くすりと釣りと白衣と海

薬家の道を選んでから、とうとう人生の半分を過ぎてしまった。
けれど、海で遊んでいられるうちは子供の時のまま。

30年ぶりの十条

2010-03-08 | 日記
大学時代の友人であるSの父親が亡くなった知らせが金曜日の夜。
「明日お通夜、6時~7時、十条の自宅の店で。」
土曜の仕事は午前中の半ドン。15時42分真鶴発の湘南新宿ラインに乗り込む。
17時39分着の予定。が、新川崎を過ぎようとしっところで「ガツン!」急停止。
人身事故だ!!!そのまま1時間半も閉じ込めっれ他状態…
グリーン車に乗っていたのでまだよいのだろうが、窓を開けられないため、
空気が薄く感じて息苦しく、周囲の話声にいらだちを感じてしまった。
十条の駅に着いたのは7時10分くらい。歩いて5分のところだが、何しろ30年ぶり。
大学1年の夏、Sの父親の所有する蓼科の別荘へ遊びに行った時以来だ。
考えてみれば、彼の父親に会うのはその時が最初で最後だったが、白衣姿で
見送ってくれたのを覚えている。
後輩のIにTELすると、Yと一緒で、出ようかというところだったらしく、
待っていてくれるとのこと。
道順を聞きながら着くと、Yが立っていた。
「よう!」
「おう!」
「んじゃ、行こうか!」
「って、をい、焼香くらいさせてくれよ。」
「あ、そうか。」
ご焼香を済まし、慌ただしいSとその家族にあいさつし、早々に場を離れる。
駅に向かい、来るときに見かけた居酒屋に落ち着いた。
昔話に花が咲き、我が家に泊ってサーフィンに明け暮れた日々を思い出し、
Yが「おまえのところはどうなんだよ。婆さん元気か?」
遊びに来るたび、炊事の世話をしてくれたと、いつも婆さんのことを気遣ってくれる。
前回、この仲間と会うのは3年ぶり、やはりYの父親の葬儀の時。
こんなときしか会えなくなってきたのがさびしいという話になって、だったら
婆さんに会いにいくのを口実に、みんんで湯河原に集まろうという話になった。
これもまた30年ぶりくらいなのだから、今から楽しみだ。
そうこうしているうちに最終電車。
翌日に講習会もあったので、横浜に宿を取り、渋谷から東横線に乗り換えた。




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