みなさんこんにちは!TLCの角谷です。
今年度のチーム活動が始まり、大会主催者からもダカールラリー2022大会について、サウジアラビア1ヶ国で開催するという発表がありました。
そんな中、先日我々もコロナ感染対策を万全にしながらの国内トレーニングを実施!
福岡トヨタ自動車様の新人メカニック【穴見 直樹(アナミ ナオキ)メカ】も参加して、ラリーに必要なスキルを先輩メカの中武メカからレクチャーされました。
いったいメカニックたちは、どんな作業をやっているのか?少しご紹介させていただきます!
今回のレクチャーは「毎日必ずやるルーティン作業」についてのレクチャーです!
簡易的な点検作業かも知れませんが、メカニックたちの鍛え抜かれた目線でチェックが入りますので、この作業無しにドライバー&メナビゲーターは安心してクルマに乗ることはできません!
それほど、重要な作業となるので、一番最初に学ぶことになります。
作業エリアは、大きく3つのパートに分かれています。(①エンジンルーム②ブレーキ及び足廻り③下廻り)
作業する順序や誰がどこを担当するかは、号車ごとのリーダーメカ(前回大会だとペドロとパスカル)が決定するそうです。
(クルマのダメージ具合や交換部品の在庫状況から判断)
①エンジンルーム
(1)油脂類の確認
(2)ラジエター及びクーラーコンデンサーの状態
(3)テンショナー、Vベルト、プーリーの動作確認
(4)エンジン周辺への漏れ跡など確認
(5)エアクリーナー清掃(または砂が多ければ交換)
(6)砂(埃)が多ければ入念にエアブローで清掃
②ブレーキ及び足廻り
(1)ジャッキアップさせ、ベアリング、ラックなど取付部位にガタが無いか、揺らして確認。
(2)ブレーキの引きずり状態(異音)の確認
(3)タイヤ、ホイールを取り外し、内側の状態を確認
(4)ショックアブソーバーの状態を確認
(5)ブレーキ(パッド、ブレーキホース、ローター、キャリパー)の状態を確認
(6)砂が多く噛んでいるので、しっかり清掃
③下廻り
(1)アンダーカバーを外し、エンジン下部のオイル漏れ、損傷などを確認
(2)岩などにヒットして、損傷または変形部位がある場合、周囲も含め確認する(衝撃が波及して別部位に影響がないか確認)
(3)ロアコン、アパコン、ラテコンなど足廻り下部の油脂類の漏れなど確認
3つの共通作業としては、「ゆるみ」「ガタつき」「損傷」は必ず確認し、足廻り・下廻りは増す締めも実施→黄色ペンでマーキングする。
以上がルーティーン作業として毎日かならずやることで、トラブルが起きて帰って来た日は、プラスの作業が入ります。
翌日のスタートに間に合わせなければならないため、迅速、且つ正確に作業することが求められるメカニック!
肉体的にも精神的にも強くないとできないですね!大変ですが、是非頑張って欲しいです!
最後まで観ていただいてありがとうございました。
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