8月の終戦記念日までには発売したいと思っていましたが、漸く8月9日「電子書店パピレス」に掲載されました。
http://www.papy.co.jp/act/books/1-110987/
佐賀県鳥栖市――。戦後45年のこの年、鳥栖小学校の古いグランドピアノが、廃棄されようとしていた。かつて教師をしていた吉岡公子は、そのピアノに忘れられない思い出を秘めていた。ピアノを平和のねがいの証しとして保存しようというねがいから、公子は全校朝会で生徒たちに思い出を語る。
太平洋戦争の末期の昭和二十年、沖縄戦たけなわの初夏のある日、音楽を愛する学徒出身の特攻隊員ふたりが学校に駆けつけ、今生の別れにベートーヴェンのピアノソナタ『月光』を弾き、沖縄の空へ出撃していった。愛する者とふるさとの山河を護るために死のうと誓いあった彼らの前途には、過酷な命運が待ち受けていた。
ふたりのその後と真相の謎を追う取材者の前に、知られざる特攻の闇が浮かびあがる……。
実話をもとに小説が書かれ、映画化されて大ヒットし、テレビ放送に、舞台劇にと繰り広げられてきた『月光の夏』の物語を、著者によって、もっとも簡潔に、新しい朗読劇にまとめられたものです。ピアノソナタ『月光』のピアノ演奏とがおりなして、新機軸のライブ・ステージを創りだします。名曲の調べとあいまって、映画をも超える深い感動をもたらし、多くの感涙をよんで好評を博しています。上演台本としてだけでなく、読み物として読みやすく、朗読・音読する本としておすすめです。
また、今「劇団東演」にて朗読劇『月光の夏』を公演中。朗読劇『月光の夏』は、単なる朗読とは違います。ベートーヴェンのソナタ「月光」のピアノ演奏と<ドラマリーディング>がおりなす、 新機軸のライブ・ステージです。
http://www.t-toen.com/
(ターマン)