アトピー性皮膚炎の治療における負の側面として、ガイドラインにおいてすら記述されず、いわばタブーのように扱われ続けています。そのため、日本の若い皮膚科の先生のなかには、自院のホームページで「ステロイド外用剤でリバウンドが生じるなどということはありません。いわゆる『アトピービジネス』を行う民間療法者が言い出した大嘘です」と明記するかたさえいます。
この領域は、皮膚科にとって、いわばタブーのような扱いとなっており、封印されたような状態にありますが、皮膚科が真に臨床科であるならば、いつか必ず皮膚科医自身の手によって、解明され解決されていくものと信じます。
上のこの二つのページの文書は皮膚科の医師をしていて今は美容整形医師である方のホームページからステロイドについて書かれたものを紹介しています。
一昨日のこの記事で、
朝日新聞の広告記事を切っ掛けにしてステロイドの話しを書くと書いて一日遅れましたが、医師信仰もほどほどにということを書きたかったのです。
この広告記事で東大の教授はステロイドの止め方に付いて書いていますが、先のホームページの医師はまたここで、ステロイドは依存症だとして、その止め方についても異論を書いています。
ステロイドには賛否両論ありますが、まともな人はステロイドを擁護するようなことはありません。
何でも自分の判断が大切と思います。
「自分の判断」というところに微妙な意味があります。
医師を信じるというのも自分の判断で信じるのは良いと思います。
同じ判断でも、同じ行動をとっていても、その思考や行動の根源がどこから来ているかということは人それぞれ違いますので簡単には批評できません。
本当に微妙なニュアンスなのです。
決して、人に頼ってはいけないということではないのです。
私がヒッグス粒子を扱ったのを胡散臭いと思っている人もいるかも知れませんし、罹患している網膜裂孔をポーレンリフに頼ったりしているのを怪訝に思っている人もいるかも知れません。
動機(どこから来ている意思)とか、御縁とか、そのような全体の流れをすべて勘案する必要があります。
人がそこから何を学ぼうとしているのかという隠されている事実を理解しないで自分の善悪の概念だけで人を判断できるものではありません。
医師を頼るというのも天が作り出している御縁もありますし、単に自分では何の判断もできなくてマインドだけで判断している(厳密には判断ではなくて言いなりになっている)場合があります。
簡単に言うと本当の自分の判断かマインドの判断かは、
「依存心か否か」ということです。
真理とは単純で奥の深いものです。
善悪の固定観念があると真理は遠のきます。
先に紹介したステロイドに関することを書いたサイトは皮膚科医にとってタブーの文書を皮膚科医でなくなった医師が本音で書いたものです。
こういう動機から書かれたものは自己保身もなく本音なので信用できます。
一読されることをお勧めします。
人は恒常性維持機能(ホメオスタシス)によって健康を保ちます。
この機能が壊れると人は様々の病気に罹患します。
特に女性特有の疾患の場合はホルモンバランスに異常が起きます。
ステロイドは長期の使用で副腎でのホルモン生産を狂わせます。
副腎は餃子くらいの大きさで腎臓の上に二つあります。
恒常性を保つために重要なホルモンを分泌する臓器です。
| ![]() 図(副腎1-2) |
副腎皮質は、コルチゾールとアルドステロンと呼ばれるホルモンを産生します。
コルチゾールはステロイドととてもよく似た物質のため、ステロイドの使用はコルチゾールの役割を奪って生産がストップされます。
コルチゾールはストレスから身を守ったり、アレルギーから守ったり、糖を調整したり、血圧を調整したりする身体には絶対的に必要不可欠なホルモンです。
また副腎皮質からは閉経後の女性のエストロゲンのもとになるホルモンで、性ホルモンになる前のホルモンを少量産生します。
他にも書いていたら書ききれないぐらい大切な役割を持つホルモンを生産している臓器です。
ステロイドは副腎不全を起こします。
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