電子書籍プロジェクト,はじめました!

電子書籍の出版にトライしている,ある印刷会社のブログです

ピアノソナタ「月光」による朗読劇 月光の夏が電子書籍になりました。

2007-08-16 08:02:04 | 弊社制作物紹介

8月の終戦記念日までには発売したいと思っていましたが、漸く8月9日「電子書店パピレス」に掲載されました。
http://www.papy.co.jp/act/books/1-110987/

 佐賀県鳥栖市――。戦後45年のこの年、鳥栖小学校の古いグランドピアノが、廃棄されようとしていた。かつて教師をしていた吉岡公子は、そのピアノに忘れられない思い出を秘めていた。ピアノを平和のねがいの証しとして保存しようというねがいから、公子は全校朝会で生徒たちに思い出を語る。
 太平洋戦争の末期の昭和二十年、沖縄戦たけなわの初夏のある日、音楽を愛する学徒出身の特攻隊員ふたりが学校に駆けつけ、今生の別れにベートーヴェンのピアノソナタ『月光』を弾き、沖縄の空へ出撃していった。愛する者とふるさとの山河を護るために死のうと誓いあった彼らの前途には、過酷な命運が待ち受けていた。
 ふたりのその後と真相の謎を追う取材者の前に、知られざる特攻の闇が浮かびあがる……。

 実話をもとに小説が書かれ、映画化されて大ヒットし、テレビ放送に、舞台劇にと繰り広げられてきた『月光の夏』の物語を、著者によって、もっとも簡潔に、新しい朗読劇にまとめられたものです。ピアノソナタ『月光』のピアノ演奏とがおりなして、新機軸のライブ・ステージを創りだします。名曲の調べとあいまって、映画をも超える深い感動をもたらし、多くの感涙をよんで好評を博しています。上演台本としてだけでなく、読み物として読みやすく、朗読・音読する本としておすすめです。

 また、今「劇団東演」にて朗読劇『月光の夏』を公演中。朗読劇『月光の夏』は、単なる朗読とは違います。ベートーヴェンのソナタ「月光」のピアノ演奏と<ドラマリーディング>がおりなす、 新機軸のライブ・ステージです。
http://www.t-toen.com/

(ターマン)

オーディオドラマ『兄と弟・広島に生まれて』がNHK FMラジオ放送で放送されます。

2007-08-02 17:02:05 | 注目イベント!
以前「月光の夏」で紹介した毛利恒之さんが作ったオーディオドラマ『兄と弟・広島に生まれて』が、今週の土曜日8/4、22:00~22:50にNHK FMラジオ放送で放送されます。

実在の兄弟を描くドキュメンタリードラマ。
兄・片山日出雄氏は1919年【大正8年】広島生まれで元日本海軍大尉。
冤罪にもかかわらずBC級戦犯として処刑される。
13歳違いの弟・片山昇氏は1932年【昭和7年】広島市で生まれ、昭和20年13歳で被爆する。
今年75歳。戦争の加害者として処刑された兄、原爆の被害者として戦後を生きた弟、対照的な兄弟の悲劇を描き、戦争の愚かさを訴えると共に平和を希求するドラマとしたい。

片山昇氏(75)が語りだす、『兄と最後に交わした言葉の謎が、今でも気にかかるんですよ』1945年【昭和20年】9月、終戦処理のため故郷・広島の家に立ち寄った日出雄(26)は昇(13)に、「昇、俺は死なないよ」と告げる。
それが兄との今生の別れであった・・・。

http://www.nhk.or.jp/audio/prog_fm_future.html


(ターマン)

NEC本社ビルで、「東京ホームレス会議」を聴講しました。

2007-08-01 10:02:59 | 出会いに感謝!
7月25日(水)、NEC本社ビルで、「東京ホームレス会議」を聴講しました。

ホームレスと言っても、なにもしないでふらふらしていないホームレスではなく、ビッグイシューで自活しようと立ち上がったホームレスの「ビッグイシュー販売員の定例会議」。

「ビッグイシュー」は、ホームレスの人しか売り手になれない雑誌です。

第一部の「ホームレスになった経緯」を聞いていくうちに「炊き出し」で、生活が成り立っていたり、それをお土産としてもって帰れたりと、「炊き出し」カレンダーまで存在することには驚きました。
意外に「食」に関しては、充実していると感じました。

ライフラインである水道・ガス・電気は、基本的に必要としないようです。
ただ今回集まったホームレスの方々は、ビッグイシュー販売員であり収入があるため、他のホームレスに比べ、大変清潔にされておりました。

ホームレスになった経緯もそれぞれで、連帯保証人だったり、建設業の不況だったりと私たちも何時ホームレスになってもおかしくないと、つくづく感じさせられました。

「お金」と「住居」が無いことだけでは、実はホームレスにはならない。
+「人間関係」が無くなった時に、初めてホームレスになってしまう。とういう話が印象的でした。

第二部の「ビッグイシュー販売員の定例会議」は、仕事に対する意識を高める内容でした。

首都圏を中心に、各自地域の販売員の創意工夫が紹介され、頭にプロペラの付いた帽子を被ったり、販売先に風鈴を飾ったり、折り紙を折ってプレゼントしたりと…

今回、「東京ホームレス会議」を聴講して
多くのボランティアに支えられて、活動していることに驚かされました。


(ターマン)