現在日本では3人に1人が何らかの形の「うつ」と言われており、もはや特別なものではありません。
いつ、誰が、「うつ」の症状に陥ってもおかしくないのです。
(ホラ、コレヲカイテイルボクダッテ、、、)
「うつで人は豊かになる」が出版されました。
著者は、「うつ」をはじめ統合失調や社会不適応を、ストレスの立場から30年以上も研究し治療の実践を続けてこられた生井隆明先生。
すでに3万人以上の患者さんを診療し回復させてきた実績の持ち主!
なんといっても、アフガニスタン戦争孤児のPTSD治療活動をされているすごい方です!
大柄な体に柔和なお顔、武道や修験道を若いころに修行されました。
ストレス障害者のリハビリ施設「奥多摩ふれあい農園」での15年間にわたる活動を経て、現在は生井ストレス科学研究所を運営。農園での経験から薬膳カレーを編み出されました。
人間の食と生活と体のリズムが、いかに重要なもので、心と密接なのかを探求されています。
「やらなきゃならないのはわかっているけど、、、できないよーぅっ、、、」
「どうしよう、どうしよう、、、ああーっ、どうしようっ、、、怖い、、、」
「どうしちゃんだろう、こんな簡単なことも決められない、、、僕には出来ない!」
うつになると、ほんの簡単なことが出来ない・決められない、自信が持てずに堂々巡りをし、起こりそうもないことありそうもないことに脅え、神経回路がオーバーヒートして疲れ果ててしまうのです。
人生にストレス(葛藤)があるのは当たり前。ストレスには、体のストレス、心のストレスがあり、それぞれに善玉ストレスと悪玉ストレスがある。
最初は単純なストレスをいつの間にか、自分自身で悪玉の心のストレスだと捉えてしまった。
であれば、まずは体のリズム、早起き・発声呼吸・軽運動から始めて、徐々に心の善玉ストレスを増やし、最後には「きっかけとなったストレス」に視点を広げて「認識」を変える。
それが本当の「うつ」の治療であり完治。
そして「うつ」になっていろいろなものの見方、弱者の心がわかったなら、自然に自分の人生と周りの人々に感謝の気持ちが起き、自分の世界が広がる。だから、「うつ」を経験して、ひとは人生が豊かになるのです、と生井先生は語ります。
『「うつ」というのは神様が「おまえ、それでいいのか」と頭をコツンとやるような一撃、幸福への入り口なんです。
「うつ」になった原因を探り、人生にストレスあるのが当たり前との考えにたてば、原因の不快・不安・不満の認識を自分で変えることで、薬に頼らずに、自分で治すことも出来ます』
本書ではそのほか、10に分類されるさまざまな「うつ」の類型、それぞれの類型からの対処法、「うつ」なったらどうするか、具体的な「うつ」からの脱出事例を豊富に解説しています。
以前は大してこだわらなかったのに、不快なことでも律儀に必死にもがいている、あなた。
自分を取り巻く世界が突然変わったかのように、自信がなくて怖くて仕方がない、あなた。
転ばぬ先の杖、抑うつ気分でなくても、不快・不安・不満なあなた・自分の環境に感謝の気持ちが持ちにくいあなたは、この本、必見です。
●ヴォイス社
http://www.voice-inc.co.jp/book_last.aspx?GD1CD=0&GD2CD=0&GD3CD=9&GDCD=6450&GDSCD=0
●アマゾン
うつで人は豊かになる
● 生井ストレス科学研究所
http://park22.wakwak.com/~namai-stress/stress/migi1.html
(とおちゃん)