真実の扉

「何もしないことをする時」「何も考えないことをする時」・・本当の自分の扉が開く

糖尿病よお前もか

2010年07月17日 00時53分31秒 | 食と健康

ウツの話で、抗ウツ剤の話が滞っていますが、今日も別の話です。
作られたウツ(ウツは存在するのか)

ガンとウツだけではなくて、糖尿病も病院の儲けの為に患者が犠牲になっているという、とんでもない現実の話を書きます。

水曜から金曜まで雑誌の病院取材などで北海道の北見市に行ってきました。
写真は北見市の玄関に当たる女満別空港のそばのJR女満別駅からすぐの「綱走湖」。

 

JR北見駅から5キロの丹端町にある「愛し野駅」前の愛し野内科クリニックの岡本卓(おかもとたかし)院長(元オホーツク病院院長)への取材でお会いしました。
 2010年現在、彼は本を2冊ほど上梓していまして、待合室には今年出版された「糖尿病のみなさん、インスリンをやめてみませんか?」という本が目につきました。
 パラパラとめくってみてすぐに読みたくなって、取材が終わって院長に買いたいと言ったら診療所内では置いていないとのことで、お借りして今日の帰りの飛行機の中で読みました。
 もちろん、読後も敬意を払ってネットで注文しました。

 ガン治療の為の抗がん剤や放射線がガンを増幅させる(抗ガン剤や放射線は一度は小さくなって安心しても、その使用が続くと必ずと言っていいくらい更に大きくなって再発する)ことや、抗ウツ剤で最も売れているSSRIの抗ウツ剤がウツを治すどころか益々ウツを重症にしてしまうことなどは既に述べました。
 何故このようなことが平然と続けられているのかというと、すべて儲かるからなのです。
 そして岡本先生の本を読んで「糖尿病」が進んだ患者は必ずと言っていいくらい自分で日に3度程度インスリンの注射をするのですが、岡本先生はインスリン注射から8割以上の2型(栄養過多で後天的)糖尿病患者を解放させているのです(日本人の糖尿病患者の95%は2型)。

 インスリンは膵臓から出るホルモンで、血液中のブドウ糖をエネルギー源に変えて細胞に送るのですが、糖尿病はその機能が上手く働くなった病気です。
 それで血液中にブドウ糖が留まり高血糖となり、最後は尿に排出されるので糖尿病と言います。

 しかし糖尿病患者にインスリンを注射するのはインスリンが出ないからではなくて、インスリン効果が働かないことが問題なのです。
 糖尿病で来院した患者にインスリン分泌検査をすると100人中インスリンが出ていない人はほんの数人だそうです。


 だからインスリンを注射で体内に入れるのではなくて、大方の糖尿病の治療は、インスリンの効き方をよくする治療をすべきだと院長は言うのです。
 しかし多くの医師はとんでもないことに、このインスリン分泌検査すらしない人が多いらしいです。

 そして岡本院長はインスリン分泌が確認されれば、「ピオグリダソン」などのインスリンの効き方を改善する薬を処方するのだそうです。
 それに食事療法などを指導して8割以上の糖尿病患者が脱インスリン注射に成功するとのことです。
 インスリンは人口ですから体に良い訳ありません。様々な弊害を引き起こします。
 体重増加、網膜症、神経障害の悪化など、、また最近では認知症や乳癌との関係も指摘されています。

 死亡率が最も高いのがインスリンの投与で次がSU剤で、次がメトホルミン。
 一番安全で一番効くのが先の薬、ピオグリダソンなのだそうです。

 日本は死亡の危険性の高いインスリン、SU剤の順に多く使用しているのだそうです。

 抗がん剤で殺されている人がいて、インスリンでも殺されているということです。


で、何故なのか? というとこれも「お金なのです」。
インスリンは儲かるのです。


 抗がん剤と同じです。
 インスリンの注射指導は1回8200円の収入になります。
 愛し野内科は毎月600人の糖尿病患者がきますので、もしすべてにインスリンを与えていると毎月500万円の収入になるのだそうです。
 指導料だけですから原価0円ですよ。
 しかし岡本先生はもちろん、お金よりも患者の幸せを一番に考えるので、インスリンはどうしても必要な人しか与えません。

 いやいや、医療界はおかしいですね。
 無駄なお金が循環しているのです。
 本当に腹立たしいことです。 

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2008. 6. 23の「日経メディカルオンライン」に岡本先生の記事が出ていましたので貼り付けておきます。
愛し野内科クリニックが2008年12月ごろの開院ですから、その少し前の記事で岡本先生がオホーツク病院の院長をされていた時のものです。

日本老年医学会より
インスリン投与量多くても離脱はできる
自己注射が困難な高齢者の社会的入院を減らす

 比較的高用量のインスリン注射療法を行っている2型糖尿病患者に対し、ピオグリタゾン、グリメピリド、ボグリボースの経口薬3剤併用療法に切り替えたところ、約8割の患者が、切り替え4カ月後のHbA1cが7.0%未満となり、インスリン注射療法からの離脱に成功した。6月19~21日に行われた第50回日本老年医学会学術集会でオホーツク海病院(北海道北見市)院長の岡本卓氏が発表した。

 糖尿病患者も高齢化が進んでおり、脳卒中の後遺症や視力低下などでインスリンの自己注射が困難になるケースが少なくない。インスリン注射のために入院が必要になることも多く、「医療資源を有効に使うためには、こういった社会的入院を減らしていく努力が必要だ」(岡本氏)。今回の研究はインスリンの離脱を試みる条件を探るために行ったもので、「離脱の成功率は一般的に、インスリン使用量0.3U/kg/日で50%とされているが、さらに多い使用量でも成功の見込みは大いにあることが分かった」と岡本氏は説明した。
 調査の対象はインスリン注射の使用期間が3カ月以上、使用量が10U/日以上の2型糖尿病患者36人。インスリンとピオグリタゾンを併用している、HbA1cが10%以上、悪性腫瘍の治療中、過去に心不全の罹患歴があるなど、インスリン離脱のリスクが高い患者は除外した。年齢は平均67.8歳(40~86歳)で、平均インスリン投与量は0.46U/kg/日だった。
 インスリン離脱のために、患者は全員入院とした。離脱日の朝からインスリンを一切投与せず、ピオグリタゾン15~30mgを朝1回のみ食前、グリメピリド1~3mgを朝1回のみ食前、ボグリボースを1日3回0.3mgずつ投与した。コントロール状態によってピオグリタゾンは45mg、グリメピリドは4mgまで増量可とし、下痢などの腹部症状が強い場合はボグリボースの投与を中止した。空腹時血糖が100mg/dL以下もしくは低血糖症状が出るなど、血糖の降下が認められる場合は、グリメピリドから減量し、その後ピオグリタゾンを減量することとした。

 集めた患者のうち3人はインスリン療法の持続を希望したり、外科手術を受けるなどの理由で対象から外れたため、結果的に離脱療法を開始したのは36人中33人。離脱初日の最高血糖値の平均は220mg/dL(102~342mg/dL)だった。
 33人のうち30人が4カ月後のHbA1cが7.0%未満となり、離脱に成功した。離脱に失敗した1人は途中でインスリン療法に戻り、2人は離脱4カ月後のHbA1cが7.0%以上だった。治療中に心不全、肝機能異常、低血糖症状を引き起こした患者はいなかった。
 トータルすると、離脱療法の成功率は83%(30人/36人)。離脱療法が成功した30人の平均年齢は69.6歳、平均インスリン使用量は0.42U/kg/日だった。一方、途中で離脱もしくは失敗した6人の平均年齢は58.7歳、平均インスリン使用量は0.59U/kg/日だった。

 会場からはピオグリタゾンによる浮腫の程度について質問があったが、岡本氏は「体重の増加は認められなかった」とした上で「インスリンとピオグリタゾンを併用したときと比べて、ピオグリタゾン単独の方が浮腫は少ないと感じた」と話した。

思うところがあったら Clickしてね。。。
 

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6 コメント

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Unknown (TK)
2010-07-17 22:08:45
結局すべての原因は、”気付いていないこと、知らないこと”にあるのではないでしょうか
医学部を立派な成績で出た”先生”が、基本原則である、カルマの法則、同じエネルギーは引き合う、すべての存在は愛であるの三つに気付いていないことが原因だと思います。
目先のお金儲けのために、悪因を作ることがどれだけ恐ろしいことか気付いたらこんなことを続けていられるわけがありません。
以前とびらさんが、地獄の目をした医師のことをここに語られていましたが(あれはいつごろの何のニュースでしたっけ?)、悲しいことに命を救うべき日本の多くの医師が既に地獄の住人なのではないかと感じています。
返信する
結局は・・・ (とびら)
2010-07-18 14:59:17
こんにちわ、TKさん

「愛の反対は無関心」ということを言う人もいますが、無関心という言葉の意味からは愛というより「思いやり」の欠如と言ったほうがいいような気がします(もっともこの二つはほぼ同義ですが)。

 癌や鬱に関していろいろと本を読みましたが、医師が現代医学に疑問を持ち、それとは別の方向に動かされる主な動機は、「教科書や現代医学の常識に沿って治療しても全く症状が良くならなかったり、治っても必ず再発する」という苦悩から、独自に学び、本当に患者が幸せになる方途を探し出しています。
 霊的知識を持っている医師はほんの一握りです。それでも生存と進化の目的である愛と思いやりの意識が深い医師は、正しい道に神によって導かれて行きます。

 現代の医師は専門分野に分かれすぎていて病人の全体を診るというということが少ないです。

 岡本先生は言います。
「糖尿病は三大合併症や大血管病などを引き起こします。心筋梗塞のように、死に至る病気もあります。だらこそ、『糖尿病だけを治療す』という狭い視野で見てはならないのです。他の病気との関連も調べる、他の循環器の先生とも連携をする、といったことが必要になってくるのです」と。
 こうゆう発想は組織ま中では実行すると面倒くさいので、思いやりがないとなかなか動かないんです。
 岡本先生は積極的に他の医師と連携し、眼科の治療にも熱心で、目の診断もし、眼科の薬の処方もするとのこと。心療内科、リハビリにも熱心です。こういう医療行為を続けるには常に勉強が必要です。頭が下がります。

 それと医師としての責任感も大きいです。
 いろいろと刑事事件にも巻き込まれご苦労もあったようですが、それだけ強い責任感と意志をお持ちのようです。

「医師は患者と命と幸せを考えています」
「患者さんは医師の言葉を信じてくれ、医師の指導を一生懸命になって守ってくれるのです」

 私がこの本の中で一番好きな言葉です。
 ちょっと長くなりました。
 またお寄りくださいませ。
返信する
Unknown (こばゆう)
2010-07-30 00:05:26
小金井さん、はじめまして。

最近、自ら宇宙の法則を発見したり、意識したりすることがあり、インターネット検索をしていくうちに、
真実の扉のHPとブログ拝見いたしました。

精神性の高い素晴らしい内容でした。

ぜひ、小金井さんやこのブログを見ている方達と
交流したいと思いました。

何か交流会やサークル的な集まりはやられていないのでしょうか?

お返事お待ちしています。

メールを送ろうとしたのですが、失敗して、ここに書きこんでしまいました。
返信する
こばゆさん (とびら)
2010-08-02 00:49:19
こばゆうさん、コメント有難うございます。
真実の扉もお立ち寄りいただいたとのこと、有難うございました。

>なにか交流会やサークルは開催していないか・・

とのことですが、現在、慎重に考え中です。
これに関しては真実の扉のHPからメールください。

一度アドレスをコピーしたらコピー元のアドレスを全部消してください。
その後、宛先に先にコピーしたものを張り付けてから**を削除すれば送れます。
迷惑メール防止のためご面倒ですが、よろしくお願いします。
返信する
Unknown (流れ医師)
2015-11-04 23:37:56
5年目の医師をしているものです。

確かにインスリンは高価ですが必要な場合がありますし、値段で言うならばメトグルコやSUの方がピオグリタゾンよりもはるかに安価です。

危険性についてもですがピオグリタゾンは膀胱癌のリスクなどが指摘されている薬でもあります。
おそらくインスリンやSU薬を処方しているのは儲けたいだけではなくて〔もちろんそのような医師がいるのは否定しませんが〕ただ糖尿病に対する知識がないだけなのではないのでしょうか。実際のところ激務で働かれている外科や地域医療に貢献されている先生に糖尿病の知識をアップデートする余裕はないですし、このようなベストではない治療をせざるをないのだと思います。
指摘されるのであれば、医者の傲慢さだけでなく地域医療の限界や糖尿病内科医の人数不足も指摘していただければと思います。

かしこ
返信する
糖尿病に対する知識 (とびら)
2015-11-05 06:54:39
流れ医師さん、ご訪問ありがとうございました。

激務で治療している医師に真理を探究する時間がないのは残念なことですね。
確かにそんな一面があるは確かでしょうね。
同時に動機がイマイチ人々を救済したいという意思にコミットしきれていないので、真理がやって来てくれないのだと思います。

それと患者側の問題も大きいですね。これも真理の探究です。

ありがとうございました。
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