ベースという楽器についてどのようなイメージをお持ちですか?
おそらく以下のようなイメージではないでしょうか?
・地味
・暗い
・聞こえない
・無くてもいい
・ギターとどこが違うの?
・弦が4本で簡単そう
バンドをやっていても、メンバーから「どうしてベースを始めようと思ったの?」と必ず聞かれます。
まあ世間一般的にはベースという楽器はあまりいいイメージを持たれていないのは厳然たる事実でもあります・・・。
音楽的に見るとベースの役割は、大きく分けると1)低音部を支えること、2)リズムを刻むことの2つです。
役割だけでみると、ギターよりもドラムに近い楽器です。
そしてベースは決して簡単な楽器ではありません。
ジャンルや構成によっては、ギターよりも難しく、重要なパートを担う場合もあります。
低音は聞こえにくいですが、聞こえにくいからこそ重要なのです。あまりに当たり前になっているのです。
車で言えば「ブレーキ」、柔道でいえば「受身」、株でいえば「損切り」みたいなイメージです。
ベースの役割を会社に例えるなら、さしずめ人事・総務部といったところでしょうか。
全体のバランスを整え、縁の下で支える役割といって差し支えないと思います。
ドラムは経理部にたとえられるでしょうか。資金繰りを誤ると会社が傾きかねない上、粉飾でもしようものなら信用を失ってしまいます。ドラムはバンドにおいて最も重要なパートです。ドラムの叩き方ひとつで曲の雰囲気は全く変わってしまいます。リズムが狂おうものなら、バンド全体が台無しになってしまいます。
ギターは企画にあたるでしょう。ある時は地道にコードを刻み、ある時は派手にソロを奏でる。その時々によって後方支援をしたり、バンド全体を引っ張ったりと縦横無尽の活躍を見せるパートです。
ボーカルはまさに営業。バンドの「顔」である。バックがどれだけ素晴らしくても、ボーカルがしょぼければそのバンドは人気がでません。ファンを増やしたり売上を上げるためには、やはりボーカルの力量にかかってきます。
もちろん歌がうまいだけではいけません。ビジュアル・雰囲気・人間性なども重要です。
バンドに限らずスポーツでもそうですが、複数人で1つの目標を達成しようとした時、各人の能力と同時に各パートの役割・バランスなどが大切だと思います。
ベースという楽器は確かに地味かもしれませんが、大切な役割を担っています。
これから音楽を聴くときは、低音部に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?
聞きなれた音楽でも、今までとは異なった趣きを感じられるかもしれません。
★ベーシストに「楽しい?」とか聞かないように!★
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