらいだよ













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