なんちゃってサラリーマンの独り言

なにげない日常を楽しく生きよう!

ゆとり教育崩壊(2)

2005-04-06 10:48:00 | 社会・経済
前回からの続き

日本の詰め込み教育に対する批判でよく取り上げられたのが英語である。文法・読解に偏重し、リスニング・ヒアリングができない、だから日本の英語教育は間違っているというものだ。
このような批判も個人的には疑問だ。

私の知り合いでTOEIC700点以上かつ仕事で英語を使っている人が2~3人いるのだが、少なくとも彼らの意見はこうだ。
「なんだかんだいっても日本の英語教育のレベルは高い。文法やリーディングに偏ってはいたものの、それらを駆使すれば会話くらいはなんとかできる。」


日本の詰め込み教育は決して間違った方法論ではない。
問題は、それを鵜呑みにしてしまうことにある。
応用力なんて教えるものではない。
生活の中から様々な体験を通じて身に付けるものだ。
アメリカにはその環境があり、今の日本にはその環境は少ない。
制度だけをいじったところで泥沼にはまるのがオチだ。


くだらない教育改革をするくらいなら、サラリーマンに確定申告をさせたほうがよい。そうすればビジネスマナーと同様に、就職前に確定申告について勉強するだろう。確定申告について学ぼうとすれば、おのずと税制や法律関係にも興味が及ぶ。
各種プロスポーツの制度を変えたり、コーチ・トレーナーを育成するファンドを作るなど、選択の幅を増やすほうがよい。そうすれば日本人の価値観も今以上に多様化し、就職の選択肢も広がるだろう。

各種メディアも改革すればいい。視聴率ありきの偏向報道により一部の情報しか得られない環境では、日本人の価値観が画一化していまうのも無理はない。

教育、政治、戦争・・・。
いつの世も「じじいが自分たちの都合のいいように決めて、若い世代が被害にあう。」
この構図を変えないことには、何も変わらない。

根本原因とは、いつの世も極めてシンプルなものだ。
しかしながら利害関係や立場、大義名分によって見えなくなってしまう。

教育制度を議論する前に、本質を見抜く力を養え!
そして選挙へ行け!

最後に、ワカモノへ一言。
今回の教育制度改正に振り回されたワカモノよ!
キミたちは世の中の理不尽さを、どの世代よりも早く体験できた。
この経験は将来必ず役に立つ!
不安になることなく勉学にいそしみなさい!


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ゆとり教育崩壊

2005-04-06 10:35:00 | 社会・経済
教科書の検定でいろいろともめているようだ。
まあ、社会科の教科書の検定については毎回もめているので、どうでもいい。

理科や数学において、ゆとり教育により削減された内容が復活したらしい。
元素記号や解の公式などがそれにあたる。

ゆとり教育に関しては批判が多いのだけれど、この教科書検定のニュースを見ていてふと思ったことがある。

ゆとり教育の導入で批判を受けているのは、小学校と中学校の義務教育課程の内容のように思う。
そもそも義務教育なんだから、応用だの深く考えるなどの議論そのものがナンセンスのような気がするのだが、皆さんはどうお考えでしょうか?

どちらかというと、大学教育や受験・学歴一辺倒の社会に問題があると思う。
ゆとり教育導入の際、これらの問題が議論されていたと記憶しているのだが、いつのまにか「ゆとり教育=義務教育=弊害」という図式で議論されるようになってしまったのは気のせいだろうか?

日本人の識字率は世界一を誇る。
また数学のレベルも欧米諸国に比べて高い。
総額表示制が導入されなくても、瞬時に消費税の計算ができる国は日本以外には少ないと思う。(それがどうした!と言われると困るが・・・。)
これらの優位点は義務教育課程によるものだと、個人的には思っている。

詰め込み教育が問題だというけれど、本当にそうなんですか?と問いたい。
ゆとり教育導入以前にもノーベル賞受賞者を輩出しているし、スポーツや芸術の面で世界的に活躍している人も数多くいる。
問題は教育制度ではなく、画一的な価値観に縛られた大人たちにある。
勉強をして、いい大学に入り、いい会社に就職することが、幸せだと思い込んでいた当事者や親をはじめとした大人に問題がある。

つづく・・・


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大定年時代

2005-04-06 09:20:00 | 社会・経済
昨日の「ニュース23」で特集をしていた。
大定年時代と名づけられた特集は、団塊世代の定年が迫る中で、一足先に定年を迎えた人の生き方にスポットをあてていた。

1回目の昨日は、シャープの万年課長だった人が早期退職をして、中国で起業するというものだった。
いみじくもその方のお名前は「堀江」さんだった。

54歳で早期退職した堀江さんは、退職金2,000万円を投じて中国に部品工場を設立する。
堀江さんに共感した数名の方とともに試行錯誤しながら工場を運営している様子が伝わってきた。

シャープに勤めていたときに、「仕事で楽しいと思うことは何ですか?」と聞かれることが辛かったという。同期の中でも出世は遅れ、食い扶持を得るためだけに働いていた彼には仕事に楽しさなど見出せなかったという。

そんな堀江さんが54歳で一念発起。
奥さんの反対を押し切り、単身中国へ渡り部品メーカーを立ち上げた。

言葉の通じない国で、買い物、炊事、洗濯を一人でしている姿には胸を打たれるものがあった。今まで家事などしたことも無い、中国語もわからない64歳の人が一生懸命に生きる姿は、我々の世代への挑戦とも受けとれた。

「毛沢東は60歳から英語を勉強したんです。だから私も今から中国語を覚えます。出来ないわけがない。」と話す堀江さんは、とても楽しそうだった。

シャープに勤務していたときにわからなかった「仕事をすることの喜び」を、今なら答えられるかもしれない。そう語る堀江さんはとても自信に満ち溢れていました。

うらやましく思うとともに、「負けていられない」と思った。
日本人は決して劣っていないし、年齢も関係ない。
作られた既成概念に縛られてはいけない。
我々が知らないだけで、勇敢にチャレンジしている人は沢山いるはずだ。

今日も同様の特集があるので、是非見てみたい。
今日の内容は「教師を目指して定年後に大学に通う人」らしい。


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■ニュース23ホームページ
http://www.tbs.co.jp/news23/onair/tokusyu/2005_04/20050405.html

■団塊の世代に関するコラム(経営堂HPより)
http://www.keieido.net/column/04.html


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