お久しぶりのブログになりました。
新年度が始まり皆さま方も、お忙しい日々を お過ごしのことと思います。
「 令和 」という新しい元号が、発表されるとともに平成の時代が終わろうとしています。
私たち梅ヶ渕不動堂保存会にとっては梅ヶ渕不動堂が平成の時代から令和の時代へと引き継がれて行くことを嬉しく思っております。
梅ヶ渕不動堂の平成の時代を振り返ってみると、実にあっと言う間に過ぎ去ってしまったというのが実感です。
平成5年、鹿児島県全土を襲った鹿児島8月豪雨災害の時に梅ヶ渕不動堂で土石流が発生し壊滅的な被害があり梅ヶ渕不動堂は閉鎖せざるを得ない状況になりました。
滝の上の山から大量の流木や土砂が一気に流れて来て、当時あった建物を押しつぶし、石仏は押し倒され、池は土砂で埋め尽くされ、有り余る土砂は参道を流れ駐車場に面する道路まで押し流されていきました。
「池の鯉が土石流と共に道路まで流されて跳ねてたよ」と、ご近所の方が当時を振り返って言ってありました。
当時は現在の池の水面から30センチほど上まで土砂がありました。
私たちがボランティアで、梅ヶ渕不動堂に来た時には滝からの水がそのまま小川となって境内の中をながれていく風景があるばかりで、その下に池が存在しようなどと想像すら出来ない景色だったのです。
池を掘り起こす時は地元の方々に加え熊本県の人吉市から会社の従業員の方々を引き連れて駆けつけていただいたこともありました。男性も女性もスコップや一輪車を押して頑張りました(^ ^)八代市から駆けつけてくれた浩ちやんは重機を使ってくれました。
その頃は大道先生や、お春さんもスコップや一輪車を押して頑張っていただきました。
あれから四半世紀が過ぎようとしています。
毎年、梅雨時期は参道が流されたり、台風が通過する度にあと片付けに追われたりと、なかなか垢抜けない梅ヶ渕不動堂ですが、ほんの僅かな未来へと繋いで行けてると思います。
平成29年には梅ヶ渕不動堂 創建 七百年を迎えることができました。
現在の平成31年の4月現在も梅ヶ渕不動堂へ、お参りに来られる お客さまがあることを本当に嬉しく思っております。
ここ梅ヶ渕不動堂での数多くの出逢いと、励ましや、ご支援を忘れずに令和を迎えます。
梅ヶ渕不動堂の参道の桜は今年も咲いてくれました。
平成最後の桜となりました。
令和の時代に私たちに出来ることは何でしょうか?
新元号を迎える期待と希望と少しガタがきはじめた身体と相談しながら令和の時を待ち望んでいます。
これからも、よろしくお願いいたします!