Team Land Cruiser TOYOTA AUTO BODYのブログ

ラリー参戦活動の模様や、その他関連情報をお届けします。

ランクルのふるさと吉原工場の皆さんともっといいランクルづくり!

2022-04-01 16:40:30 | 活動情報

こんにちは、TLCの三浦です。

今日から新年度になりましたね!今日は入社式で、出社時にとても元気な新入社員の姿を見て、

気づけば入社も随分前の出来事になったなぁと思ってしまいました(笑)

 

今週月曜はランドクルーザーシリーズを製造するトヨタ車体吉原工場の皆さんと

愛知県豊田市にある『さなげアドベンチャーフィールド』のオフロードコースを走ってきました!

(※撮影時のみマスクを外しています)

 

これは、吉原工場でランクルの製造に関わる皆さん自身の発案で、作り手としてランクルの悪路走破性や

使われ方をリアルに体験し、理解を深めることで、もっといいランクルをユーザーさんに届けたいという

想いから企画されたものでした。ここに私たちTLCも一緒に参加させてもらいました!

 

用意されたクルマはランドクルーザー300 GR SPORTとLX600シリーズの開発評価用車両に加えて、私たちのラリーマシン!

皆さんそれぞれの手で実際にハンドルを握って悪路にチャレンジしたり、ラリー車両の走行も同乗で体験してもらいました。

笑顔の中にも真剣な表情があり、製造に関わる皆さんのプライドを感じる瞬間も多々ありました。

LX600シリーズで本格オフロード走行!

来年にはダカールデビューを迎えるランクル300 GR SPORT

走って意見を交換し、お互いに感じることの違いを確認しながら理解を深めて深めていきます!

 

印象に残ったのが、『この環境(悪路)で高い性能を出すためには、自分たちの仕事の品質が完璧でなければならないと

よくわかる。ランクルの品質基準が高いのは、本当にそれが必要だからと身体で分かった』、『クルマを信頼できなければ

走れないと思った』というリアルな言葉の数々。クルマづくりは製造現場でもラリーでも本質は変わらないと強く実感する

シーンでした。

会議室ではなく、現場でディスカッション!最高です!

 

そして、僕自身の勉強になったのは評価ドライバーの皆さんとの運転トレーニング。

お互いに交代で運転し、何度もコースを走り込みながら互いに意見を交換していきました。

皆さんは私に教えてほしいと言ってくれましたが、僕自身が教えられることがたくさんあるというお話をしました。

品質評価を行っている評価ドライバーの皆さんと、モータースポーツとして競技を行っている私はお互いに異なる目線を持っています。

速い遅いという尺度ではなく、違う目線でのドライビングをお互いに知ろうとし、伝えようとすることで切磋琢磨し、成長に繋げられると思いましたし、

皆さんに負けないようもっと自分自身鍛えていかないと!とモチベーションも高まる時間でした。

交代でハンドルを握り、お互いのドライビングの違いを感じとっていきます

吉原工場の評価ドライバーのお二人と!

 

今回のイベントを企画し、声をかけて頂いた皆さま、ありがとうございました!

感染防止にも安全にも十分な配慮していただいたおかげで

ドライビングに集中し、たくさんの学びを得ることができました!

 

最後に約束した

吉原工場の皆さんはランクルへの『誇り』と『愛着』を持ってクルマをつくり、

ぼくたちはその『誇り』と『愛着』を背負ってダカールのゴールを目指す。

そうやって一緒にもっといいクルマづくりにチャレンジし続けていくこと。

絶対に忘れません!


ダカールラリー2022報告書・映像BD・ポスターが完成しました!!!

2022-03-28 18:00:00 | その他ご案内

皆さん、こんにちは。

TLC事務局の加藤です!

 

桜がきれいな季節になりましたね!

昨日、お天気がよかったので、家の近所で散歩がてらお花見してきました!

 

さて、2021年度も残すところわずかですね!

先日24日(木)に実施したTLC LIVE内で三浦ドライバーからも

紹介させていただきましたが、ダカールラリー2022の活動報告書、

映像を収録したBlu-rayディスク(BD)、ポスターなどが出来上がってまいりました!!!

 

いつもTLCを応援してくださるファンの皆さまにもぜひご覧いただきたく、

TLC公式ウェブサイトでは、報告書、BD、ポスターの3点セットを9名の方

プレゼントをさせていただく企画を実施中です!!

3月31日(木)までの応募期間になりますので、ぜひご応募ください^^

 

応募はこちらから

 

報告書とBDの表紙

 

報告書とBDの裏表紙

 

14年間活躍してくれたランクル200への感謝の気持ちを表したポスター

 

TLCの思いがたくさん詰まった活動報告書やBDはイベントでも

配布をする予定です!

 

イベントを実施する際は、皆さんにウェブサイトやSNS等で

お知らせしますので、ぜひお越しくださいね!!!

 

また、映像の上映会も企画中です!こちらも決まりましたら、

皆さんにお知らせします♪

 

なお、報告書は3月31日からウェブサイトにも掲載する予定ですので、

ぜひご覧ください!

 

来年度も、皆さんにモータースポーツ・クルマ・ランクルの魅力をお伝えできるように、

色々企画をしてまいります!!!

引き続き、TLCへのご声援を宜しくお願いいたします☺

 

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2023ダカールに向けてスタート

2022-03-18 16:07:18 | 活動情報

大変ご無沙汰しております。TLCの三浦です。

まずは先日の東北地方の震災による被害を受けられました方々へお見舞い申し上げます。

一日も早く日常が戻ることをお祈り申し上げます。

 

さて、LC200でのラストランとなったダカール2022を終え、早2か月余りが過ぎました。

来年度に向けた活動準備はもちろん、デビューを控えたLC300ラリー車の開発テスト、

そして、LC300のデビューウィンに向けた私自身のスキルアップのために北米でのレースに参戦してきました。

 

LC300の開発テストは2月下旬、フランスのトゥールーズ郊外のオフロードコースでテストを行ってきました。

日本では信じられないと思いますが、なんとオフロードで1週5㎞以上の周回を取れる大きなコースです。ストレートも

2㎞近くにおよぶ超ロングストレートを飛んだり跳ねたりしながら進むコースです。

開発テストは苦労もありましたが、エンジニア、メカニックが夜中まで何度もリセッティングして

くれたおかげで、LC300ポテンシャルの高さを感じることができました。本当に楽しみです!

まだまだ課題もありますが、伸びしろがあると考えるとワクワクします!

次回からは耐久テストに入ります!これから直面する困難もたくさんあると思いますが、

このLC300との対話を楽しみたいと思っています!

 

そして、フランスでのテストを終え、直接アメリカのネバダ州に渡りました。

カジノで有名なラスベガスで開催されるMint400に参戦するためです!

北米で最も歴史のあるオフロードレース。第一回は1968年と、なんとダカールよりも長い歴史!!

今回のレース参戦はTLCのパートナーでもあるTOYOTIRESさんのサポートにより実現しました。

写真はスタートセレモニー直前の様子です!ダカールとは違う雰囲気のマッスルなマシンが

勢ぞろい!今回、私はトロフィートラックスペックというカテゴリーのマシンに乗らせてもらいました。

完全なるレーシングプロトタイプマシンですが、市販車ベースではないレースカーに乗るのは

人生初体験!久々に緊張しました(汗

とはいうものの、北米大陸をトヨタのマシンで走るという一つの夢が叶った瞬間でもありました。

迫力あるトヨタタンドラのフェイスをしたマシンが今回の相棒でした!

 

チームはテストを含め、全員でベストを尽くしましたが、残念ながら結果はマシントラブルによる

リタイアとなってしまいました。応援いただいた皆さんには、ごめんなさい。。。

僕自身も悔しいですが、レースにはこういう結果もあります。この結果を受け止めてレベルアップを

目指したいと思っています。

 

全体の完走率は40%程度というとても過酷なレースとなりましたが、世界にはまだまだ過酷な道があるということ、

そして、オフロードカーの性能の可能性、より速く走れるオフロードマシンをドライビングしたことによる新たな発見など

とても貴重な経験を積む場になったことは間違いありません。

 

この経験をダカール2023に活かしていくとともに、

またチャンスがあれば北米へのリベンジに行きたいと思います!

 

最後になりますが、4月以降は全国各地のイベントにも参加する予定を検討中です!

皆さんにお会いしてオフロードモータースポーツの楽しさをお伝えできる日がくることを楽しみにしています。

 

 

 


とあるダカールの1日

2022-02-17 17:30:00 | ダカールラリー2022

みなさんこんにちは!

 

TLCの角谷です。

ダカールラリー2022大会が終わって丸っと1か月が経過しました。

たくさんの方々に応援いただき、お陰様で市販車部門で9連覇達成することができました。

チーム一丸となって勝ち獲ることができ、本当にうれしい気持ちでいっぱいです。

 

そんな22ダカールを終えましたので、今回は少し視点を変えて、競技以外の生活について、少しお話したいと思います。

 

私たちは、サウジアラビアに着いて数日はホテルで生活しますが、競技が始まるとビバークでのテント生活が始まります。

ビバークでは、大会関係者と競技者併せて2500名ほどの人々がバブル方式で隔離されたエリアで生活します。

(画像はお借りしております。)

 

食事は、ケータリング(簡易レストラン)がビバークにはあります。

食べ物のイメージは、飛行機の機内食といった感じです。

 

なかなか野菜などが摂れないので、各自がコンディションを崩さないように気を配ってます。

三浦DRは「青汁」を毎日摂取して、足りない分の栄養素を補ってます!

 

ステージによっては、トラブルで夜遅くラリー車が帰ってくることもあり、食事がケータリングで摂れないことも・・・。

そんなときは日本から持参したカップ麺で、空腹をしのぎます。

日本の味が恋しくなるラリー終盤は、とても汁物は身体に滲みますね

 

そしてメカニックたちは、朝いちばんにラリー車の作動確認などチェックし、選手たちを送り出します。

 

こんな生活を送っているビバークから、競技するスタート地点まで実は意外に遠いのです。

ステージによっては300km、長いと500kmほど離れた場所からスタート地点になることもあり、選手が一番先に出発することも多いです。

(※もちろん、ビバーク近くからスタートになるステージもあります)

 

見送り後、メカニックやスタッフたちも次のビバークまで移動します。

サウジの道路を、一般の方に混ざって移動します。

都心部を離れると、たまに野生のラクダたちに遭遇することも珍しくありません。

 

監督の私は、マネージャー機と呼ばれるプロペラ機で移動しますが、実は私飛行機が苦手です。

しかし、このプロペラ機に乗らないと、次のビバークには行けないので、毎回我慢して乗ってます。

一度、機内から窓の外を見たとき、プロペラ近くのネジが外れかかっていたのに気づき、飛行中ずっと祈ってました。

クルマも飛行機も整備は大事なことを身をもって感じました。

(※スマホで動画とって、着陸後すぐに主催者に報告!「You are Lucky!」と笑顔を返してくれましたが、嬉しくなかったです。)

 

また、競技が終了して戻って来ても選手たちはすぐには休めません。

チーム帯同のカメラマンにインタビューを受けたり、主催者から受けることも多々あります。

 

そのあとは、その日のステージの状況をチーフメカニックのフィフィに報告!

フィフィは、選手がクルマを壊して帰ってくると、とても怒るので報告のときは緊張感が漂います。

写真の三浦DRの顔でクルマのダメージ具合がわかりそう・・・。

 

そして、メカニックは何をするかというと・・・意外にもまずは洗車!

クルマが汚れていると、亀裂やオイルの漏れなどが発見しにくいので、まずはキレイにしてから点検→作業となります。

※ちなみにクルマの下廻りが白く塗装されているのも、故障個所(亀裂、オイル漏れ)をわかりやすくするための工夫です。

 

点検が終われば、チーフメカから、リーダーメカへ指示が飛び、その後ほかのメカニックへ!

部品の在庫数やオイルやタイヤもカミオンに積まれている量しかないので、勝手に交換すると大変!

パーツマネージメントもダカールではとても重要なことなんです。

必ずチーフメカから指示があるまでは、作業は開始しません。

また、各号車に3名ずつメカニックが担当としてますが、担当している自分のクルマしか触りません。

もう片方のクルマを手伝うと、作業した履歴がわからなくなるので、混乱が生じるため緊急時以外に手伝うことは決してありません。

 

たまに見る光景ですが、メカニック達は言葉だけでは伝わりにくい時地面に画を書いて説明することも!

こちらもダカールならではっといった感じですね。

 

最後は就寝について!

基本テントを張って、中にベッドと寝袋を入れて寝るのですが、あまり寒くないときはテントを張らずに寝ることも

 

決してテントを張るのが面倒だからではなく、ビバークは町から外れた場所にあるので、作業が終わりライトが消えると

日本ではなかなか観れないほどの星空を眺めることができます。

キレイな星を観ながら就寝するのも素敵なダカールの楽しみ方です!

 

 

以上が「とあるダカールの1日」となります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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お正月はダカール2022で!

2021-12-30 21:19:34 | ダカールラリー2022

みなさん、こんばんは。TLCの三浦です。

2021年も間もなく大晦日。今年もTLCへのたくさんのご声援、サポートありがとうございました。

私たちは28日に2022年大会の舞台となるサウジアラビアに入り、スタートに向け準備を整えています!

次回は元旦が大会開幕となるので、お正月はぜひダカールラリーを楽しんでいただければと思います!

↑2022年大会ルート。私たちは今地図の左端の街、Jeddahに滞在して準備をしています。

本格的なステージはHailから。ゴールはまたこの街Jeddahに戻ってきます!

 

昨日は郊外に用意された特設のステージでマシンのシェイクダウンを行ってきました。

マシンは調子よく仕上がっていますが、道はシェイクダウンにも関わらず、なかなかの

荒れっぷり!2022年大会も間違いなくタフなステージとなるでしょう!でも、タフであれば

あるほど、ランクルが生き生きと走れるステージだと思って、楽しみながら走りたいと思います!

 

こちらは、メカニックチームが使用するアシスタントカー!TLCのパートナーの1社である

サウジアラビアのトヨタ車を扱うディストリビューターALJさんからLC300 GR SPORTを

お借りしました!メカニックもこのクルマには大注目です!

こちらもアシスタントカーの1台。元ラリー車をアシスタントカーに改造したクルマです。

これは個人的にも思い入れのあるクルマ。なぜなら僕がドライバーデビューで参戦した

モロッコラリー2015で自身がドライブしたマシンがベースだから!このクルマもこの

2022年大会がラストランです!

 

そしてこちらのアシスタントカーは欧州で販売されたハイエースがベース。日本では

グランビアの名で流通したモデルです。20人が2週間移動するための荷物は膨大な量ですが、

このクルマが次のキャンプ地へと私たちの荷物を届けてくれます!4駆なので、ビバーク内の

オフロードもグイグイ走ってくれる心強い相棒です!

 

さて、いよいよ明日は車検を迎え、明後日がスタートです。

大会の模様は以下のリンクからお届けしますが、それに先立ち、明朝31日7:45頃、

東海圏のFM放送局ZIP-FM(FM77.8 )のハイモニ!に電話出演させていただきます!直前のチームの様子を

私からレポートさせていただく予定です。radikoタイムフリーからもご視聴できますので、ぜひご視聴ください!

 

それでは、皆さん良いお年を!

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