ゆく宛のない恋

夫から愛されず 淋しく過ごした長い月日を捨て 幸せを掴みたい一心で家を飛び出したりりの独り言です
発達障害/鬱

自惚れ

2015-08-25 02:40:04 | 恋愛日記

お薬やめたいと思ってた

やめて 長く生きたいなんて思ってた

少しでも永くキミと一緒に

生きたいって




でも

キミの一番大切なものは

やっぱり私じゃなかった





私は

おばかさんの自惚れ屋


だから

ショックを受けているの








価値観が違うって

きっとさ

こういうことなんだね










バカだね ほんとうに
















ただ

2015-08-23 01:06:49 | 恋愛日記


久しぶりの仲間と

お酒を飲みに行った

久しぶり

と ハイタッチ



ひとりは大きな病気をして生還した人で

すっかり物腰が柔らかくなっていた



静かに話して

心が安らいで





でも

途中から別のメンバーが加わり

人の悪口を言い始めた

彼の職場の人や

私の友達の事まで



できないヤツ とやらの悪口を




可哀想に


ジャンクの機械のように

しゃべり続けた





下品な人






私は気分が悪くなったので

先に失礼することにして

早足で駅に向かった






昔10年以上も住んだ懐かしい街







そこにはもう

私の帰る家庭はない









気持ちが動揺していた

早足で階段を降り

駅のホームに立った








キミの声が聞きたい








キミの声が聞きたい








そればかりを考えながら

とても不安な気持ちで

家路を辿った










どうすればいいの

私は

このままあなたを愛していいの









いつ電話が鳴るかと少し期待しながら



シャワーを浴び

髪を拭いて

ドライヤーをかけ





締め付けられる胸の痛みに

両手で耳を塞いでうずくまる










たすけて

私 何も分からないよ










ただ




キミが好き


















窮地

2015-08-22 00:57:25 | 恋愛日記



私の口腔アレルギーが
留まるところを知らない


食べられないものを書き出してみると
24品目


りんご もも ほうれん草 タマネギ
にんにく トマト 里芋の類い・・・




もう外食は不可能に近くなった


食べられなくなる恐怖に私は怯え
食べられるものを探している






空気のきれいなところへ行くしかない





ツヨシとわたし

それぞれに調べた結果がそれだった






ツヨシ 不便な所嫌いでしょ

わたし おにもつ?






空気のきれいなところに住もう






どうしたらいい?






お金があれば何とかなると思っている










彼は 私を連れて行ってくれる










何もできない私を

一体なぜ

必要としているの
















.






歪(イビツ)

2015-08-21 03:17:35 | 恋愛日記

違うんだ

誰も悪くない



ただ

キミの歯車と

わたしの歯車は



5度目の夏を過ぎても

とうとう 上手く噛み合うことができず



時計はうまく

時を刻めなかった





チクタク

チクタク・・・





心地よく 手を繋いでいても





ほら

また

ゼンマイが飛び出して





ぐちゃぐちゃに絡まって





傷付いて

床にぺたんと座り込む

擦り傷に

絆創膏を貼る





繰り返した

同じこと





時計が回るのを止めないように

わたしたちも

イビツに廻り続けた







それだけだよ









痛むんだ










時に強く












.

暴走

2015-08-17 17:06:01 | 恋愛日記



そばにい居てくれるだけでいい




キミは言った





私はそれを愛と受け取った






愛って






想うこと






想いは






愛する人の
心の平穏を願うこと
そう思っていた







私は
忙しいあなたの邪魔をしないよう

電話を控えている
1日に一度
ごく短時間だけ声が聴ける
その時間を楽しみに1日を過ごす



小さな精一杯の思いやりの



つもりだった








昨日 ほんの5分程度の電話の中で
あなたの声はささくれていた


それは
忙しい時の
あなたの弱さ






そんなキミの弱点を知ってから
忙しさに自分を失うキミを
受け流そうと
受け止めようと

心に決めていた









でも
今回は特例だった





キミと立てた計画では
どうしてもお薬が足りない

私が一番怖いことは
お薬が手許に無いこと

薬に依存している
実際
薬がないと
とても苦しい目に合うことを
キミも知っている






でもキミは
仕事が忙しいからと
生徒が待っているからと



私の一番怖いことに
目の前で苦しみ訴える
私を突き放し
待っての声をかき消して
電話を切った


そういうことをされた後は
私がまるで廃人のようになると
知っていて

キミは
そういう選択をした

頓服薬を飲むようにとも言った
それを飲めば
私の全ての予定を
キャンセルしなければならないと知っていて



嫌だ
元気になったばかりの私を
壊さないで
その一心で
電話をかけ直して
2度目にとうとうキミは出た




私は言った

私に当たるなら
期限を守らない生徒に当たってよ


キミはそれを意地悪だと言った
意地悪な私の言葉を
録音して聞かせたいと






この間は
今回予定している長期の滞在では
薬が足りなくなることを相談すると

計算上薬は足りると言っていた
オレが言うんだから間違いないと

でも
違っていた

そういう強引さが
私を不安にさせるの








「あなたには
私の弱さが理解できない」








一番わかって欲しいことを
分かろうとせず
目を逸らし

自我に暴走しているの








飛行機はキャンセル
お金なんていらない
フライト料が
全て無駄になっても構わない
薬がないということは
それほど苦しいの
いえ
もっともっと苦しいの





私は 飛行機に乗らない

行かれない











飴玉

2015-08-06 23:49:44 | 恋愛日記


空港には早目に着いた筈なのに


ほつれる糸のように時が流れる

するすると

するするとほどける時間の中で

言葉を見つけることもできず


また来るね

また来るね

針の飛んだレコードみたいに

ただ 同じ言葉を繰り返した






澄んだ電子音が

搭乗時間を知らせる




ありがとう



情けない瞳に

今にも零れそうな寂寥を含め

キミの顔を

何度も見上げた






繋いだ手



指先が

離れる








少女の頃

大人は人前で

泣かないものと思っていた








ぽろぽろ

ぽろぽろ

大きな飴玉が

零れては落ち




零れては

また落ちた











.