今日は端午の節句。
我が家でも,今年で13回を数えました。
で,兜飾りを今年も飾りました。
先日も,細木先生の番組でやっていましたが,兜飾りの由来(?)など。
兜飾りの歴史は,古く奈良時代からの歴史があるようです。
そのころの荘園を守る地頭(後の武士)たちが,戦場に趣くときに着けた鎧兜
今の飾りものの形のようにきらびやかではなく,実戦的でもっと地味な重苦しい物で
あったと聞きます。
これを飾る所以は「戦場で身を守る鎧や兜を飾る事で,家の男児が無事に逞しく
成長するよう願いを込める」というもので,災厄から実を守るお守りのような役目を
果たしているようです。
(ですので,本来は,お守りを1つずつ持たせるのと一緒で,男の子の数だけ飾る
のがしきたりのようです。が,今の住宅事情。。。そんなに場所は。。)
さてさて,そんな鎧兜の飾りですが, 奈良時代から今の東京(江戸)に次いで歴史上
二番目に長く(約390年)続いた首都である平安京の時代を経て,武士が権力の中心となる
鎌倉時代に至る間に,日本独特の美意識によって,今のきらびやかなデザインが
一層磨かれていったと思われます。
鎌倉時代,武士が京の宮中に入廷する時には,それは,きらびやかな甲冑を身に
まとい儀式に参列したといわれています。
(この時代に有名なのは,幼少牛若丸で名をはせた源義経。この人,傍目にもそのころ
そんなにイケメンではなかったらしいのですが,上京の折には必ずデザインの違う鎧兜を
身にまとっていたそうです。それが京の公家の女性達のウワサになり,もてたとか,
もてなかったとか(;´Д`) いつの世も女性はオシャレに敏感なようです。)
でも,これから後の乱世のことを考えると。。「夏草やつわものどもが夢の跡」といった感じですか。。
これからも,そんな乱世を迎えず,子供達にはすくすくと元気に健やかに育ってほしいものです。
これまで守ってくれている兜飾りに感謝(^_-)-☆ み